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2018年 02月 14日 ( 2 )

山田風太郎の明治の人物

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2018年2月9日(金)

◆明治150年記念「幕末・明治の古写真 明治を築いた人々」、JCIIフォトサロン
この写真展に興味を持ったのは現在読んでいる山田風太郎明治小説全集(ちくま文庫)のためだ。小説のための副教材と言っていいかもしれない。山田風太郎の小説は、事実はそのままにして隙間を埋める作者の想像がとんでもない世界を創っている。そうであったかもしれない、そうであったらこんなに面白い小説になる、という虚構の最たるものだ。
全14巻の中で(まだ全部を読み終えていないが)印象が強いのが川路利良だ。警視庁の初代大警視だ。いくつかの小説に出てきて鋭利な人物という印象だが、この展示での写真を見ると意外に人なつっこい顔をしている。またその写真自体も全体のなかでもいい写真だ。他の人物写真が無表情でつくったような写真だが、川路の写真を表情があり生きているという感じがする。この他では陸奥宗光が興味深かった。小説では浮沈の激しい経歴でシャープな人物として描かれている。写真ではそのシャープな面に老獪さが加わったように思えた。
上記の写真はサンフランシスコでの岩倉使節団。写真左から木戸孝允、山口尚芳、岩倉具視、伊藤博文、大久保利通。岩倉使節団は当時の政府首脳たちを中心に、使節46名、随員18名、留学生43名という大人数で米国や欧州を1年9ヵ月もかけて視察したもの。その模様は岩波文庫の『米欧回覧実記』で読むことができる。







  




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by pprivateeye | 2018-02-14 23:37 | Comments(0)

渋谷~中目黒

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2018年1月26日(金)

◆戸田真琴×福島裕二写真展、ルデコ 4,5F
700枚にもおよぶ展示は圧巻だが、レタッチなしとなればカメラマンの技術が伺えてしまわないかと思う。大伸ばし、A4サイズ、ポラロイドと見比べると、ポラロイドの一回限りの写真に興味がいく。これだけの数の展示でもポートレートと割り切って見ると、1枚だけという思いを強くした。同じモデルで違うポートレートというのは年という時間をかけて出来上がるものではないかな。

◆Exhibition「Baum! vol.0 記憶の輪郭」、ルデコ 3F
山市直佑、小須田翔、神田開主、斎藤小弥太、奥初起
新しく「Baum!」という写真グループを結成してそのお披露目の展示。写真グループが実際の作品制作に対してどんな意味を持ってくるのかよくわからないが、若い写真家が作品発表を行っていくという意欲に期待したい。この五人の中で名前を知っているのは神田さんと斎藤さんの二人だけで、作品をじっくりと見たのは神田さんだけだ。そのせいというわけでもないが神田さんの35mmでの作品がよかった。特にDMにも使われている朽ちたバスの写真はここへ撮りに行きたいと思った。

◆尾仲浩二写真展「Slow Boat」、POETIC SCAPE
昨年12月から始まった展示の後半。作品は今回の写真展のために新たにプリントされたものとのことだが、写真集の印象からするとコントラストは高めのように思えた。







  




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by pprivateeye | 2018-02-14 23:35 | Comments(0)
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写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye
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