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石川博雄「花に咲いている時間」

銀座ニコンサロンへ行く。f0067724_21261669.jpg
モノクロで撮られた花。バックはコンクリート。花は全部切花。
四隅がボケッとしていたり、全体にふわっとした感じだったので古いレンズで撮られたのかと思ったら、キャノン、ニコン、コンタックスなどの24mmレンズで、最短距離、最小絞りだそうだ。35mmで全紙の大きさは厳しいのかな。
コンクリートを背景に花というのはいいアイデアだと思うが、中判でもっとシャープに撮りたいと思う。花をコンクリートにくっつけるより、少し離したほうがいいような気がする。
全体に中途半端な印象だった。

ブックファーストで『創造の原点 人が芸術家になるとき』(ステュディオ・パラボリカ刊)を購入。アーティストたちへのインタビュー集。写真関係では森村泰昌、やなぎみわが載っている。

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# by pprivateeye | 2006-06-01 21:37 | Comments(0)

グループ展vol.6 Favorite Moment

Workshop2Bの6回目のグループ展が、今日から渋谷にあるギャラリールデコで開催されている。
ひとりだけポップな感覚の作品があったが、全体的には落ち着いた感じ、辛口な言い方をすればおとなしい印象だ。濃厚な味という感じではなかった。
作品はモノクロとカラーが半々、プリントはデジタルがやや多い。
モノクロのコントラストが低めで、カラーも今風の色でこってりしたものではない。また、順光で正面から撮られたものもなかったので、ギラギラした印象がないのかもしれない。

作品を見ていて、自分自身の見方が、個々の作品ではなくそのシリーズ全体を見ていることに気が付いた。だからまとまったブックを見ていると、写真集を見ているような気分になった。あるいは、一点いい作品があるとこれを中心にセレクトした場合、どの写真を組み合わせるといいかな、という視点で見てしまったりした。

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ルデコへ行くときは必ず渋谷川を撮りたくなってしまう。
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# by pprivateeye | 2006-05-30 21:45 | Comments(0)

清里ヤングポートフォリオ・ツアー

ワークショップの写真仲間が、清里フォトアートミュージアムで開催中の「2005年度ヤング・ポートフォリオ展」を見に行くというので、それに同行させてもらう。
車で2時間強、清里は遠い。ミュージアムはペンションのかたまっているあたりを抜けてさらに林の中へ、駅からも遠い。

応募のあった中から、68名の作家、287枚の作品が展示されている。
ドキュメンタリーのものが多い。モノクロは4割程度。大半が大きな作品だ。
全体の作品を見て思うのは、写真には「記録」と「表現」のどちらも必要ということ。それと写真家が、なぜこの写真を撮るのかということに対して自覚的であること。

天気が良ければ八ヶ岳が見えたはずだが、雨模様で霧が出ていて視界が悪くて、残念だった。
ずっと車の運転をしていただいたSさん、ありがとうございました。
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# by pprivateeye | 2006-05-27 22:13 | Comments(0)

清洲橋の近く

SHUGOARTSで、米田知子「モノクロームの仕事 1996-2003」を見る。
知識人の眼鏡を通して見たシリーズを順に見ていくうちに、ヨーロッパということが頭に浮かんできた。
ブックにあった、カラーの「scene」のシリーズがわかりやすかった。言葉と写真で世界に線を引く(分割する)ということをやっているのだな、と思った。f0067724_21231414.jpg


隣のタカ・イシイギャラリーで、荒木経惟「色淫女」を見る。
モノクロ写真9枚を貼り合わせて、ペインティング。現代アートのパロディのように見える。
写真新世紀で怒って退席したが、この作品や花に色を塗って写真を撮ったりしていることとどう違うんだろう。モノクロ(=死、タナトス)に色を付けてエロスというのは屁理屈だ。


このギャラリーは倉庫会社のビルにあるが、隅田川の側、大好きな清洲橋のたもとにあるじゃないですか。

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# by pprivateeye | 2006-05-26 21:36 | Comments(0)

写真家のビューイング

5/23(火)夜、2Bで写真家のビューイング。師匠の言葉によれば、「作家にお金を支払って作品を見て、作家はお金をいただいて責任をもって作品を見せる行為」。

初回の今日は、普後均(ふご・ひとし)さん。
「暗転」と「Flying Frying Pan」のシリーズを見せてもらう。特に「Flying Frying Pan」は写真集のカット全部をその順に見せてもらい、圧倒される。
黒がきれいだ。見ていて思い浮かんだのが、築地仁さん。築地さんの写真はメタリックなものが多くモチーフの違いもあると思うが、築地さんのプリントのほうがエッジが立っているような気がする。

普後さんは、「言葉で、考える」ということを再三、話される。
実際にシャッターを切るときはそれまで考えてきた「言葉」にこだわるとそれ以上のものが写らないので、そのときは感性が優先する。
コンタクトプリントを何度も見て、何度もセレクトを繰り返すことでひとつのシリーズがまとまりを見せる。普後さんは、ひとつのシリーズをまとめるのにかなり長い期間をかけている。
写す際、あるいはまとめる際、場所的な要素はまったく加味しない。あくまでもコンセプトにそったカットが選ばれる。ただし、コンセプトを重要視しても、それを表面に押し出すわけではない。

コンセプトとは、シリーズのベースになる部分かと思う。しかし、そのコンセプトが見えないと、まとめられたシリーズそのものが理解できない、ということになろう。
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# by pprivateeye | 2006-05-24 10:26 | Comments(0)

ニコンサロン落選

先週応募したニコンサロンでの写真展は落選との通知が来ました。
簡単な講評がありました。

「テーマに対しての洞察と対象に向けられた真摯な視線に好感が持てました。しかし、意図されたテーマが具体的映像メッセージとして成立にまで至っていない点などが議論され、結論として今回は当ニコンサロンでの写真展開催を見送りとさせていただくことになりました。」

