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カテゴリ:Self Portrait( 37 )

2018 Flash Back

2018年の振り返り

・見た写真展・美術展 88展(前年比 -107)
・読んだ本 64冊(前年比 -6)
・観た映画 48本(前年比 +11)
・今年の写真展・美術展 My Best 3
  1.サラ・ムーン「巡りゆく日々」、CHANEL NEXUS HALL
  2.オリジナルプリント展「原直久 時の遺産」、日芸 芸術資料館/写真ギャラリー
  3.「生誕150年 横山大観展」、東京国立近代美術館
・観た映画 My Best 3
  1.「ドリーム」、監督:セオドア・メルフィ
  2.「タクシー運転手 約束は海を越えて」、監督:チャン・フン
  3.「素敵なダイナマイトスキャンダル」、監督:冨永昌敬
・WS2Bグループ展「Annual 2018」に参加。
・会場のルデコは連日開錠を行い、一日を除いて終日会場に詰める。
・普段使いのカメラを変更。
  CONTAX G2 + Biogon21mm/2.8 ⇒ Leica R6 + MACRO-ELMARIT-R 60mm/2.8
・それに加えてCONTAX RXⅡ + Planer85mm/1.4も投入。
・デジカメは変わらずFUJI X-E1 + XF27mm/2.8
・使わなくなって久しいダーストの引伸機とアーカバイル・ウォッシャーをさる写真家の方に譲る。
・年をとったせいか、写真(作品)への関心も自分のものだけに向かうようになってきた。
・そのため写真展を見ても好き嫌い、興味の持ち方の差が大きくなったような気がする。
・そのせいか写真展を見る回数が激減。
・ただし、あいかわらず「いい写真」を見る目ができているかどうかはあやふやだ。
・iPhoneのアプリやデジカメで撮ってプリントを作ってみても、感覚的に上滑りしているような気がする。
・そのiPhoneの充電が不調になった。電源コードを差し込んでもうまく充電が始まらず、バッテリーの交換か新機種への買換えかと思ったが、差し込み口にホコリが詰まっていたためだった。取り除いてもらったら充電も順調。
・ちなみに機種はまだ5Sのまま。
・ロードバイクは購入から1年が立ったのでメンテナンスに出す。乗っていないつもりでも2500kmくらいは走っており、チェーンもそれなりに伸びていたので交換した。
・10~12月はまったく乗れず、今年は1000kmちょっとしか走っていない。
・最低でも週1回50kmくらいは乗るようにしたい。
・あ、サイクルコンピュータをまだ買っていない。
・輪行袋 etc.は買ったものの輪行にも言っていない。計画を立てて、それに従わなくてはと想像すると面倒になってきて(汗)
・サイクルロードレースはDAZN、JSPORTSオンデマンドでたっぷりと見る。
・特に3~4月はDAZNでワンデーレースばかり見ていた。ステージレースよりも面白いかもしれない。
・でもジロ、ツール、ブエルタのグランツールは今年も完走。
・国内でもツアー・オブ・ジャパンがネット配信されたのでしっかりとフォローした。
・特に、いなべステージはほとんど実家の隣町なので、いずれ自分でもそのコースを走ってみたいと思っている。
・DAZNはスポーツのジャンル制限がないのでお得だ。価格も安いし。特にF1がきれいな画面で見られるのはうれしい。
・テニスはいつものように週1回のスクールと、月1回の仲間内でのゲームだけ。
・テニススクールは10年間同じクラスでメンバーも半分は同じ。自分のレベルも多少は上達しているな感じる今日この頃。
・F1はフェラーリにとって残念なシーズンだった。ベッテルがもう少しハミルトンのようにクレバーだったら・・・
・そのなかでライコネンがイタリアGPでPP、アメリカGPで優勝したのはGood Job!
・MotoGP、ロッシはポディウムの真ん中に立てず。
・山田風太郎の明治小説を一気に読了。他にジョイス「ユリシーズ」も読了。
・フランス語の勉強を始める。目的はボードレールを読むこと。
・きっかけはTwitterで「カタツムリの速さで読むことができる」レベルというツイートを目にしたこと。
・辞書2冊と基礎の文法書を購入。大学で第2外国語でフランス語をとって以来だ。
・「悪の華」の原書 Les Fleurs du mal も買ったよ。
・定番の「星の王子さま」はやらない。話が面白くない。
・父親の体調は一年前に比べると回復。以前はご飯を茶碗一杯でもう十分と言っていたのが、最近はもう一杯くれと茶碗を差し出す。
・実家では従兄弟が父親の様子を気にかけてくれていて感謝しかない。
・折につけ、実家に戻るタイミング、きっかけ、理由?を考えている。









  
  




by pprivateeye | 2018-12-26 18:19 | Self Portrait | Comments(0)

『三重のおきて』ーー「いらわんといて」

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この本はBookoffでたまたま目に付いたので立ち読みしたら面白いので買ってしまった。一言で言ってしまえばお国自慢の内容なのだが、改めて読んでみるとやっぱり笑ってしまうことばかり。全国ではないが他の県も何冊か出ているようだ。

読んでいて抜群に面白いのは言葉だった(方言と言うことになるのか)。実際、実家に帰ればこれらの言葉はごく自然に使うし、周りからも普通に聞こえてくる。
「味ご飯」
「机をつる」
「ゴミをほる」
「鉛筆をちょんちょんにする」
「お湯をちんちんにする」
「お湯をうめる」
「1限目、2限目」
「遠目」「近目」
「MTV」
「ささって」「しあさって」
「おとつい」「さきおとつい」
「つぅ」
「やん」
「えらい」
「とごる」
「車がつむ」
「風呂にいる」
「米をかす」
「いらわんといて」
「なーなー」



<解説>
by pprivateeye | 2018-12-22 23:56 | Self Portrait | Comments(0)

W杯だから、(自分の)サッカーの話

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2018年7月13日(土)W杯ロシア大会決勝を前に

中学の3年間だけ部活でサッカーをやっていた。ポジションはDF、当時はバックス(BK)と言っていた。3年生のときには主将を務めた。1年生で入部したときには3年生がほんとに大きく見えて大人だなと思った。

3年生が夏で部活動を終えて、秋頃から起用されるようになった。当時は4バックスがほとんどで、左のサイドバックが最初のポジションだった。FW対BK形式の練習では対面の右ウイングとマッチアップすることになるが、その先輩がゴリゴリとドリブルを仕掛けてくるタイプで散々振り回された。後々それで当たり負けせず粘り強く守備ができるようになった(と思う)。2年生になってからは3年生の主将とCBを組むようになった。

DFとしては、常にボールとゴールの間に自分を置いておきたい、つまりゴールを背にしてボールと対峙していたい、という心理が強かった。

対外試合での守備で鮮明に憶えていることが二つある。
一つは相手FWが抜け出してGKしか残っていない場面で、そのFWに追いついてボールにスライディングタックルをしてピンチを防いだことだ。心の中でガッツポーズをしていたと思う。
二つ目は強力なFWが2人いる学校と対戦したときだ。圧倒的に押し込まれているとき、強烈なシュート力を持つ選手が絶好のタイミングでシュート体勢に入り右足を振り抜いてきた。それにぴったりのタイミングで左足を出してシュートをブロックすることができた。試合中しばらくは左足が痺れたようになっていた。

得点の記憶は一つだけ。
ハーフウェイを越えたあたりの右側からクロスにボールを上げたのだが、思ったよりも内側に行き、しまった、ミスキックだと思った。そのゴール方向に向かったボールはGKを越えてそのままゴールに入ってしまった。得点となってからは気恥ずかしい思いがした。

少し誇りに思っているのは、学校の所属している地区の代表メンバーに選ばれて浜松まで遠征したこと。そのときの試合で覚えているのは左サイドバックで出場したとき、見方が右サイドから攻撃していて全体のラインを上げていたのでそれに合わせて上がろうとしたら、ベンチからお前はそのままバックをケアするように言われた。そのとき相手陣内の右サイド奥(つまり自分からは一番遠いところ)でボールを追いかけている味方のウィング(他校の選手)を見ながら、あいつは小さいけどよく走るなあ、追いつけよ、と思っていた。

高校では野球部に入ったのだが、中学のときサッカーをやっていた同学年の生徒(別の中学)から、何でサッカーやらないの?、と言われたことがある。これが、人生でもしあのときこうしていれば、と思う唯一のことだ。高校でもサッカーを続けていたらどんなふうに違っていたのだろうか。

中学2年のときにW杯メキシコ大会が開催され、ペレのいるブラジルが優勝。これは3度目の優勝で規則により当時の優勝トロフィー「ジュール・リメ杯」の永久所有権を獲得した。その後このカップは盗難にあい、行方知らずとなっている。、次の1974年西ドイツ大会からトロフィーの名称が現在の「FIFAワールドカップ」に変更された。
準決勝でイタリアと西ドイツが対戦。イタリアが先制したが、ロスタイムに西ドイツが追い付いて延長戦に。延長戦では西ドイツがあの爆撃機ミュラーのゴールで先手。その後イタリアが同点、逆転のゴールをあげる。延長後半には再びミュラーの得点で西ドイツが追い付くものの、すぐにイタリアが勝ち越しゴールをあげ4-3で勝利する。延長戦に入る前にベッケンバウアーは右肩を脱臼していたが、交代枠が残っていなかったので包帯を巻いて最後までプレーした。
という記事をサッカー雑誌で読んで大いに興奮した。西ドイツの選手は上記の2人のほかにシュネリンガーとかゼーラーとか名前を憶えているのだが、イタリアの選手は記憶にない。しかし、不思議なことにこの記事でイタリアを応援するようになった。

クラブ世界一を決めるトヨタ杯でユベントスのプラティニが来日したとき、「笑っていいとも」に出演したのをTVで見ている。サッカーファンの明石家さんまは大興奮大照れ状態だった。プラティニはそんなに大きくなく周りの芸能人と同じくらいだった。

福岡空港のロビーの隅の椅子に2人並んで座る外国人がいた。近くに行くとそれが鹿島アントラーズのレオナルドとジュルジーニョだった。そのときは、ああ、そういえば福岡で試合があったな、くらいしか思わなかった。その後。レオナルドはACミランのテクニカル・ディレクターをやっているという記事を読んで、ああ、世界は繋がっているんだ、と思った。











by pprivateeye | 2018-07-13 15:39 | Self Portrait | Comments(0)

14歳の頃




この曲はNeil Youngの3枚目のアルバム”After the Gold Rush”の1曲目'Tell Me Why'。
中学生の頃、「Guts」とか「Young Guitar」とかいう音楽雑誌があって、そのどちらか忘れたがStephen StillsとNeil Youngを比較した記事があった。内容は、Neil Youngのギターは血の滴っているような指で弦を押さえているようで断然素晴らしい、というようなものだった。それに影響されて買ったLPレコードが”After the Gold Rush”だった。裏ジャケットにはつぎはぎだらけのジーンズの尻だ。Neil Youngの特徴ある声に一瞬うっとなったかもしれないが(記憶にはない)、その後慣れてからは曲や演奏にハマっていった。

14歳のときが一番感受性が強いというのが持論で、その頃の音楽の好みは大人になってもほとんど変わらない。いままでヘビーリピートしてきたのはこんなグループだ。
  Led Zeppelin
  Deep Purple
  The Who
  Cream
  Neil Young
  Simon & Garfunkel
  The Beatles
  Emerson Lake & Palmer
  吉田拓郎

ちなみに初めて買ったLPレコードはSimon & Garfunkelの"Bridge Over Troubled Water"だった。ヒット曲「明日に架ける橋」は歌も作曲もギターもPaul Simonで、どこにArt Garfunkelがいるのだろうと思っていた。透明感のある歌声がArt Garfunkelのものだと知ったのは後のことだ。つまり「明日に架ける橋」のPaul Simonの歌は3コーラス目だけということになる。

20歳のときにこれからはジャズを聴くんだと決心して、意識して聴き始めたのがこれ。
  John Coltrane "Coltrane"
  Weather Report "Black Market"
いま考えるとこの組み合わせは変だと思う。ジャズの勉強でよく聴いていたラジオ番組が油井正一のアスペクト・イン・ジャズだ。話の内容は覚えていないがいい番組だったと思う。

大人も大分進んでからハマったのがこの二つ。現在、CDが棚にごっそり並んでおり、Youtubeからはライブを大量にダウンロードしている。
  Electric Miles Davis
  Grateful Dead
CDウォークマンで聴いていることが多かったのだが、気付いたらGrateful Deadを繰り返し聴いていた。そして米国のサイトから直接CDを購入するようになっていた。
Miles Davisは中山康樹『マイルスを聴け!』を片手にブートレグを買い集めていたが、中山さんが2015年に亡くなり、それからは新しい情報もなくCD購入も途絶えてしまった。







  






by pprivateeye | 2018-03-24 02:43 | Self Portrait | Comments(0)

2017 Flash Back

・見た写真展・展覧会 195展 前年比 -7展
・読んだ本 70冊 前年比 -7冊
・観た映画 37本 前年比 -32本
・今年の写真展 My Best 3
  1.荒木経惟×ギメ東洋美術館「東京墓情」、CHANEL NEXUS HALL
  2.百々俊二「日本海」、銀座ニコンサロン
  3.塚田信之「静かな雑踏Ⅸ」、蒼穹舎
・観た映画 My Best 3
  1.「家族の肖像」、監督:ルキノ・ヴィスコンティ
  2.「ジャズ大名」、監督:岡本喜八
  3.「我輩はカモである」、監督:レオ・マッケリー
・iPhone5Sはプレーンなまま2年経過。裏面シールも健在。まだ落としてないよ。
・写真仲間に教えてもらったモノクロ写真のアプリ、いいね。簡単に、いい写真が撮れた気になるw
・写真展を見る回数が減ったと思っていたが、数字的には微減にとどまる。
・写真の好き嫌いがはっきりしてきて、限られた写真しかしつこく見なくなった。
・そのためブログの記事も、その写真展が気に入ったかどうかで文字数の多寡が目立つ。
・ブログそのものが遅れがち。遅いときは1ヵ月以上も前の感想を書いている。
・カロタイプでの写真講評会、連続で参加。後半は写真を見せることよりも参加するためにプリントをしているような気もしてきた。
・普段使いのカメラとしてCONTAX G2 + Biogon21mmをちょうど1年間使い続ける。
・11月後半から久々にハッセル登場。503CW + Planer80mm。
・渋谷川をG2で撮る! ←ちょっと遅い! 暗渠から出てきたところが見えなくなってしまった。
・プリントはRCばかりでバライタはなし。
・つまり、ワークプリントばかりでセレクトせず、作品づくりが進んでいない。
・白岡さんの言葉「で、これはいい写真ですか?」を最終的な判断のよりどころにしている。
・写真家の発言は核心を突いているが部分的で、写真評論家の発言は全体をカバーしているがどこか表面的なところがある。
・という思いを確認したのが『挑発する写真史』。いい本だと思う。
・映画は写真展にもまして観に行かなくなってしまった。7月は0本だった。
・贔屓の映画館は早稲田松竹だな。まず上映作品に好みのものが多い。名画座関係のなかでは料金が割安。電車一本で行けるw
・ハーポ・マルクスとバスター・キートンの笑いはどちらもシュールだが、その表情は対照的だ。ハーポは終始笑顔、キートンは無表情。
・読書はSF中心。そこに哲学、詩が加わる。
・ナボコフを読むのはストップ、T.S.エリオットからW.H.オーデンという流れ。他に谷川俊太郎。
・P.K.ディックはまだ半分。ミシェル・ウエルベックは4冊も読んだ。
・来年はスタニスワフ・レムに取り掛かろう。
・ついにロードバイクを買ったよ! GIOS FELLEO 105。クロモリだよ。
・で、いま思うことは予想以上に費用が掛かるということ。たぶんカメラより上だ。
・ロードバイクそのものの平均値はカメラを上回り、何より周辺の費用が掛かる。ウエア関連は他のスポーツの倍するぞ。
・実際の走りは、遅いです。
・なによりケイデンスが低い。真剣に足を廻して70を超えるのがやっと。これは普通、巡航速度のケイデンスだ。
・サイクリングロードで追い抜いていく人の足を見ているとみんな自分よりも廻している。
・書かれたものを読むと、どうもケイデンスよりもトルク中心の乗り方をしているらしい。軽いギアを数多く廻すよりも、少し重いギアでゆっくり廻すほうが性に合っている気がする。
・ま、いまのところレースなんて頭にはなく、距離を乗るのが楽しいのでスピードは気にしないでおこう。
・でも、減量しなっくちゃ。
・住んでいるところは電車の便がいいものの、自転車で走りに出掛けようとするとそれが逆にアダとなっている。
・気持ちよく走れる地域に出るまで時間がかかり、自動車の多い道路では神経を使うので、自ずと走る地域が限られてしまう。
・次の課題は明確だ。輪行しかない!
・あ、サイクルコンピュータも欲しい(^_^;)
・今年もグランツール3レースとも見たよ。ただしスカパーではなく、JSPORTSオンデマンドで。
・サイクルロードレースを長く見ていると選手を覚えてきて、エースではなくアシストの選手に目がいく。
・でもやっぱりフルームだな。ブエルタ最終ステージのマドリードの最終周回のスプリントに加わったのには勝負、タイトルへの執念が感じられた。実際、このスプリントでトレンティンはステージ優勝はしたがスプリント賞を取れず、フルームがキープすることになった。
・テニスは週1回のスクールと、月1回弱のテニス仲間とのゲームだけになってしまった。
・決して飽きてきたわけではなく、周囲の年齢が高くなって次第にやる人が減り、その結果やる機会も減ってきているというわけ。
・年齢のことを言えば、スクールのメンバーはこの10年で半分くらいしか変わっておらず、みんないっしょに年を取っているわけだ。
・F1はやっぱり退屈なシーズンとなった。後半にフェラーリが自滅したのが痛い。
・ライコネンはモナコGPで9年ぶりにPPと、少し輝きを見せた。
・MotoGP、ヤマハが失速。ロッシはよくて2~3番手止まり。
・写真仲間の今井宏さんが亡くなる。
・父親は体の具合が悪いことが多くなり、入院を繰り返す。
・そろそろ実家に戻る時期かと思う。





   




by pprivateeye | 2017-12-28 02:42 | Self Portrait | Comments(0)

山 2

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2017年2月28日(火)

以前に書いた「山」はこちら

雪国ではないので冬になっても多くて二、三度雪が積もる程度ですぐに融けてしまうことがほとんどだ。それでも山は白くなる。家のある集落から離れて周囲が田んぼや畑のところで山々の連なりを見ていると、変な言い方だが妙に実在感がある。大地が隆起して山脈を形成したという知識があるせいか、これが日本列島の一部なんだ、地球の表面なんだ、という感覚を覚えることがある。それは、当然だがスケールが大きく、気持ちの良い感じだ。

そんな風景をどこか他でも見たような感じがして少し考えて思い至ったのが、写真家畠山直哉さんが撮影した津波の後の故郷・陸前髙田の写真だ。海の近くの河口側とはいえ、山が近く、津波のために大地が目の当りに見える風景は、自分が「山」を見たときの感覚に似ている。家とか電柱とかの人工物は邪魔なもの一時的なもので、木や草が生い茂り、川が流れ、丘や山があるのが本来の姿、地球の表面だ、という感覚。

「山」についてもうひとつの感覚がある。写真家の渡部さとるさんの『旅するカメラ3』に「山の向こう側」というエッセイがある。故郷は山に囲まれた米沢だが、小学校2年生のときにその先にも世界があると知って、山の向こう側に行こうと山に向かって歩き始めた。しかし山道に入ってしばらくして進めそうになくなった。このまま米沢で一生を送るのだと観念した、という内容だ。この「山」への感覚が自分は正反対なのだ。小さなときから見てきた山は乗り越えていくべきものではなく、常に背後にあるものだった。だから山の向こう側はほとんど想像したことがない。伊勢平野の北部にある山の近く住んでいる者にとって、都会へ出るということは南に下っていくことで、それは海に向かっていくことでもあった。海の近くに出て、川を渡れば名古屋という大都会でさらにその向こうは東京につながっている。




  
by pprivateeye | 2017-02-28 23:56 | Self Portrait | Comments(0)

