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3/11(土) また、写真展をハシゴする。

パストレイズで萩原義弘「SNOWYⅡ」を再度見る。前回はパーティ間際でゆっくり見ることができなかった。
じっくりとプリントを見る。木々の枝が背景から浮かび上がってくる。雪の上に動物の足跡があるのもいい。ほしいなと思う作品が3点あった。建物を正面から撮ったもの。木々の枝。建物の中から林を撮ったもの。

コニカミノルタプラザ
 大浦タケシ「盆地~もうひとつの記憶」
 濱田光俊「嗚呼、下総流山紀行」
 城野征悦「故郷彷徨」
3つともふるさとだ。自分の故郷や家族を撮った写真展が、若い人からベテラン、年配まで増えているような気がする。記念写真も含めて自分の周りを撮ることは写真を撮ることの原点だとは思うけれど、そればっかりというのもね・・・

ニエプスで若林泰子「sound of silence」を見る。
相変わらず独特の視線だ。印画紙をバライタにしたせいか、黒が落ち着いて見える。シャドー部分の存在感が重要な写真だと思う。

銀座・月光荘でやっている「エゴサイス・グループ展」のパーティに出席する。
仲間の写真展でパーティがあるときは、できるだけ最初に行って見るようしている。パーティのときにはじっくり見ることもできないし、一度見ていれば気になる作品について話もできる。
グループでやっているとはいえ、各自が独自色を出しているのがいい。自分なりの基準を持って作品づくりをしているのがわかる。
師匠も言っていたが、鬼海さんや横木さん、赤城さん、中藤さん、タカザワさん・・・と写真家の方などが何人も見に来られて、・・・・・・うらやましいぞ。
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# by pprivateeye | 2006-03-11 21:54 | Comments(2)

森谷修「銘機浪漫」

そろそろマンネリかなと思っていた枻文庫から出た新刊「銘機浪漫」(森谷修)はツボにはまった。
取り上げているカメラがハッセル、ライカ、ローライ。あまりにも一般的だ。だが作者はこのカメラが大好きで大事なのがよく伝わってくる。

森谷修という写真家の写真展を昨年11月に目黒にあるギャラリーコスモスで見た。SWCで撮られたバリ島の写真だ。普通のバリを、38mmを振り回すわけでもなく、ていねいに撮っていた。プリントもきれいだった。
本人も、SWCを使うときはいかにもという写真にならないように気をつけている、と話していた。

今回の本にはそのときの写真も掲載されていて、SWC撮影必勝法なんてのも載っている。プリントのことも書いていて最初に、「ストレートプリントはかっこいい。プリントのときに余計なことをしなくても、いい写真ってことだから。」とある。なかなか奥の深い言葉だ。
そして締めのセリフは、「プリント作業は、……、自分の想いと仕上がった写真の溝を埋めていく作業なのだと思う。」。勇気付けられる言葉だ。

以前に、SWCにモータードライブがついたものがあると師匠の記事で読んだことがあるが、そのSWCE(!)の写真が載っている。そしてそれを仕事に使っているらしい。
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# by pprivateeye | 2006-03-11 21:17 | Comments(0)

祝! 「SFマガジン」600号

たまたま書店で「SFマガジン」を見つけ、ずいぶん厚いので(2.7cm!)、また何かの特集かと思って手に取ったら創刊600号記念特大号でした。

「ミステリ・マガジン」もそうだけれど早川書房の雑誌は書店に置いてある数が少なく、こんな特別な号を買いそびれると、ほとんど入手できなくなる。写真集と同じで、見つけたときが買い時。そのせいもあって学生の頃はこの2冊には少し高級な感じを持っていた。

今月号の表紙をめくると、連載コラムMy Favorite SFで、小川一水が小松左京「日本沈没」を取り上げている。そのなかで、“小松左京的な愛国心が好きだ。 ・・・・・・ 侵略に対抗して団結する心ではなく、あまりにも広い外界に出たとき少しだけ振り返って安らぐ心、それが小松さんの愛国心だ。”と書いている。
そう、そのとおりなんだよ。小松左京の小説の底辺にはその‘少しだけ振り返って安らぎたい心’が決して女々しいものではなく、肯定的に描かれている。それは優しさと言っていいかもしれない。だから読み終えて投げ出したくなる小説はない。

で、この「SFマガジン」をパラパラ見ていたら急に恩田陸の小説が読みたくなり、読み始めたばかりの87分署シリーズ「歌姫」をストップして、「ライオンハート」を購入、すぐに読み始める。
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# by pprivateeye | 2006-03-09 20:34 | Comments(0)

上田義彦が家族写真

師匠もお気に入りの写真家・上田義彦が、来月、家族写真集「at Home」を出すらしい。
結婚後13年間に撮りためた家族の写真が3,000枚!
楽しみだ。
しかし、モデルの桐島かれんが奥さんだったとは知らなかったぁ。
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# by pprivateeye | 2006-03-08 12:19 | Comments(5)

再び、恩田陸

ただいま「小説以外」、読書中。
読んでいてなじみのSFの名前がでてきたりして、あぁ仲間だ~と思ったりしている。

SF評論家の大森望が恩田陸についてネットに書いていた。(書いたのはかなり以前か)
・恩田陸の小説には、読者をして「この作者はオレとおなじ血が流れているとか」とか、「彼女はわたしの同胞(ピープル)だ」とか、強烈に思いこませる力がある。
・恩田作品は、読者がかつて好きだったものに対する記憶を刺激する。

そのまんまだ。

これを読んでいて思い出したのが山尾悠子のことだ。
彼女が「ラピラズリ」を刊行したときの大原まり子の評。
・23年の空白があってもなお、出版界からも読者からも忘れられない、稀有な作家が存在する。

SFファンとは心優しい人たちだと思う。
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# by pprivateeye | 2006-03-07 22:10 | Comments(0)

3/6(月) エゴサイス・グループ写真展「一瞬の交錯」

銀座の月光荘・画室2という画廊でワークショップの有志6名が写真展をやっている。
モデルを使った写真、夕暮れ時の物憂い感じのする地方都市のような港湾風景、アメリカやモンゴルのモノクロ写真、ヨーロッパ、家族、香港、埼玉、団地、etc. カラーもあればモノクロもある。バライタもあればインクジェットもある。

やっぱり好きなのはモノクロだ。それもバライタがいい。モノとしての写真、一個の製作物としての写真、形は平面だが彫刻と同じ存在感がある。
デジタルプリントはどうしても印刷物という印象が強い。一過性、あるいは仮のものとい感じがする。よく考えれば、デジタルのそのものはデータで、それはメディアの中にあるわけだ。

オーソドックスだが、きちんとカメラを構えて撮られた写真は見ていて安心感がある。落ち着いて見られる。カメラを上下にあまり振らず、垂直線がきちんと垂直に出ている写真が最近の好みだ。
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# by pprivateeye | 2006-03-06 21:18 | Comments(2)

写真家・広田敦子

お気に入りの写真家の一人、広田敦子さんが、月刊「カメラマン」3月号のカメラマン最前線で取り上げられている。
一昨年、再春館ギャラリーでやった写真展「水に向かう景色」を見て、気になる写真家の一人になった。今年1月にはUP FIELD GALLERYで写真展「traces」をやっていた。
しかし、「カメラマン」誌の取材はネコ写真家としてで、これらの写真展での写真についてはまったく触れていない。
彼女は「できるだけ個展をやっていきたい」と話している。ネコではなく、これまでの写真展のシリーズをもっと見たい。でも、福岡に引越したみたいだし・・・
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# by pprivateeye | 2006-03-05 20:15 | Comments(0)

