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良い流れの一日だった。

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2018年11月28日(水)

最近、iPhoneの充電状況が思わしくないないので銀座のアップルストアへ行く。充電しようとケーブルを差し込むのだが充電が始まらない。そのままにしておくと放電していしまうので、ケーブルの差し込み方を変えたりiPhoneの持ち方を変えたりして偶然にも充電が始まるのを期待する他なかった。アップルストアでは最初、具合を見た人はハードの故障ですかねと言っていたが、改めて別の人が点検すると充電ケーブルが奥まできっちりと差し込めないのを見て、たぶんホコリが詰まっているのでしょうと言って清掃をしに行った。戻ってきたiPhoneは何の抵抗もなくすんなりと充電が始まった。念のためにバッテリーの状況も確認してもらって、90%の状態でまだまだ十分使えますとのことだった。バッテリーの交換が必要なればいまの機種が5Sなので高くつきそうだし、最悪、新製品の機種に乗り換える必要があるかなと思っていただけにこれはラッキーだった。今回の費用はゼロで済んだ。目出度し目出度し。


◆藤﨑陽一写真展「MONUMENT」、銀座ニコンサロン
モノクロの夜景。しかし、これまでに見た夜景とは違って新鮮に見えた。作品全体に人の気配がまったくなく、住宅を撮影した作品ではまるで模型を撮影したような印象だった。最初にニコンサロンのサイトで展示案内を見たとき上のDMの写真があがっていたのだが、ああ模型を作って撮影している人だなと思ったくらいだ。ドイツの写真家トーマス・デマンドは政治的社会的事件の起きた現場を紙で再構築しそれを撮影して作品をつくっているが、ここで見たのはその真逆のように思えた。実際の街中を撮影しているのに、人工的なウソのような光りで人や車などの動くものがあるようには思われず、のっぺり感が前面に出てくる。作品によってはピントが合っていないものもあった。それは意識的なのかどうか、三脚を使っているのか、カメラ(たぶんデジタル)は、レンズは、撮影の時間帯は、場所の選択はetc.、いろいろ作者に尋ねてみたいことがあったのだが、本業が革職人とのことでギャラリーに詰められないようだ。久しぶりに真似をしたくなるような作品だった。


気分よく新宿へ行き、Bookoffでは運よくスタニスワフ・レム『虚数』をゲットすることができた。










  




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# by pprivateeye | 2018-11-30 21:03 | Comments(0)

久しぶりに「眼福」という言葉を思い出した。

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2018年11月24日(土)

◆「LIFE 写真のある生活Ⅱ」、gallery bauhaus
本郷通りのイチョウは湯島天神のほうは黄葉が進んでいたが、東京医科歯科大側はまだまばらな感じだった。ギャラリーでの展示は1Fが歴史的に評価の定まった作家、B1がギャラリーの取り扱い作家、というような分類だった。そして、B1のほうが新鮮だった。そのなかに写真仲間が一人加わっているのがすごい。自分がいいなと思ったのは横谷さんの「えっこれが銀塩プリントなんですか?」という作品。まるでプラチナプリントか強い調色をしたなプリントで、小瀧さんの話では特殊な薬品を調合し印画紙も普通ではないらしい。特に、浜辺で複数の人が立っている作品は点描法で有名な新印象派の画家スーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」を思い出させる(実はあの絵がこんなタイトルだとはほとんど初めて知ったw)。他には秋元さんのシーツを撮ったもの。ものすごく美しい白だ。会期が長いのでまた見に行きたいと思う。


◆大坂寛写真展「過ぎし日のセレナーデ」、gallery E&M 西麻布
だいたい2000年前後に撮られた作品が多かった。モノクロのプリント。場所はニューヨークから中国など様々で、フォーマットも8×10や35mm、パノラマと多種多様だ。それでも作家の見ているものや撮り方がぶれていないので違和感はない。作品の前を何度も行ったり来たりして、次第にいろんなものが見えてきて引き込まれていく。そんななかでは白い雲(午後の日が傾き出した頃かな)を撮った作品に惹かれた。最初は何だかよくわからないぼんやりした印象だったが、よく見ているうちに陰になった風景のなかにもいろいろと発見するものがあって不思議な感覚の作品だった。











  




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# by pprivateeye | 2018-11-28 01:33 | Comments(0)

聖橋の写真と図面


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図面は上の写真と左右が逆だったので合わせるために反転させている。



2018年11月21日(水)

◆金村修写真展「Suck Social Stomach」、IG Photo Gallery
ギャラリーの壁にびっしりと隙間なくL判のカラープリントが写真の上から無造作にテープで貼られている。どこかで4000枚のプリントとか書かれているのを読んだ。そのほとんどが看板とかディスプレイだ。個々の写真ではなく、展示のやり方が金村さんの写真っぽい。空をできるだけ見せることなく、細かく入り組んだイメージを平面的に捉えるという金村さんの写真そのもののようだ。また、壁を写真で埋めるというのは70~80年代の写真状況を一人で再現しようとしているかのようでもある。