2016 Flash Back

・見た写真展・展覧会 202展 前年比-49展
・読んだ本 77冊 前年比+16
・観た映画 69本 前年比-10
・今年の写真展 My Best 3
  1.杉本博司「ロスト・ヒューマン」、東京都写真美術館
  2.田中長徳「PRAHA CHOTOKU 1985・2016」、gallery bauhausu
  3.「Le bal」、ZEIT-FOTO SALON
・観た映画 My Best 3
  1.「大番」
  2.「冬冬の夏休み」
  3.「帰ってきたヒトラー」
・iPhone5Sはプレーンな状態で使用。背面のシールは健在。一回も落とすことはなかった。
・Horizonシリーズ、応募するのをすっかり忘れていた。
・カロタイプでの写真講評会に3回目から参加。
・普段使いのカメラはLeica M6+Summaron35mm/2.8 ⇒ CONTAX G2+Biogon21mm/2.8
・今年もハッセルの出番なし。ただし、年末に新たな企画を思いつく。
・ブローニーは値上り前にまとめ買いしていたが、まったく使っていない。
・写真展めぐりはほぼ定番コースに限定されてしまった。
・年後半の大物展示のルフ展、ダリ展は見ずに終わった。見なくても惜しいという感覚が希薄。
・OMEGA Speedmasterのオーバーホールをずっと先送りしていたが、ようやく出す。
・さぼっていた分、部品交換などから意外と高くついてしまった(泣)
・時計への興味関心が高まる。
・まずはベルトから始まり、超高級腕時計を知ってため息をつき、やっぱり階級社会を反映するのだと納得。
・本棚にある箱を開けたら何本も昔の時計が見つかる。
・セイコープレザージュ初代自動巻き60周年記念限定モデルを購入。
・写真家渡部さとるさんのプリントを購入。8×10カメラによる江古田。1年かけて支払い。
・スカパー!オンデマンドでサイクルロードレースをほぼ全部見る。
・3大グランツールは今年も完観(?)
・一方で、ロードバイクにはいまだ手が出せず。
・なんちゃってクロスバイクでのサイクリングは流山まで延びる
・自転車に乗っていて他の自転車や自動車に三度ぶつかる。
・リオ五輪は自転車とテニスしか見なかった。
・テニスラケットを1本追加購入。HEAD Radical MP
・テニススクール皆勤。
・テニス仲間とのテニス、3つのサークルのうち2つ消滅。原因は人数が集まらず。高齢化か?
・BookoffでSFの文庫を中心に購入が増える。新刊の購入は激減。
・年初に立てた目標のうち、ナボコフは3冊読んだが、T・S・エリオットは読み終えたものなし。
・金子光晴を読んで、改めて詩集「鮫」をいまの時代に反映させてしまう。
・F1、今年も面白くなかった。
・よかったのはライコネンが第5戦スペインGPで2位に入ったこと、予選でベッテルを上回ったことくらいか。
・MotoGP、ロッシ健在。
・サイゼリヤが昼食のメインとなる。
・コンビニコミックの「沈黙の艦隊「capeta」を読む。
・生・筒井康隆、生・永井均を見る。
・写真家白岡順さん亡くなる。
・母親が亡くなる。
・父親、長年の趣味の盆栽をやめ、すべて知り合いに譲る。
・還暦
・さて、これからどうなるのか、これからどうしようか。










   

by pprivateeye | 2016-12-31 09:03 | Self Portrait | Comments(2)

実家に帰って彼岸花を見る。

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9月24~28日は帰省していた。彼岸花が咲く季節に実家に帰ることはまれなので、この赤い花は久しぶりだ。
上の写真は実家の裏手で、後ろはいつもの山だ。
下の写真の白い花はよくわからない。蕎麦の花か? そうだとしても、特に蕎麦を作ってるんじゃないと思う。ここは休耕地(田んぼ)で、減反政策や人手不足などから米を作るのを止めている。だからコスモスがいっぱい咲いているところも同じだ。田んぼのままだと税金が高くなるようで、意欲のある人は畑にしたりしているがそれは一部。多くが高齢者となって農作業自体が難しくなっており、米を作っている家でも実際の作業は委託しているところが多い。





