「Mongol Rocks!」 2日目 雨
2007年 02月 14日
オリンパス・ギャラリーで、根本タケシ「深川散歩Ⅱ」を見る。
ギャラリーに入ってビックリ。左右の壁に墨田川が写っている。解説を読むと、永代橋から両国橋の間約3kmの区間を60枚に写真に撮って、デジタルで一枚の写真に仕上げたものとのこと。縦90cm、幅9メートルの写真だ。それが左右両岸ある。
実はこの区間は新大橋と清洲橋の間で大きくカーブしている。しかしこの大きなプリントではまっすぐな川に見える。つまりこれも虚像なのだ。写真は決して真実を写すものではなく、カメラという道具を使って撮影者が考える絵を作り出すものだというとことがよくわかる。作者の視点(視線)を表現したものが写真と言っていいかもしれない。
次いでDAZZLEで、築地ゼミの卒業展vol.4、松村大輔「エマージング・グリッド」を見る。
築地さんはメタリックなモチーフをよく撮っているが、それをカラーでやっているような感じ。都市の中の直線と曲線を撮りたいのだが、それで何を表したいのかキャプションを読んでもよくわからなかった。
雨の中、写真を撮りながら午後1時ごろ、ギャラリー・ルデコに着く。
週の真ん中で平日で雨のせいか、訪れる人はまばら。自分の写真をじっくりと見ようと思うのだが、案外集中できないものだ。それに今日半日見ていたが、自分の写真に対して何も出てこない。どうしよう。問題意識が低いか。これから撮りたいと考えているシリーズはモノクロばかりなので、カラーを見ても反応が薄いのか。
Now Listening : Grateful Dead / Hundred Year Hall