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銀座・GINZA・ギンザ

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2016年8月19日(金)

ちょ~久しぶりに都会に出てきたよ。
8月に入ってギャラリーをまわるのは今日が初めてw

・「ウルトラ植物博覧会2016 西畠清順と愉快な植物たち」、ポーラ・ミュージアム・アネックス
写真展じゃないよ。銀座通りを歩いていたらショーウィンドウが気になり、横を向いたら何やら不思議な形をした植物のポスターが目に入ったので覗いてみた。世界各地から集められた植物コレクションの一般展示。パンフレットに書かれていたことから。「ひとつ勘違いしてはならないのが、植物はアートではない。アートに元であり、アートよりも地球上に先にあったものであることは歴然たる事実だからだ。しかしそれら植物は、芸を持った人と出会うことで劇的にアートに変わる。」

・地現葉子写真展「White Out Ⅱ ―出発―」、銀座ニコンサロン
鳥(ヒヨドリだったと思う)が集団で空を舞うシーンだけをモノクロで撮影。最初思ったのはもっと黒く焼いて鳥の形をシルエットにしなかったのかということ。それを尋ねたら、そこまで抽象化はしたくなかった、鳥という現実を残したかった、黒くつぶしてしまうとエッシャーの絵のようになりそれは嫌だった、とのこと。現実ということからすれば、DMにもなった写真が現実と虚構ということを連想させた。手前に一羽だけ大きく写っている鳥は現実で、遠くにいる鳥の群れは虚構を象徴しているかのようだ。渡り鳥の旅立ちを見送って「出発」という副題がついているようだが、作者が「本来は私の中にも、自らの感覚で本当に必要なことを見極め、時を逃さず進んでいく力があったに違いない。」ということを書いているのを読んで、旅立ちたいと願う作者自身のことではないかなと思ったりもした。

・石内都 展「Frida is」、SHISEIDO GALLERY
作品はメキシコの画家フリーダ・カーロの遺品をカラーで撮影したもの。石内さんが自身の母親の遺品を撮ったものと同列にあるものだ。たしか目黒美術館での写真展を見てのことだったと思うが白岡さんが「ピントが甘くてダメだ」と言っていたのを思い出した。手ブレやピントの甘いところに目が行くと作品の中に入り込めなくなってしまい、会場を一周しただけで出てきてしまった。

・神田開主(かんだあきかみ)写真展「壁」、ギャラリー冬青
ダムの壁と湖面を真上から撮影したもの。これらの作品は少し前に銀座ニコンサロンでも見ている。しかし、今回見るとそのときとは違った印象を持った。それはプリントサイズの違いによるようだ。銀座のときはポスターのような大きさだったが、今回は六つ切りくらいの大きさだ。大きいと湖面の違いや変化が気になり、そのためダムの壁が占める割合は小さいほうがいいと思った。しかし今回のように小さくなると一目でイメージ全体を見ており、全体の形が気になった。壁もある程度大きいほうがバランスがいいようだ。といった見方をしたせいか、一番のお気に入りは中央正面の右から三番目の作品だ。スターウォーズなどのSF映画の場面を連想した。湖面の氷の模様は惑星の表面であり、ダムの壁は戦闘機などの発射スペースのようだったw






  




Twitter:冬青社/ギャラリー冬青/Tosei ‏@tosei_sha より

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by pprivateeye | 2016-08-22 03:04

写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye