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第2回写真家ビューイング・鈴木光雄

鈴木光雄さんに「In-ti-mate」と「SAKURA」のシリーズを見せてもらい、話を聞く。
製作態度(姿勢)として、ストイックに、余分なものを削り取って、コアな部分を表現したい、とのこと。

花のシリーズである「In-ti-mate」では、買ってきた花をすぐに撮るのではなく、何日間か部屋に活けておいて、馴染んできてから撮るとこと。馴染むのは、撮影者もそうだが花も新しい環境に馴染むわけで、これは花と一種のコニュニケーションを取っていることになるのではないかと思った。

桜の枯葉を撮った「SAKURA」では、意外な、そして高度なライティングを行っているらしい。
また、このシリーズに限らないが、最初はいろんな方法(フォーマット、フィルム、ライティング・・・)で撮ってみて、どの表現の仕方が合っているのか試しているとのこと。
桜の枯葉のグレーがきちんと出るような撮り方をしたほうがいいのではないか、と指摘されたこともあるらしい。それもひとつの作品になると思うが、ここでは虫食いの枯葉と強い光りが、しかし硬い表現にはならずに、合っていると思う。

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by pprivateeye | 2006-06-18 09:57

写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye