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カテゴリ:Self Portrait( 34 )

14歳の頃




この曲はNeil Youngの3枚目のアルバム”After the Gold Rush”の1曲目'Tell Me Why'。
中学生の頃、「Guts」とか「Young Guitar」とかいう音楽雑誌があって、そのどちらか忘れたがStephen StillsとNeil Youngを比較した記事があった。内容は、Neil Youngのギターは血の滴っているような指で弦を押さえているようで断然素晴らしい、というようなものだった。それに影響されて買ったLPレコードが”After the Gold Rush”だった。裏ジャケットにはつぎはぎだらけのジーンズの尻だ。Neil Youngの特徴ある声に一瞬うっとなったかもしれないが(記憶にはない)、その後慣れてからは曲や演奏にハマっていった。

14歳のときが一番感受性が強いというのが持論で、その頃の音楽の好みは大人になってもほとんど変わらない。いままでヘビーリピートしてきたのはこんなグループだ。
  Led Zeppelin
  Deep Purple
  The Who
  Cream
  Neil Young
  Simon & Garfunkel
  The Beatles
  Emerson Lake & Palmer
  吉田拓郎

ちなみに初めて買ったLPレコードはSimon & Garfunkelの"Bridge Over Troubled Water"だった。ヒット曲「明日に架ける橋」は歌も作曲もギターもPaul Simonで、どこにArt Garfunkelがいるのだろうと思っていた。透明感のある歌声がArt Garfunkelのものだと知ったのは後のことだ。つまり「明日に架ける橋」のPaul Simonの歌は3コーラス目だけということになる。

20歳のときにこれからはジャズを聴くんだと決心して、意識して聴き始めたのがこれ。
  John Coltrane "Coltrane"
  Weather Report "Black Market"
いま考えるとこの組み合わせは変だと思う。ジャズの勉強でよく聴いていたラジオ番組が油井正一のアスペクト・イン・ジャズだ。話の内容は覚えていないがいい番組だったと思う。

大人も大分進んでからハマったのがこの二つ。現在、CDが棚にごっそり並んでおり、Youtubeからはライブを大量にダウンロードしている。
  Electric Miles Davis
  Grateful Dead
CDウォークマンで聴いていることが多かったのだが、気付いたらGrateful Deadを繰り返し聴いていた。そして米国のサイトから直接CDを購入するようになっていた。
Miles Davisは中山康樹『マイルスを聴け!』を片手にブートレグを買い集めていたが、中山さんが2015年に亡くなり、それからは新しい情報もなくCD購入も途絶えてしまった。







  






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by pprivateeye | 2018-03-24 02:43 | Self Portrait | Comments(0)

2017 Flash Back

・見た写真展・展覧会 195展 前年比 -7展
・読んだ本 70冊 前年比 -7冊
・観た映画 37本 前年比 -32本
・今年の写真展 My Best 3
  1.荒木経惟×ギメ東洋美術館「東京墓情」、CHANEL NEXUS HALL
  2.百々俊二「日本海」、銀座ニコンサロン
  3.塚田信之「静かな雑踏Ⅸ」、蒼穹舎
・観た映画 My Best 3
  1.「家族の肖像」、監督:ルキノ・ヴィスコンティ
  2.「ジャズ大名」、監督:岡本喜八
  3.「我輩はカモである」、監督:レオ・マッケリー
・iPhone5Sはプレーンなまま2年経過。裏面シールも健在。まだ落としてないよ。
・写真仲間に教えてもらったモノクロ写真のアプリ、いいね。簡単に、いい写真が撮れた気になるw
・写真展を見る回数が減ったと思っていたが、数字的には微減にとどまる。
・写真の好き嫌いがはっきりしてきて、限られた写真しかしつこく見なくなった。
・そのためブログの記事も、その写真展が気に入ったかどうかで文字数の多寡が目立つ。
・ブログそのものが遅れがち。遅いときは1ヵ月以上も前の感想を書いている。
・カロタイプでの写真講評会、連続で参加。後半は写真を見せることよりも参加するためにプリントをしているような気もしてきた。
・普段使いのカメラとしてCONTAX G2 + Biogon21mmをちょうど1年間使い続ける。
・11月後半から久々にハッセル登場。503CW + Planer80mm。
・渋谷川をG2で撮る! ←ちょっと遅い! 暗渠から出てきたところが見えなくなってしまった。
・プリントはRCばかりでバライタはなし。
・つまり、ワークプリントばかりでセレクトせず、作品づくりが進んでいない。
・白岡さんの言葉「で、これはいい写真ですか?」を最終的な判断のよりどころにしている。
・写真家の発言は核心を突いているが部分的で、写真評論家の発言は全体をカバーしているがどこか表面的なところがある。
・という思いを確認したのが『挑発する写真史』。いい本だと思う。
・映画は写真展にもまして観に行かなくなってしまった。7月は0本だった。
・贔屓の映画館は早稲田松竹だな。まず上映作品に好みのものが多い。名画座関係のなかでは料金が割安。電車一本で行けるw
・ハーポ・マルクスとバスター・キートンの笑いはどちらもシュールだが、その表情は対照的だ。ハーポは終始笑顔、キートンは無表情。
・読書はSF中心。そこに哲学、詩が加わる。
・ナボコフを読むのはストップ、T.S.エリオットからW.H.オーデンという流れ。他に谷川俊太郎。
・P.K.ディックはまだ半分。ミシェル・ウエルベックは4冊も読んだ。
・来年はスタニスワフ・レムに取り掛かろう。
・ついにロードバイクを買ったよ! GIOS FELLEO 105。クロモリだよ。
・で、いま思うことは予想以上に費用が掛かるということ。たぶんカメラより上だ。
・ロードバイクそのものの平均値はカメラを上回り、何より周辺の費用が掛かる。ウエア関連は他のスポーツの倍するぞ。
・実際の走りは、遅いです。
・なによりケイデンスが低い。真剣に足を廻して70を超えるのがやっと。これは普通、巡航速度のケイデンスだ。
・サイクリングロードで追い抜いていく人の足を見ているとみんな自分よりも廻している。
・書かれたものを読むと、どうもケイデンスよりもトルク中心の乗り方をしているらしい。軽いギアを数多く廻すよりも、少し重いギアでゆっくり廻すほうが性に合っている気がする。
・ま、いまのところレースなんて頭にはなく、距離を乗るのが楽しいのでスピードは気にしないでおこう。
・でも、減量しなっくちゃ。
・住んでいるところは電車の便がいいものの、自転車で走りに出掛けようとするとそれが逆にアダとなっている。
・気持ちよく走れる地域に出るまで時間がかかり、自動車の多い道路では神経を使うので、自ずと走る地域が限られてしまう。
・次の課題は明確だ。輪行しかない!
・あ、サイクルコンピュータも欲しい(^_^;)
・今年もグランツール3レースとも見たよ。ただしスカパーではなく、JSPORTSオンデマンドで。
・サイクルロードレースを長く見ていると選手を覚えてきて、エースではなくアシストの選手に目がいく。
・でもやっぱりフルームだな。ブエルタ最終ステージのマドリードの最終周回のスプリントに加わったのには勝負、タイトルへの執念が感じられた。実際、このスプリントでトレンティンはステージ優勝はしたがスプリント賞を取れず、フルームがキープすることになった。
・テニスは週1回のスクールと、月1回弱のテニス仲間とのゲームだけになってしまった。
・決して飽きてきたわけではなく、周囲の年齢が高くなって次第にやる人が減り、その結果やる機会も減ってきているというわけ。
・年齢のことを言えば、スクールのメンバーはこの10年で半分くらいしか変わっておらず、みんないっしょに年を取っているわけだ。
・F1はやっぱり退屈なシーズンとなった。後半にフェラーリが自滅したのが痛い。
・ライコネンはモナコGPで9年ぶりにPPと、少し輝きを見せた。
・MotoGP、ヤマハが失速。ロッシはよくて2~3番手止まり。
・写真仲間の今井宏さんが亡くなる。
・父親は体の具合が悪いことが多くなり、入院を繰り返す。
・そろそろ実家に戻る時期かと思う。





   




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by pprivateeye | 2017-12-28 02:42 | Self Portrait | Comments(0)

山 2

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2017年2月28日(火)

以前に書いた「山」はこちら

雪国ではないので冬になっても多くて二、三度雪が積もる程度ですぐに融けてしまうことがほとんどだ。それでも山は白くなる。家のある集落から離れて周囲が田んぼや畑のところで山々の連なりを見ていると、変な言い方だが妙に実在感がある。大地が隆起して山脈を形成したという知識があるせいか、これが日本列島の一部なんだ、地球の表面なんだ、という感覚を覚えることがある。それは、当然だがスケールが大きく、気持ちの良い感じだ。

そんな風景をどこか他でも見たような感じがして少し考えて思い至ったのが、写真家畠山直哉さんが撮影した津波の後の故郷・陸前髙田の写真だ。海の近くの河口側とはいえ、山が近く、津波のために大地が目の当りに見える風景は、自分が「山」を見たときの感覚に似ている。家とか電柱とかの人工物は邪魔なもの一時的なもので、木や草が生い茂り、川が流れ、丘や山があるのが本来の姿、地球の表面だ、という感覚。

「山」についてもうひとつの感覚がある。写真家の渡部さとるさんの『旅するカメラ3』に「山の向こう側」というエッセイがある。故郷は山に囲まれた米沢だが、小学校2年生のときにその先にも世界があると知って、山の向こう側に行こうと山に向かって歩き始めた。しかし山道に入ってしばらくして進めそうになくなった。このまま米沢で一生を送るのだと観念した、という内容だ。この「山」への感覚が自分は正反対なのだ。小さなときから見てきた山は乗り越えていくべきものではなく、常に背後にあるものだった。だから山の向こう側はほとんど想像したことがない。伊勢平野の北部にある山の近く住んでいる者にとって、都会へ出るということは南に下っていくことで、それは海に向かっていくことでもあった。海の近くに出て、川を渡れば名古屋という大都会でさらにその向こうは東京につながっている。




  
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by pprivateeye | 2017-02-28 23:56 | Self Portrait | Comments(0)

2016 Flash Back

・見た写真展・展覧会 202展 前年比-49展
・読んだ本 77冊 前年比+16
・観た映画 69本 前年比-10
・今年の写真展 My Best 3
  1.杉本博司「ロスト・ヒューマン」、東京都写真美術館
  2.田中長徳「PRAHA CHOTOKU 1985・2016」、gallery bauhausu
  3.「Le bal」、ZEIT-FOTO SALON
・観た映画 My Best 3
  1.「大番」
  2.「冬冬の夏休み」
  3.「帰ってきたヒトラー」
・iPhone5Sはプレーンな状態で使用。背面のシールは健在。一回も落とすことはなかった。
・Horizonシリーズ、応募するのをすっかり忘れていた。
・カロタイプでの写真講評会に3回目から参加。
・普段使いのカメラはLeica M6+Summaron35mm/2.8 ⇒ CONTAX G2+Biogon21mm/2.8
・今年もハッセルの出番なし。ただし、年末に新たな企画を思いつく。
・ブローニーは値上り前にまとめ買いしていたが、まったく使っていない。
・写真展めぐりはほぼ定番コースに限定されてしまった。
・年後半の大物展示のルフ展、ダリ展は見ずに終わった。見なくても惜しいという感覚が希薄。
・OMEGA Speedmasterのオーバーホールをずっと先送りしていたが、ようやく出す。
・さぼっていた分、部品交換などから意外と高くついてしまった(泣)
・時計への興味関心が高まる。
・まずはベルトから始まり、超高級腕時計を知ってため息をつき、やっぱり階級社会を反映するのだと納得。
・本棚にある箱を開けたら何本も昔の時計が見つかる。
・セイコープレザージュ初代自動巻き60周年記念限定モデルを購入。
・写真家渡部さとるさんのプリントを購入。8×10カメラによる江古田。1年かけて支払い。
・スカパー!オンデマンドでサイクルロードレースをほぼ全部見る。
・3大グランツールは今年も完観(?)
・一方で、ロードバイクにはいまだ手が出せず。
・なんちゃってクロスバイクでのサイクリングは流山まで延びる
・自転車に乗っていて他の自転車や自動車に三度ぶつかる。
・リオ五輪は自転車とテニスしか見なかった。
・テニスラケットを1本追加購入。HEAD Radical MP
・テニススクール皆勤。
・テニス仲間とのテニス、3つのサークルのうち2つ消滅。原因は人数が集まらず。高齢化か?
・BookoffでSFの文庫を中心に購入が増える。新刊の購入は激減。
・年初に立てた目標のうち、ナボコフは3冊読んだが、T・S・エリオットは読み終えたものなし。
・金子光晴を読んで、改めて詩集「鮫」をいまの時代に反映させてしまう。
・F1、今年も面白くなかった。
・よかったのはライコネンが第5戦スペインGPで2位に入ったこと、予選でベッテルを上回ったことくらいか。
・MotoGP、ロッシ健在。
・サイゼリヤが昼食のメインとなる。
・コンビニコミックの「沈黙の艦隊「capeta」を読む。
・生・筒井康隆、生・永井均を見る。
・写真家白岡順さん亡くなる。
・母親が亡くなる。
・父親、長年の趣味の盆栽をやめ、すべて知り合いに譲る。
・還暦
・さて、これからどうなるのか、これからどうしようか。










