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木場公園

近くには来ていても公園に入るのは何年ぶりかだ。

木場公園_f0067724_23463936.gif


◆東京都現代美術館で「屋上庭園」(という企画展)を見る。
庭というコンセプトでまとめているのだが、ちょっと無理があるような気もする。

中林忠良のエッチングがよかった。
特にスクエア・フォーマットの「転位―'82、'83」シリーズは何度も見てしまった。
写真に限らず、正方形のフォーマットというのは特殊なのだと思った。

内海聖史の作品は、正反対のスケール感を持った二つの作品に圧倒される。
ヨコ約1m×タテ約3mのキャンバスを横に20枚、それを上下に2段に組み合わせて大きなキャ
ンバスにした作品、これは木々の梢を描いたように見える。
もうひとつはこの展覧会のチラシの写真にも使われているが、約5cm四方の小さなキャンバス
を間隔をおきながら数多く展示したもの。
これは枚数を数えてみました。タテ一列に17コ、それが47列、8コの列が10列、合計879コも
ある。でも展示はチラシのほうがいいような気がする。

常設展も見るが、二つも続けるともうお腹がいっぱいという感じになってしまう。
それでも惹かれる作品があって、それは抽象画でも明確な形を持たないもの、ぼんやりした感
じの大きな作品の前で足が止まったりする。

3Fには数年前にメキシコで奇跡的に見つかった、岡本太郎の「明日の神話」も展示されている。
これを見られたのはラッキーだ。
ほかにホンマタカシの東京、宮島達男のデジタル数字、日高理恵子の樹の枝などもある。
by pprivateeye | 2008-05-21 23:56

写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye