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「モダン」な時代

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2018年8月29日(水)

◆写真の内側・外側研究会第2回展覧会「水平の瞳孔」、ギャラリー・ニエプス
  飯田鉄「Pin Up」
  大日方欣一「古いネガから―いとうづの森1938」
  大山裕「層序学(stratigraphy)」
  森規容子「陽炎」
四者四様という言葉があるのか怪しいが、それぞれ面白かった。
飯田さんは自宅の壁に貼ってあるある写真や切抜きなどのピンナップをギャラリーに展示。海外の写真が多く、飯田さんが「モダン」な趣味の人だなと推測できる。実は初めて飯田さんに会った(見かけた)のは銀座三越のエレベーター内だった。ある写真の野外講座に出席するために銀座三越の屋上に向かっていたのだが、そのころは飯田鉄という写真家を知らなかった。エレベーターでいっしょになった人を見て、おしゃれなでセンスのいい人だなと思った。それの人が当日の写真講座の先生だとすぐあとで知ったという次第。
大日方さんの展示は福岡県の遊園地を撮影したガラス乾板から引き伸ばされた作品。1930年代のもので、まさに昭和モダンの時代だ。おっとせいや舞台を観る人たちの表情が興味深い。なかにはカメラ視線の人も何人かいる。そして写真そのものがいまのデジタルカメラの解像度とは違った意味で写りがいい。柔らかいという印象だった。
大山さんは街の風景を撮影。最初の古書店を写したものは古い時代の写真かと思ってしまった。上海を写したものも神田界隈ですと言われても信じてしまいそうだ。
森さんも街の中での撮影だが大山さんよりも被写体に接近している。スクエアな画面に圧縮感があって見入ってしまった。










  




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by pprivateeye | 2018-08-31 13:06 | Comments(0)

グループ展5つは疲れる。

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2018年8月21日(火)


◆「東京8×10組合連合会 写真展 2018」、江東区文化センター
いつものメンバーの名前の中に「渡部さとる」という表示を見つけて、おッ!となった。そして少々違和感もあった。今回の展示ではこれがいい!と思う作品はなかった。その中から好きなものを選ぶとすればMASA加藤さんの黒い球体4点のうち真横から撮られた作品だな(一番左側)。昨年すごくよかった降旗さんの巨大作品は前回に比べて引き込まれる感が低かった。タイトルに「SONY」とあればある種の批評性が生まれたかも。今年2月交通事故で亡くなられた〝胸の振り子〟こと根本さんの写真を田村さんがベタ取りしたものが多数あった。

◆日本針穴写真協会 会員展「針穴写真展 2018」、江東区文化センター展示室
展示作品が多かった。それに、きれいな風景や花、色を撮ろうとしているものが多く、いまひとつピンとこなかった。資料としてあった作例に興味が湧く。穴の大きさ、穴の厚みなどの違いによる写りの変化がわかって面白い。

◆「駄カメラ写真 グループ展#5」、Roonee 247 fine arts
狐塚さんの作品がよかった。お稲荷さんの鳥居とそこでお参りしている人の足が消えかかっており、作者の名前とびったり合っていて面白い。

◆「駄カメラ写真 公募展」、アイアイエーギャラリー
こちらは、駅改札の駅員と白いビルの多重露光の作品がよかった。
両展合わせて、全体に変な写りの写真は前回よりも少なくなっているような印象を持った。自分としてはカメラそのものよりも、作品としての写真のほうに興味があるので、会場に置いてある実際に使用されたカメラには触らなかったし、この写真がどのカメラで撮られたのかなということもあまり気にしなかったなあ。

◆「monochrome ⅩⅦ : Documentary」、gallery E&M 西麻布
テーマがドキュメンタリーということで個々の作品に作者名はなし。別紙で一覧表がある。1枚の写真でドキュメンタリー的なものを一番表わしていると思ったのは英伸三さんの「減反で荒廃した棚田 1970」だな。好きな写真は齋藤康一さんの「竹ノ橋(上海)1994」。







  




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by pprivateeye | 2018-08-22 21:02 | Comments(0)

「スターリンの葬送狂想曲」

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2018年8月10日(金)

日比谷のTOHOシネマズシャンテで「スターリンの葬送狂想曲」を観る。
原題は「The Death of Stalin」とそのままストレートなもの。制作は2017年、イギリスとフランス。
ほぼ実際に起こったソ連の権力闘争を描いている。その意味では登場人物であるスターリンやフルシチョフ、ベリヤ、マレンコフなどがどんな人物だったかを知っているとより楽しめる。
映画は前半はブラックユーモアなどで笑わせてくれる。スターリンが倒れたことを知って別荘に駆けつける権力者たちの振る舞いはそれぞれ面白い。フルシチョフなどは着替える時間も惜しくてパジャマの上にスーツを着てやってきた(ホントかどうかは別)。
後半になると誰がナンバー1の座に就くかで争い、ベリヤが破れ(形ばかりの裁判の後、処刑される)、フルシチョフが力を付けていく。このあたりは生臭くなってくる。
2018年1月現在、ロシア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギスなどで上映禁止になっている。






   





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by pprivateeye | 2018-08-11 02:34 | 映画 | Comments(0)