   

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by pprivateeye | 2016-12-31 09:03 | Self Portrait | Comments(2)

実家に帰って彼岸花を見る。

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9月24~28日は帰省していた。彼岸花が咲く季節に実家に帰ることはまれなので、この赤い花は久しぶりだ。
上の写真は実家の裏手で、後ろはいつもの山だ。
下の写真の白い花はよくわからない。蕎麦の花か? そうだとしても、特に蕎麦を作ってるんじゃないと思う。ここは休耕地(田んぼ)で、減反政策や人手不足などから米を作るのを止めている。だからコスモスがいっぱい咲いているところも同じだ。田んぼのままだと税金が高くなるようで、意欲のある人は畑にしたりしているがそれは一部。多くが高齢者となって農作業自体が難しくなっており、米を作っている家でも実際の作業は委託しているところが多い。





 




 
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by pprivateeye | 2016-10-02 18:44 | Self Portrait | Comments(0)

Decade


このブログを始めていつの間にやら10年経っていた\(^o^)/


その10年前の2月に書いた記事がこれ


いまでも好きな言葉。
「どんな虚像でも、一度写真に撮ってしまえば、実像になるのだ。」


Real ⇔ Fake
現実と虚構を行き来すること。


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写真
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by pprivateeye | 2016-04-16 22:03 | Self Portrait | Comments(0)

白岡さんのこと

 
写真家白岡順さんが3月17日に亡くなられた。享年71歳。


2009年に白岡さんが主宰するカロタイプでのワークショップに参加したのが始まりだった。昨年12月にカロタイプを別の人に譲られるまで足かけ7年間お世話になっってきた。
思い出すことはいくつもあるが、印象に残っており、自分でも大事にしていることをいくつか書いてみる。


講評講座を受講する際に一度見学させてもらってもいいですかと尋ねたら、どうぞどうぞ2~3回くらいならいいですよ、全部というのは困るけど、と少し照れたようなハニカんだような顔で応えられた。そしてその笑顔はいつも変わらなかった。


ギャラリー巡りをしているときに何度も顔を合わせる写真家の人がいた。あるときその人が、いい先生についたのだからそこでしっかりとやっていけば、と言われたときにはなぜか誇らしい気持ちになった。


2011年の震災のときには2人の写真仲間とカロタイプの暗室に入っていた。揺れのため現像液などがあふれ出して暗室の床が濡れてしまった。その日は夜遅くにまず都営新宿線が復旧し、帰る方向が同じだったので白岡さんと本八幡駅まで行った。バスやタクシーを待つ人が長蛇の列をなしており白岡さんが歩きましょうと言って、千葉街道を東へ歩き始めた。道路は左右とも大勢の人が歩き、逆に車は混雑であまり進んでいないようだった。歩きながらいろいろとりとめのないことを話したと思うがその内容の記憶はない。西船橋駅に着き武蔵野線の高架下で自分はここですと別れようとしたら、白岡さんが握手を求めてきた。意外にも大きく厚い手だった。その後、白岡さんはそれまで歩いた距離以上を歩かれて、後で聞いたら深夜3時くらいに自宅に着いたとのことだった。


ギャラリーとしてのカロタイプを実現できなかったことが心残りのようで、終盤にはご自分の作品の展示を計画されていた。その話をされていたときに、自分の後は前野さんの展示をやるからと聞いて驚いた。え、なぜ?と思ったが白岡さんが言うには、以前ルデコで展示をしたいと相談されたときに、カロタイプをギャラリーとしても使うからそのときにやればいいと引き留めたことがあるので、と言われた。
ルデコでの展示というのは、渡部さんが2Bのグループ展のためにルデコの2、3Fを予約していたものの3Fが空きそうなので展示する人を募っていたことがあった。その頃自分は、Horizonのシリーズを大全紙で作り白岡さんのアドバイスに従って調色までしたもののニコンなどは落選したので、どこかで展示をして一段落つけようと思っていた。それでルデコで展示を考えているのですがと相談したら、ルデコは仲間内でやるにはいいが写真関係の人がギャラリーを回るルートには入っていないので作品を知ってもらうには向いていないと言われた。
ルデコの話はたぶん2年以上も前のことだったので、そんなことはすっかり忘れていた。
だからその言葉を白岡さんから聞いたときには、自分は何をしていたんだろうと不甲斐なく思った。


講評講座では自分の作品だけでなく他の人の作品について、参加者がそれぞれ意見や感想を述べる。それを聞くことで、また自分の考えを言葉にすることで考えが整理でき、新たな視点が見つかることがある。もちろん白岡さんも意見を述べれば、ある作品について歴史的経緯や状況などを説明し、その際にはわざわざ写真集を引っ張り出してきて我々に見せてくれることが多かった。それも勉強になったし、その講義自体が楽しかった。
そして白岡さんがいつも問いかけることが二つあった。
 「あなたは写真で何をしたいのですか?」
 「この写真はいい写真ですか?」




 
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by pprivateeye | 2016-03-23 21:26 | Self Portrait | Comments(0)

山下洋輔トリオ


2009.07.19、結成40周年記念!! 山下洋輔トリオ復活祭、日比谷野外音楽堂
Piano 山下洋輔、Alto Sax 坂­田明、Drums 森山威男


ジャズは大学生の頃から意識して聴き始めた。最初に気にいったの「Coltrane」(インパルスのやつね)とウェザーリポート「Black Market」の2枚。しばらくしてから山下洋輔トリオの名前を知る。ただ、知ったきっかけはジャズだったのか筒井康隆経由だったのか定かではない。

そのころはジャズ喫茶によく通っていた。御茶の水のNARU、渋谷のデュエット、ジニアス、高田馬場のマイルストーン、イントロ、新宿のディグ、ダグ、吉祥寺のアウトバック、ファンキー、メグといったところがメインだった。当時は武蔵境に住んでいたので、典型的な中央線ジャズ文化に染まっていたわけだ。
そのなかでも近いので吉祥寺が一番多かった。なかでもMEGがお気に入りだった。そこで山下トリオの「砂山」をリクエストしたこともある。

山下トリオを生で聴いたのは西荻窪にあるライブハウス・アケタの店が初めてだ。
そのときのメンバーは山下洋輔(P)、坂田明(as)、小山彰太(ds)。
森山威男のドラムはPITT INNで彼のグループで聴いた。メンバーには國仲勝男(b)、板橋文夫(p)がいた。板橋さんのピアノも好きで、彼はソロをとっているときピアノの下で足がぐるんぐるん動いている。
中村誠一(ts)を初めて聴いたのはもっと後で、フェスティバルのようなステージで大編成のときだった。テナーは3人だが中村さんの音が一番大きかった。音のでかいヤツがエライ、みたいなことは山下さんの本で読んだような気がする。

で、アケタの店だが、席は正面の一番前。ビール瓶の箱を裏返して薄い座布団をひいただけのもので、尻がすぐに痛くなる。
目の前にあるピアノは2本くらい弦がなかった。中が見えるくらい間近だった。山下さんの肘打ちも目の前で見た。その執拗さに、ピアノ鍵盤全部を一度に押したいのかな、と思ったりしたことを憶えている。
目の前で坂田さんが体をうねらせながらあるとを吹いているので、当然唾が飛んで来るし、小山さんが力を込めてブラシを叩くので、ブラシのワイアが抜けて飛んできたりした。

そのころ「全日本冷し中華愛好会」なるものができていた。山下洋輔、筒井康隆、平岡正明、坂田明、上杉清文、黒鉄ヒロシ、長谷邦夫、赤塚不二夫いったところの名前が聞かれた。きっかけは山下さんが「なぜ、冷し中華は冬に食えないのか!」と怒ったことらしい。話は膨らんで77年には有楽町・読売ホールで「第1回冷し中華祭り」なるものまで開催された。で、驚いたことにWS2Bの写真仲間のM本さん(おやっさんのほうねw)がその楽屋にいたらしい。直接話を聞いて、なんとうらやましいことかと思った。

80年代に入ると山下さんは「寿限無」など大編成のアルバムをつくったりして、次第にフリージャズから離れて行った。しかし、このYouTubeでも見られるようにまだまだパワフルだ。ちなみに当時は演奏のときにはメガネをかけていない。もう今年で74歳なんだよね。お元気でいてください。





  

  
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by pprivateeye | 2016-03-03 00:58 | Self Portrait | Comments(0)

2015 Flash Back

・見た写真展・美術展 251展 前年比 -82
・読んだ本 61冊 前年比 +19
・観た映画 79本 前年比 -25
・スマホをGALAXYⅡからiPhone5Sに替える。5Sの角張ったデザインはiPhoneらしくていい。
・Horizonシリーズのプリントをやり直す。黒枠付きのプリントもつくる。「ハッセル使い、一度はやってみたいノッチ付き」
・普段使いのカメラはライカR→ライカM6、レンズは50mm→35mm。
・今年もハッセルブラッドはまったく使わなかった。
・ブローニーも一本も撮らず。
・コンタックスRXⅡのミラーずれ、修理に出す。思っていたより高かった。
・両親の写真を撮る。
・白岡さんのカロタイプが終了。残念。さみしい。
・ネットから大量に映画をダウンロードする。むろん無料のもの。100本以上。
・黒澤明監督「生きる」に妙に感動する。
・ロラン・バルト「S/Z」を読んでから‘小説の読み’ということに意識的になる。
・「源氏物語」岩波文庫全6巻読了。併せて読んでいた「潤一郎訳 源氏物語」中公文庫も読了。
・植草甚一スラップブックから映画関係の巻を、バルザックの「人間喜劇」を、それぞれ集中して購入。
・年後半になってBookOff、Amazon、日本の古本屋で集中的に本を購入。翌月のクレジット支払いに驚く。
・その一方で写真集購入はゼロ。
・F1はフェラーリ、ライコネンが少し良くなってときどき楽しめた。
・MotoGPはバテンティーノ・ロッシがチャンピオンを逃して残念。
・サイクルロードレースの3大ツール、ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャは全ステージ完走、ではなく全ステージ見る。
・他のクラシックレースもスカパー!オンデマンドで見る。
・夜中に坂道を下っていたときにママチャリの前ブレーキのワイヤが切れ、ヒヤッとする。
・なんちゃってクロスバイクに買い替える。
・江戸川サイクリングロードをはじめ、地元周辺をいろいろ走る。
・ロードバイクが欲しくなる。
・あんなに聴いていた木村カエラをまったくと言っていいほど聴かなくなる。
・万年筆のインクに凝り始める。
・ブログでN藤さんと少しバトル。
・テニスバッグ(リュック)が破れてきたので交換。買うと高いのでモンゴルに行ったときに使ったノースフェイスのリュックで代用する。
・東京メトロの一日乗車券が700円から600円に値下がりし、大いに助かる。
・両親が高齢のため二ヵ月に一度のペースで帰省する。
・痛かった右肩(テニスのサーブが打てなかった)は気が付いたら痛みが消えていた。同時に五十肩のようだった左肩もすっきりしてきた。
・足の膝、アキレス腱の痛みは出ず。
・鼻炎によるクシャミを数回、風邪を一回ひく。
・喫緊の課題は増殖する本、堆積した雑誌の整理なう。
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by pprivateeye | 2015-12-31 09:24 | Self Portrait | Comments(0)

源氏物語

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                                (岩波文庫の第一巻はただいま行方不明)


20015年9月17日(木)

ついに「源氏物語」を読み終えた。足かけ7年。夜、寝る前に寝転んで数ページずつ読んでいった。他にも読んでいる本があるので毎日という訳にはいかないし、連日だと古語に拒否反応を起こしそうなので、その辺りはゆっくりとしていた。

始まりは確か2008年だったと思うが、「源氏物語」誕生1000年ということで一部界隈でブームになっていた。いろんな解説本や図解、マンガなど関連書籍が出版されていた。そんな中で作家の橋本治が源氏を話題にするんなら原典を読めばいいじゃないか、とどこかの対談で話していたのを読んだのがきっかけだ。

それまでには「平家物語」を読んで古典の面白さに惹かれていた。こんな面白い世界を無視するなんてもったいないと思うようになっていた。次に「謡曲集」に手を出したが、本が大きいため寝る前に布団の中で読むにはちょっと無理があった。「方丈記」は短いので読み終えたが、「徒然草」は面白くなく途中で放棄。「枕草子」は難しくてギブアップ。「更級日記」は公家の娘が「源氏物語」の世界に夢中になっているオタクの話で面白かった。

で、先に書いた橋本治がきっかけでついに「源氏物語」となった。

文庫では岩波と角川から出ており、角川文庫版には現代語訳も付いている。しかし、岩波文庫版は句読点が多く、主語などが補注ですぐ横に書かれていたので読みやすそうだった。この主語が誰だか分かるのは重要だ。源氏物語の難しさは主語が省かれていることで、誰のことが書かれているのかその判断は敬語の使い方で推測する、といったことがよく解説には書かれている。

もちろん古文の力はほとんどないので現代小説を読むようにはいかない。推測するしかないのだが、岩波の補注や句読点の区切りは大いにその助けになった。

源氏物語は桐壷から始まって夢の浮橋まで54章、五十四帖ある。一つの帖を読み終える毎に、「ビギナーズ・クラシックス 源氏物語」(角川文庫)と、「谷崎潤一郎訳 源氏物語」(中公文庫)を読んで内容を確認していった。

ここまで書いて思い出したことがあった。これ以前に源氏を読んでいた。橋本治「窯変 源氏物語」と、「与謝野晶子訳 源氏物語」だ。橋本治の作品はストーリーだけ借りた作者のオリジナルだ。そこで登場人物の印象などが記憶に残ったことも話の内容を理解するのにつながったと思う。

登場人物のことになるとさらに長くなってしまうのでやめるが、一人だけあげるとすれば浮舟が印象的だ。読み終えたばかりということもあるだろうが、その心理描写などは現代の小説と比べても引けを取らない。また、浮舟自身の行動もかなり現代的と言ってよさそうだ。








 
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by pprivateeye | 2015-09-17 16:31 | Self Portrait | Comments(0)