築地仁写真展「垂直状の、(領域)・06」
2007年 01月 10日
陽があたって影が出ている場面ばかりだったので、光りのあるところしか撮らないのでしょうかと尋ねたら、それを意識したわけではないが、みんなの撮らないような難しいところを撮っている。それはレンズの性能を最大に引き出すために・・・、難しくてついていけなかった。
プリントのことで質問する。
自分で現像しないのなら段階露光をしたほうがいい。
シャドーの部分をつぶさないように。
個々のモチーフのエッジが立つように。
テスト・プリントをいくつも作ること。
印画紙の能力が落ちているのでレンズの性能を最大に引き出してやり、フィルムの特性を・・・、やはり難しかった。
少し尋ねただけでも真剣に答えてもらえて、ありがたかった。築地さんを100とすると10にも届いていないと思った。
本当に良いプリントを作るには、暗室内のことだけでなくレンズから知らなければならない。銀塩の細く長い厳しい道はまだまだ続く。
Now Listening : Zoot Sims / The Modern Art Of Jazz