◆「東京 橋と土木展」、新宿駅西口広場イベントコーナー
たまたま通りかかったら以前に見たことのあるような展示をやっていた。前回は隅田川に架かる橋が中心だったが、今回は東京都全域の橋が取り上げられていた。写真そのものはいろいろな資料からの複写がほとんどだが、完成当時は橋の周囲にあまり建物などがなく橋の姿がよく見えるのでいい。他に設計図の展示もあったが図面を見てもすごさがわからないのが少々残念。またオリンピックに合わせて東京五輪の頃の映像もあったがこちらはシカトした。

今回も登場、勝鬨橋の模型
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# by pprivateeye | 2018-11-22 16:03 | Comments(0)

Annual 2018 @ Le Deco 6F

ルデコでのWS2Bグループ展「Annual 2018」から二ヵ月が経つ。記録のためにそのときの展示をここに残しておこうと思う。

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# by pprivateeye | 2018-11-21 02:54 | Comments(0)

雨の江古田を徘徊

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2018年11月9日(金)

◆オリジナルプリント展「原直久 時の遺産」、日芸 芸術資料館/写真ギャラリー
8×10で撮られたフランス、イタリア、スペイン、韓国、台湾、中国の街や風景。それに初期の「蜃気楼」のシリーズ。写真ギャラリーでカラー作品、芸術資料館のほうで主にモノクロ作品が展示されていた。モノクロの半分くらいはプラチナ・パラジウム・プリントだった。好みはヨーロッパの風景、それもゼラチン・シルバー・プリントだな。もともとプラチナ・パラジウム・プリントの色調が好きではないのだが、一点だけいいなと思ったのは夜のサンマルコ広場からレストランのある建物を撮った作品だ。夜の闇のボンヤリした感じが和紙の印画紙と合っていたし、光りのある室内は鮮明に捉えられていた。
プラチナ・パラジウム・プリントの暗室作業の模様もビデオで放映されており、その作業手順や暗室の模様をじっくりと見た。その感想は、原さんは物事をきっちりと手順よく丁寧に進めていく人だなというもの。下の二点の写真はネガの整理番号や撮影時のデータだが、まず40年間同じやり方をずっと続けてきたことに驚く。撮影データで絞りやシャッタースピードをメモするのは普通だが、日付とともに時刻まで記入されており、その几帳面さがすごい。
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この日は雨模様だった。普段は雨の日に展示を見に出かけることはほとんどないのだが、この展示が最終日だったので見に行った次第。
せっかく江古田に来たのだからモニュメントwとなる箇所を徘徊した。

残念ながら閉店となったプアハウス
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江古田の交差点の材木店
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山東餃子
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スタービル向いの丸金自転車店
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スタービル跡。
向こう側に、新江古田駅から来るとき自分がモニュメントにしていたビルが見える。
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この日歩いた道。アプリがブレブレ。右上の先端が小竹向原駅。左上がプアハウス。一番下がスタービル跡。
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# by pprivateeye | 2018-11-10 22:49 | Comments(0)

11/8 Twitterから再掲 蓮實重彦『凡庸な芸術家の肖像(下)』より

遥かな距離にある対象物に照準を合わせること、そして指の微妙な動きが成功と失敗とを分けへだてるという物理的な類似にとどまらず、ある攻撃的な衝動なしには達成されがたい振舞いとして、撃つことと撮ることとの心理的な類縁性が、すでに写真の発生期に、狩猟の快楽に目覚めたばかりの旅行家によって実践されている点に、われわれは改めて興味をおぼえる。ある種の征服欲の発現なしには、撃つことも撮ることも真の目的を遂げえないだろう。しかもその征服欲は、真の闘争として演じられるのではなく、ある種の儀式性に保護された主体にのみ許されるいくぶんか遊戯的な、ほとんど虚構の欲望として充足されるのだというべきかもしれない。撮ることは、狩ることと同様、ほとんど安全な振舞いであり、それでいながらそのつどいくばくかの勝利を味わうことを主体に約束する。つまり、そのいずれにあっても、しかるべき努力は獲物によって報われるのである。


蓮實重彦『凡庸な芸術家の肖像(下)』講談社文芸文庫、P.193








  



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# by pprivateeye | 2018-11-08 23:23 | Comments(0)

10/23 蓮實重彦『凡庸な芸術家の肖像ーーマクシム・デュ・カン論(上)』より

語るという体験は、それが虚構の世界におけるものであれ生きたできごとの記述であれ、ありえたであろう真実に対して正しいか間違っているかの水準で正当化されるものではなく、語ることの真実らしさをめぐる許容度という点で判断されるべきものなのだ。つまり、本当らしく見せるための配慮の体系が、語りを正当化しているのである。
 ・・・・・・
それはあくまで、本当らしく見せるための配慮であり、物語は、その配慮の体系に従って語りつがれてゆく。物語とは、この配慮の体系が不断に機能しつづける言語的な場合にほかならない。語られたこのとの真実ではなく、語ることの真実らしさをめぐる許容度を共有しうるものだけが物語を語り、物語を聞くことができる。


蓮實重彦『凡庸な芸術家の肖像ーーマクシム・デュ・カン論(上)』講談社文芸文庫、P482~483








  