3/4(土) 快晴だ。今日も写真展をハシゴする。

ツァイト・フォト・サロンで、先間康博「林檎 ニュートンもセザンヌも僕も」を見る。
リンゴ園でリンゴの樹を、順光で撮ったカラー写真。ツァイトのHPのキャプションには、写真に複数の視点を折り込むように・・・、とある。しかし、複数の視点を折り込むとはどのようなことかよくわからないので、その試みが成功しているのかよくわからない。
正直、最初に思ったことは、リンゴの実ってこんなに樹になるものなのか、という実に単純なことだった。でも、これはどういう写真なんだろうと考えながら見ていて、自分の写真のヒントになるようなことを思いついた。

銀座ニコンサロンで、鬼海弘雄「ぺるそな」を見る。
浅草でのポートレートシリーズで、「王たちの肖像」や「や・ちまた」など以前のものから「PERUSONA」のものまで約20年間と撮影期間は長いが、その姿勢はほとんど変わっていない。偉大なる継続と言っていいかもしれない。
作者は、ひとがひとにもう少し思いを馳せ、興味を持てば、……互いに少しは生きやすくなるのではないか……、と書いている。
買いそびれてから見当たらなかった「東京迷路」を入手できたのはラッキー。

青山のラユンヌ・ギャラリエ(ハナエモリビル5F)で、「NY次世代のアートフォトグラファー24人」を見る。
あわあわしい写真はない。雰囲気で撮りました、あるいは雰囲気をとりました、という写真はない。どの写真もしっかりしたコンセプトがあり、それはどこかで人間につながっているような気がした。
大半がカラー写真で、モノクロは3名。そのうちバスの車窓から見える人の顔を撮った作品が、プリントのザラザラした感じも含めて印象的だった。

Za Gallery 有明で、鈴木光雄「sakura」を見る。
以前ブックで見せてもらった桜の枯葉の写真。今回は小全紙の大きさだ。見れば見るほど引きつけられる。目が飽きない。
スモール・サイズのプリントを購入する。
オープニングパーティがあり、参加させてもらう。2B関係者数名やってくる。
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# by pprivateeye | 2006-03-04 23:47 | Comments(0)

パストレイズで、萩原義弘「SNOWYⅡ 2001-2005」を見る。

今日、オープニングパーティのようだった。関係者でもないので、早々に退散する。
タイトル通り、廃坑の雪の写真。2年くらい前にアートスペース・モーターで初めて見たときよりも雪の量が少ない感じ。雪の色も少しグレーっぽかった。
もう少しゆっくりと見たかった。

ここのギャラリーも相性が悪い。
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# by pprivateeye | 2006-03-03 20:44 | Comments(0)

3/2(木) 写真展をハシゴ

Rooneeで「ありがとう!SX-70~私のマスターピース」を見る。
これも最初、あわあわ写真かと思った。しかし、SX-70という非常に限定されたフォーマット(あるいは媒体)が主役だと気づいた。でも、いい写真とつまらない写真があるのも事実。
これをハッセルでモノクロで撮ったらなあと思ったりしたが、それはきっとそう思ってはいけないのだ・・・

ニエプスで、舩橋伸介「青梅エトランジェ」を見る。
ギャラリーに入って舩橋さんと顔を合わせると、一度お会いしたことがありますねと言うのだが、きょとんとしていると、師匠のポートレート展のときにお会いしたことがあります、と。しかしそれでも思い出せない。失礼しました。
ていねいに撮られた青梅の普通の日々が、ていねいにプリントされ、六つ切という小さなサイズで展示されているのを見ると、作者の誠実さが伝わってくるようだ(本当はどんな人か写真だけでわかるわけがないのだが)。

ロータス・ルート・ギャラリーで、有元伸也「如月」を見る。
今年2月に新宿で撮った、少し変な人たちの写真。全体にあまり統一感はないが、最近撮ったばかりという鮮度に意味があるのだろう。頑張って焼きましたというようなプリントもあった。

今日見た3つの写真展、サイズは違うが全部スクエア・フォーマットだ。正方形は落ち着いて見ることができる。むしろ正方形でフォーマットが破綻するような写真を撮るのは無理か。
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# by pprivateeye | 2006-03-02 21:59 | Comments(0)
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写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye
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