 




 
by pprivateeye | 2016-10-02 18:44 | Self Portrait | Comments(0)

Decade


このブログを始めていつの間にやら10年経っていた\(^o^)/


その10年前の2月に書いた記事がこれ


いまでも好きな言葉。
「どんな虚像でも、一度写真に撮ってしまえば、実像になるのだ。」


Real ⇔ Fake
現実と虚構を行き来すること。


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写真
by pprivateeye | 2016-04-16 22:03 | Self Portrait | Comments(0)

白岡さんのこと

 
写真家白岡順さんが3月17日に亡くなられた。享年71歳。


2009年に白岡さんが主宰するカロタイプでのワークショップに参加したのが始まりだった。昨年12月にカロタイプを別の人に譲られるまで足かけ7年間お世話になっってきた。
思い出すことはいくつもあるが、印象に残っており、自分でも大事にしていることをいくつか書いてみる。


講評講座を受講する際に一度見学させてもらってもいいですかと尋ねたら、どうぞどうぞ2~3回くらいならいいですよ、全部というのは困るけど、と少し照れたようなハニカんだような顔で応えられた。そしてその笑顔はいつも変わらなかった。


ギャラリー巡りをしているときに何度も顔を合わせる写真家の人がいた。あるときその人が、いい先生についたのだからそこでしっかりとやっていけば、と言われたときにはなぜか誇らしい気持ちになった。


2011年の震災のときには2人の写真仲間とカロタイプの暗室に入っていた。揺れのため現像液などがあふれ出して暗室の床が濡れてしまった。その日は夜遅くにまず都営新宿線が復旧し、帰る方向が同じだったので白岡さんと本八幡駅まで行った。バスやタクシーを待つ人が長蛇の列をなしており白岡さんが歩きましょうと言って、千葉街道を東へ歩き始めた。道路は左右とも大勢の人が歩き、逆に車は混雑であまり進んでいないようだった。歩きながらいろいろとりとめのないことを話したと思うがその内容の記憶はない。西船橋駅に着き武蔵野線の高架下で自分はここですと別れようとしたら、白岡さんが握手を求めてきた。意外にも大きく厚い手だった。その後、白岡さんはそれまで歩いた距離以上を歩かれて、後で聞いたら深夜3時くらいに自宅に着いたとのことだった。


ギャラリーとしてのカロタイプを実現できなかったことが心残りのようで、終盤にはご自分の作品の展示を計画されていた。その話をされていたときに、自分の後は前野さんの展示をやるからと聞いて驚いた。え、なぜ?と思ったが白岡さんが言うには、以前ルデコで展示をしたいと相談されたときに、カロタイプをギャラリーとしても使うからそのときにやればいいと引き留めたことがあるので、と言われた。
ルデコでの展示というのは、渡部さんが2Bのグループ展のためにルデコの2、3Fを予約していたものの3Fが空きそうなので展示する人を募っていたことがあった。その頃自分は、Horizonのシリーズを大全紙で作り白岡さんのアドバイスに従って調色までしたもののニコンなどは落選したので、どこかで展示をして一段落つけようと思っていた。それでルデコで展示を考えているのですがと相談したら、ルデコは仲間内でやるにはいいが写真関係の人がギャラリーを回るルートには入っていないので作品を知ってもらうには向いていないと言われた。
ルデコの話はたぶん2年以上も前のことだったので、そんなことはすっかり忘れていた。
だからその言葉を白岡さんから聞いたときには、自分は何をしていたんだろうと不甲斐なく思った。


講評講座では自分の作品だけでなく他の人の作品について、参加者がそれぞれ意見や感想を述べる。それを聞くことで、また自分の考えを言葉にすることで考えが整理でき、新たな視点が見つかることがある。もちろん白岡さんも意見を述べれば、ある作品について歴史的経緯や状況などを説明し、その際にはわざわざ写真集を引っ張り出してきて我々に見せてくれることが多かった。それも勉強になったし、その講義自体が楽しかった。
そして白岡さんがいつも問いかけることが二つあった。
 「あなたは写真で何をしたいのですか?」
 「この写真はいい写真ですか?」




 
by pprivateeye | 2016-03-23 21:26 | Self Portrait | Comments(0)