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# by pprivateeye | 2018-10-23 23:23 | Comments(0)

10/20 Twitterから再掲 『凡庸な芸術家の肖像ーーマクシム・デュ・カン論(上)』より

人類は、おそらく、1863年に、初めて大量の馬鹿を相手にする企業としての新聞を発明したのである。

政治をいっさい語らないという姿勢がいかに政治的なものかを証明する事実だといえるし、また、誰にも読める平易な文体というものが、まさしく政治的な要請のもとに意図的に作りだされたものであるかを立証しうる事実だともいえるだろう。

蓮實重彦『凡庸な芸術家の肖像ーーマクシム・デュ・カン論(上)』講談社文芸文庫、P445
(Twitterに引用したテキストを再掲。流してしまうのは惜しいので。)






  



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# by pprivateeye | 2018-10-20 23:23 | Comments(0)

「筒井康隆展」

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2018年10月10日(水)

◆「筒井康隆展」、世田谷文学館
こんな集大成のような展示がSF作家で見られるとは思っていなかった。大きな年表が会場を巡っているがこれが中心といってもよさそうだ。順に飛ばさずに読んでいく。筒井ファンなら知っている出来事が出てくれば思わずニヤリとしてしまうだろう。やはり世間に認知されるまであたりが面白い。そいうえば有名人を半年ごとくらい順番に編集長にしていた「面白半分」誌の筒井康隆編集長時代の同誌は実家に残っているはずだ。このときタモリが連載していたのだが、売れっ子になっており原稿が締切に間に合わなかった。筒井編集長はそのページを白紙のまま雑誌を発刊した。これは当時、雑誌界隈では話題になったらしい。
他にすごいなと思ったのは手書きの生原稿がきちんとハードカバーで製本されていること。そこに書かれた文字を見ると驚くのは、長い作家時代にもかかわらずほとんど変化していないことだ。これは他の作家も同じなのか。
あと、有名な奥さんの光子さんのコーナーもあり、思わず微笑んでしまう。


◆写真家集団BLOW-UP「begin」、Gallery LeDeco 4F
メンバーはWS2B出身の人たちなのかな。写真家集団と名乗るのだからメンバーで動いていくのだろうか。そのあたりの主旨を記したものはなかった。作品として面白いかなと思ったのはコンビニのコピー機からプリントした写真を大量に展示していた作品。70、80年代の写真活動の焼き直しのようにも見えた。それはパロディかオマージュか。









  




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# by pprivateeye | 2018-10-13 21:12 | Comments(0)

pen-Fなんて・・・・・・

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2018年10月2日(火)

◆中藤毅彦写真展「White Noise」、Zen Foto Gallery
デジタルでモノクロの東京。一部、カラーも。カラーは明治時代の着色してカラー写真にしたものに似せたイメージだそうだ。変化していく東京、自分の好きな風景や場所がなくなっていくのを惜しんで撮ったいるらしい。個々の写真から受けるのはどちらかといえば古い印象なのだが、全体で見ると新鮮な感じがした。特に写真集からその印象が強い。またこの写真集が凝ったものになっている。折り返しになったページがいくつもあり、そのまま観音開きにして左右対称に見ることができるし、折り返しのページを逆方向に折るとその先のページと連動するといった作りで、お遊び気分もあって楽しい。好きな作品は入口ドアの左側に展示されていた、スカイツリーからの空中写真だな。反射して白く光る小さなビルがみっしりと立ち並んでいる東京の全体はどこか不思議な感じだ。こんなところに人がぎっしりと詰まっていると思うと異様だし、踏み潰して足跡を付けてみたいといったスケール感の狂った思いも湧いてくる。


◆塚田信之写真展「静かな雑踏Ⅹ」、ギャラリー蒼穹舎
写真仲間の展示。タイトルにあるように10回目、10年目。同じテーマで10年続けるなんてすごいと思う。しかもカメラもフォーマットも作品サイズも変わっていない。それでも作品は違うように見えるのは贔屓目だろうか。前回は印画紙がウォームトーンのものでそれまでとは異なる感想を持った。今回はそれ以前の印画紙に戻したようだが、黒が滲んだように見えた。ギャラリー内は静かで空調と自分の靴の音だけがする。写真の中も無言の人たちだ。繁華街でのスナップだが街の音や人の声は聞こえてこず、人々の動きも方向感がなくバラバラで、夢の中に出てくる風景かもしれないと思われた。



新宿ヨドバシカメラでフィルムを購入。1本1000円前後の値段ではまとめ買いといっても5本くらいが限界だ。お店にもそんなに置いていないようだし。
ルデコでのグループ展で同じフロアにOLYMPUS pen-Fで作品を作っているメンバーがいたし、今日の中藤さんの作品はほとんどが同機だ。気になるのでヨドバシの店頭で実機を触り、説明を聞き、パンフレットをもらってきた。そう、欲しいのである、使ってみたいのである。ただデジタルで作品を作る環境も知識も皆無なので、たとえ買っても高い買い物で終わってしまうのが十分予想される。












  




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# by pprivateeye | 2018-10-03 23:23 | Comments(0)