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生賴範義 展

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2018年1月22日(月)

天気予報ではかなりの雪が降るというなか、上野の森美術館へ「生賴範義 展 THE ILLUSTRATOR」を見に行った。月曜日は開館している美術館やギャラリーは少ないがここは会期中無休なことや、雪で客足が少ないだろうとの思惑で出かけた。生賴範義(おうらいのりよし)の名前は熱心なSFファンだとどこかで目にしていると思う。小松左京や平井和正のハヤカワ文庫の表紙イラストをほとんど手掛けている。他に有名なところではゴジラやスターウォーズの映画のポスターも描いている。あるいは戦国武将や戦後日本の政治家のペン画は新聞広告で見かけているかもしれない。展示はこれらのポスターや書影と、その原画が中心。表紙イラスト手がけた実際の本を立てかけて上に大きく展示した「生賴タワー」は圧巻だった。それらの本はほとんど絶版になっているものだ。また、その原稿となった作品は大きなものが多くて驚いた。イラストの原画というとせいぜいA3サイズくらいを思い浮かべるが、展示されているものはA0サイズ前後が多く、アクリル絵の具でリアルに描かれていた。「SFアドベンチャー」の表紙の連作は下書きもいっしょに展示されていたが、バランスやデッサンの正確さのためにマトリックスを引いてから描かれていた。それが細部まで描き込まれ、しかも本番ではそれをさらに細かく修正しながら完成にもっていっている。最後に絶筆となった書きかけの作品が展示されいた。
・生賴範義(おうらい のりよし)1935.11.17 - 2015.10.27(満79歳没)

生賴展を見終えて外に出ようとしたら玄関左側でも何か展示をやっているようだったので覗いて見た。

◆粂原愛 個展「うたかたの庭」、上野の森美術館ギャラリー
日本画の展示だった。梅の花をモチーフに、縦長の画面を複数枚組み合わせたもの。紅梅の赤が鮮やかだった。離れて見ていると確かに梅の木や花なのだが、ある距離まで近づくと一気に抽象画のように変化して形が見えなくなってしまう。その不思議な感覚が面白かった。大きな作品が7~8点あるのだが、それが全部昨年一年間に制作されたもので驚いた。入口でカウントを取っている人が最初、美術館のスタッフかと思っていたがどうも作家自身のような気がしたので尋ねたら果たしてそうだったので、上記のような感想を述べてギャラリーを出た。


美術館の外はもう十分に白い世界となっていた。雪の上野の森を撮る人は他にも何人か見かけて、自分と同じような人がいるんだなと思った。せっかくなので雪景色の中のロダンの彫刻を見ようと思ったのだが、西洋美術館は月曜が休館日でゲートが閉まっていた。遠くから「カレーの市民」の後ろ姿を撮影。雪が降ってきたのでもう帰ろうぜと話しているようにも見える(by Katsurayama)。下の写真はモノクロみたいだけど全部カラーです。


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by pprivateeye | 2018-01-30 00:13 | Comments(0)