鈴木理策がすごい
2007年 08月 20日
東京都写真美術館で来月から鈴木理策の個展があるが、これらの作品が見られると思うとワクワクする。竹内万里子、飯沢耕太郎との講演会に申し込んだが、抽選に当たってほしい。
このほかでは月例コンテストにすばらしいのが2点。モノクロの「祖母が逝った朝に」と、ファースト・ステップの「じいちゃんが死んだ」だ。ともに家族が亡くなったときのものだが、そこには家族が世代がはっきりと写っている。
「日本カメラ」9月号は、鬼海さんのカラーの「東京夢譚」にビックリ。モノクロと同じ構図らしいが、これはこれで別のシリーズにもなりそうだ。
あと、好きなのは吉田友彦「Sand Hill」。これは以前にP.G.I.で見たことのあるシリーズだと思う。池田ただし「東京ヨウネンキ」も妖しい色で好きだ。
北井さんの今回の連載は、不忍池の蓮。これを見て(たぶん)悔しがる人を一人知っている。
驚きなのは学研の「四季の写真」。バリバリのネイチャーフォトの雑誌が「カメラ日和」とかいった感じの内容に変わっている。巻頭が福山雅治で、特集にはハービー山口の名前があったりして、女性もターゲットということのようだ。総じて文章は軽い印象。でも瀧本幹也みたいなとんがった人も出ているし、少し期待してみよう。
ひとつぼ展の公開二次審査会に申し込んだ(聞くほうね)。ホンマタカシが選考委員の一人なので、どんなことを言うのか聞いてみたい。
Now Listening : Grateful Dead