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モノクロの写真展2つ

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2019年6月23日(日)

◆飯田鉄写真展「球体上の点列」 第一期「揺らし箱」、Alt_Medium
1970年前後、作者20代前半に撮られた作品。今回は路上スナップ中心のセレクト。ほとんど未発表とのこと。この展示のために新しくプリントしたとのことだが、ネガが加水分解で劣化した状態が多くあったらしい。デジタルも不安だが、銀塩も怪しいということか。路上スナップの作品の場合、時代の変化を読むのが楽しいことが多い。個々の作品について飯田さん自身から、ここの建物はね…、この女性の服装はね…、と楽しそうに解説してもらったし、他の人にも話していた。で、気に入った作品はというと、人物が写っていない掩蔽壕の写真だったりするのは自分がひねくれているからか^^;)


◆泉大悟 展「ゼラチンシルバープリント」、Monochrome Gallery RAIN
主にヨーロッパで撮られた作品が多いのかな。これまでに見たこともあるものも初めてのものもあった。そのなかで三点好きなものをあげると、木のベンチ、ネット越しの街並み、柱の陰の黒いイスだな。カーテン越しだったり動きのある幻想的なイメージの作品よりも、対象がきっちりと写っているのだがそれだけではない何かを感じさせるもののほうが自分の好みのようだ。木のベンチは何度か見ているうちに、これは何かあるぞと自分の内に感じるものがあった。しばらく考えて思いついたのがヨセフ・スデクだった。彼の作品に通じるものがあると感じられた。その感想を作者に述べたら、なんと! プラハのスデク・ミュージアムのすぐそばにあるベンチとのこと。この一致はうれしいものだ。







  




by pprivateeye | 2019-06-26 19:15 | Comments(0)

雨降りだから暗室作業でもしよう

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2019年6月15日(土)

先週現像したフィルム12本のベタ焼きを取る。ベタ焼きをするときはいつも一定の状態でやっている。
そのレシピというかデータはこんな感じ。
・引き伸ばし機:LPL VC6700
・レンズ:FUJINON EX 75mm/4.5
・ネガギャリア:6×6用
・引き伸ばし機の高さ:13インチ
・絞り:5.6
・フィルター:なし
・印画紙:イルフォード・ウォームトーン RC 小四つ切
・露光時間:5秒
・コンタクトプリンター:プリントファイル社フィルムリザーバー
・ネガシート:ホーショー(株) ポジネガシート(35mm、6コマ7段、純透明)
・ネガ整理:コクヨ PHOTO FILE 四つ切サイズ・30穴(廃番)
ここで変わるとすれば使用する印画紙。随分以前に買ったウォームトーンが余っていたので使っているだけで、なくなればワークプリントと同じグロッシー・1Mとなるはず。そうすると露光時間はたぶん3秒くらいかな。
同じ状態でベタを取ると撮影時の露光の違いがわかることや、プリント時の露光時間の決め方(あたりのつけ方)が割合に楽になるということがある。
ちなみにレンズやネガキャリアがブローニー用なのは、暗室を始めた頃はもっぱらブローニーばかりで撮っていたから。その頃は変なところで熱心で、露出計を使って中心と周辺の光量の違いをレンズ毎に、フィルター毎に測っていた。フィルターのあるなしで2段くらい露光時間が違ってくる。また、フィルターなしだと2号フィルター使用時のコントラストに近いと言われるが、実際にプリントしてみるとフィルターなしのほうが眠く感じる(この引き伸ばし機だからかもしれないけど)。
ネガの保存は、ベタ焼きとネガの上辺をホッチキスで留めて(WS2B方式)、コクヨのファイルに時間順に入れていくだけ。ファイルは35mmとブローニーとで分けている。ベタ焼きの裏には撮影日時、場所、カメラ、レンズを記入。また表側の、ネガが未露光で白くなっている箇所にも簡単に日付とカメラ、レンズを記入している。そうすることでファイルから出さなくても撮影時の情報がわかる。
ところで今日のタイトルは植草甚一『雨降りだからミステリーでも勉強しよう』からお借りしたもの(この言い方は伊藤比呂美からお借りしたw)だと気付いた人はどのくらいいるのだろうかw





  






by pprivateeye | 2019-06-16 00:32 | Comments(0)

モノクロの銀塩とデジタル


2019年6月14日(金)

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◆嶋田篤人写真展「知る由」、Alt_Medium
九十九里浜をモノクロで撮影。フォーマットは35mm、銀塩。
窓際に展示されていた、トラックのアルミの荷台を写した作品を見て、おお、グレー中心のファインプリントだと期待した。その後の作品は覆い焼き、ネガの傷、現像ムラなどが目にとまり、最初の喜びは縮小してしまった。
タイトルの「知る由」の知るは「物語」のようだ。目に見えるモノの見えない物語、それを捉えられたらいいといった趣旨のことがキャプションに書かれていた。
経歴を見たら、ゼラチン・シルバー・セッションには今年先月も含めて3回展示、数年前のアワードでグランプリを獲っている。まだ30歳そこそこの若い人だ。



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◆柴田祥写真展「津軽再考(再構)」、Island Gallery
写真仲間が写真集を買って、個展もあるよと教えてもらった。彼の話では津軽出身の小島一郎のファンらしい。タイトルにある「再」は小島一郎へのオマージュというか、インスパイアされたといった意味合いがありそうだ。作者自身も弘前の住人だ。
プリントは全部デジタルのようだが、スクエアフォーマットの作品にはフィルムで撮られたものもあるのかな。
郊外の雪景色が多く展示されておりどうしても距離感が似たものになってくるので、何度も見ているうちに少し飽きてきた。写真集の中には市内を撮ったものもある。雪の降っている道路を一人歩いている人を撮ったものと、落ちたリンゴの写真の二点が好みだった。どちらも展示にはなかった。
展示作品がデジタルになってから写真集との違いが小さくなっているような気がする。銀塩だと、展示と写真集とは別物と言われることが多い。デジタルの場合だと、写真集の拡大版が展示作品(その逆もあり)という印象が強い。少し言葉は悪いが、写真集が作品だとすれば展示作品はそのポスター(複製)となり、逆に展示作品がメイン(中心)とすれば写真集はそのカタログということになりかねない。そうならないようにするには作者の強い意志が必要になってきそうだ。




  




by pprivateeye | 2019-06-14 23:53 | Comments(0)

雨降りだからフィルム現像

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2019年6月8日(日)

雨が降っていたので出かけることもなく、久しぶりにフィルム現像をやった。LPL4本タンクで35mm4本を3回、計12本。ほんとに久しぶりなので一回目の撹拌を間違えてしまった。最初の30秒は連続撹拌してその後は25秒休み5秒撹拌なのに、30秒撹拌30秒休みとやってしまった(^^;) ネガを見る限りそんなにひどくはなっていないようだが、プリントしてみたらやっぱりとなるかも。考えられるのはコントラストの上昇、粒子の荒れ、濃度が濃くなる、といったところか。今回は3台のカメラを使っているのでこの後のネガの整理・データ確認が面倒になりそう。

昨日はカロタイプで注文していた印画紙を受け取ってきた。カロタイプでは代行輸入も行っており、今回はB&Hでの印画紙購入を依頼した。注文したのはIlford Multigrade Ⅳ RC Glossy 1Mの8×10と5×7、250枚入りをそれぞれ1箱。
5月時点での価格は
           B&H     為替110円     Y
  8×10  250枚  $181.95   20014円
       100枚  $79.99     8798円   14580円
  5×7  250枚  $74.95     8244円
       100枚  $36.00     3960円    6620円

今回の代金内訳は
  8×10  250枚      19698円
  カロタイプ手数料(5%)  985円
  5×7  250枚      9148円
  カロタイプ手数料(5%)  457円
  送料           2166円
  関税・DHL手数料      1700円     計 34154円

国内で購入するよりもだいぶ割安になるし、手続きなども代行してもらえるので使い勝手もいいと思う。




  





by pprivateeye | 2019-06-09 22:19 | Comments(0)