残念。次は「水影」をまとめてから、再挑戦だな。
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# by pprivateeye | 2006-05-22 18:55 | Comments(0)

マイケル・ケンナ×森山大道

青山ブックセンター本店で、マイケル・ケンナ写真集刊行記念スライドレクチャー マイケル・ケンナ×森山大道“北海道を語る”を聞いてきた。

あまり突っ込んだ話はなく、北海道に惹かれてこんな写真を撮りましたみたいな話。森山大道が「目撃」の写真のほうが「表現」の写真よりも時間的価値が長いと言っていた。だけどそんなに単純な二元論ではないでしょ、と思う。

写真のイメージからすると大きなプリントかと思っていたら、ツァイト・フォトサロンで見た写真は六つ切程度のプリントだった。なぜこんなに小さいのか、といったいじわるな質問をしようと思ったがやめる。

来年あたりに森山大道は北海道の写真を出すらしい。
進行役だった金子隆一の顔を初めて見た。
マイケル・ケンナ『IN JAPAN』、森山大道『写真よさようなら』(復刻版)を購入、それぞれサインをもらう。
青山ブックセンターの店員の段取りが悪い。
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# by pprivateeye | 2006-05-21 21:07 | Comments(0)

100点満点の60点

渋谷のライズXで「アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶」を、初日5/20初回に見る。f0067724_5551324.jpg
写真を見せながら、本人や周りの人が発言するという内容。周りの人で名前を知っていたのはジョゼフ・クーデルカ、エリオット・アーウィット、アーサー・ミラー。初めて見るジョゼフ・クーデルカは陽気な中平卓馬という感じだった。
映画の一番最初に、自分は現像の才能がない、撮影担当だ、みたいな発言がある。撮影のときの話や、ある写真についての分析といった場面はほとんどなく、全体としては突っ込んだ印象がない。カメラについての話はゼロ。ライカや、キャパ。マグナムもなし。
観客は年配の人が多く、渋谷の街からすると平均年齢は高い。カメラをぶら下げた人も何人かいた。

この後、新宿のシリウスに行く。
アンデルス・リスィング「キューバ Havanna & Habaneros」。
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作家のトークショーが聞け、ラッキー。スウェーデンの写真家で、4×5(ジナー)でハバナの建物や人々を撮っている。
大判のため、対象を正面からきちっと捉えて撮影している。キャンバス地にエプソンのインクジェットでのカラープリント。建物の内部など絵画のようだ。
横3枚に撮ったカットをフォトショップでつなぎ合わせた大きなパノラマ写真もあるが、その説明に篠山紀信のシノラマ写真にヒントを得たというようなことを言っていた。

プレイスMに行く途中、新しいギャラリーができていた。フォトギャラリー・キタムラ。オープン記念で竹内敏信の滝の写真が展示されていた。新宿御苑の隣だし、ネイチャー写真のギャラリーのようだ。

プレイスMでは、成合明彦「空を見上げた日」を見る。
尾仲浩二の新刊『GRASSHOPPER』と『In-between 3 ラトヴィア、スペイン』を購入。

f0067724_5561622.jpg帰り、新宿で雨に降られる。ヤフオクで、M2を外す。
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# by pprivateeye | 2006-05-21 06:01 | Comments(0)

グループ写真展「SQUARE BLUE」

四谷三丁目駅で降りて‘ゑいじう’というcoffee&galleryへ、ワークショップのメンバーのグループ展を見に行く。テーマは「四角い青」だそうで、スクウエア・フォーマットで4人それぞれ自分の写真を展示している。それが青というイメージから、きっぱりしたものを感じる。

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ポジで日の当たっているところに露出を合わせ、シャドーはつぶれてもいいという潔さ。

フレクサットとフォルテという東欧の組み合わせが、モノクロの伊勢崎町の裏通りと合っている。

夜明け前、街が動き出す前のモノクロ。しかし次に来るのは青空だと予想させる。

絞り、シャッタースピードを変えず、夕暮れ前から夜にかけて撮られた水辺の建物。タングステンのBlueが映える
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# by pprivateeye | 2006-05-19 21:58 | Comments(0)

三好耕三作品展「Tokyo Drive 東京巡景」

久しぶりに芝浦にあるP.G.I.に行く。三好耕三「東京巡景」、ネットで見たときは東京のスナップか、わざわざ田町まで行かなくてもいいかと思っていたが、8×10で撮られているとのことで最終日前日に行ってきた。

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行って正解だった。すべて8×10で撮られた東京の、少し目を引く町並み。それは、台東区日本堤にある老舗の天麩羅屋に並ぶ人たちだったり、荒川区東日暮里の鶯谷アパートメントの名前が残る建物に一筋の光りが射していたりする光景だ。なかにはスナップのようなカットもある。

8×10を大全紙にプリントしているので、拡大率は2.5~2.4。35mmフィルムは25mm×38mmなので、サービスプリントへの拡大率は3.56~3.34。つまり「8×10→大全紙」のほうが「35mm→サービスプリント」よりも情報の密度が高いことになる。
そんなことを考えてしまうほど、細かなとことまで見える。こんなプリントを見ると、写真ってすごいなと思う。

1Fには表参道にあった同潤会アパートの連作11点(小全紙)があり、6部限定でセット価格¥1,155,000でした。ちょっと高いので、代わりといってはなんですが、三好さんのモノクロの作品をまとめた『PHOTOGRAPH INDEX』というのを買いました。1ページに9~15点のカットが載っています。
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# by pprivateeye | 2006-05-18 21:35 | Comments(2)
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写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye
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