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Private Eye

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力のある写真というものがあるのだと思う。

○コニカミノルタプラザ
ギャラリーA 岡田雄二写真展「北関紀行」
自宅周辺の「変なもの」を撮影。キャプションには異空間とあったが、むしろ異形のものといった感じでモノを撮っている。
デジタル撮影で細かなところまで再現されている。かなり手間をかけているらしい。
リアルすぎるというか、日常においてわれわれはこれほど精緻にモノを見ていない。
それがプリント上にはっきりと表されると、普通ではない感覚になる。
その意味では作品自体が異空間ともいえる。作者はそんなこと考えもしなかったろうが。

ギャラリーB 遠藤晶写真展「Shebbakia シュバキア」
以前にDAZZLEで展示されたモロッコの再構成版というものになるらしい。
これは、たまたまいっしょになった作者の友人のYさんの説明による。
毎回見て思うのは、端正な撮り方だということ。
それに、柔らかいというか、やさしいというか、緊張した雰囲気があまりない。
こちらはまったくの銀塩だが、デジタルのギャラリーAと比較すると面白い。
Bのほうではまるで写っていないような印象を与える。

ギャラリーC 日本山岳写真協会・選抜展「それぞれの山」
かつて自然の風景写真を撮っていた者から見ると、すごい写真ばかりだ。
で、現在の感覚では、望遠よりも広角で自分の足下から撮られた作品のほうがすごさが伝わってくる。


○新宿ニコンサロン、北島敬三写真展「USSR 1991」
少し前にどこかのギャラリーで開催されていたが見逃しており、伊奈信男賞を受賞したことで再度見るチャンスができた。
少し下から撮られたポートレートは、人物を尊大に見せる効果がある。
あえてそういうアングルで撮影し、ポジで粒子の目立つプリントは、崩壊したばかりのソ連の人びとと重ね合わせられているのだろうか。


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by pprivateeye | 2007-12-12 23:23 | Comments(0)