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David Bowie

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2015年10月24日(土)

渋谷のイメージフォーラムで「デヴィッド・ボウイ・イズ」を観る。初日の初回、整理券No.54だった。
2013年にイギリスの国立ヴィクトリア&アルバート博物館で開催された、同タイトルの展覧会を追ったドキュメンタリー映画だ。展覧会はデヴィッド・ボウイの赤ん坊の写真から始まる回顧展で、イギリスの後、世界を巡回している。

ところで肝心なことだが、これまでほとんどデヴィッド・ボウイの音楽は聴いたことがない。
アルバムは「ジギー・スターダスト」を持っているくらいだ。しかし、このアルバムが出たのは覚えている。邦題が「屈折する星屑の上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の群」で、なんじゃこれはと思った。第一、覚えられない。原題の“The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars”を直訳しただけだった。
その頃、つまり1970年代初めはレッド・ツェッペリンが71年に「Ⅳ」を、ディープ・パープルが72年に「マシン・ヘッド」を発表するなどまだまだハードロックの全盛時であり、ちょっと軟弱な印象だったデヴィッド・ボウイはほとんど気にすることはなかった。ただ、ヴィジュアルでも独自の展開をしていたので雑誌ではよく目にしていたと思う。

で、いまも特に聴いているわけではないので、この映画に出てくる業界の人から一般の人までの興奮というのは何の感傷もなく見ていただけだった。

でもね、50年というキャリア、それも一貫して“デヴィッド・ボウイ”という音楽をブレずに続けてきたということには関心がある。簡単に無視はできないんじゃないかと思っている。しかし、自分の年齢からすると新しい音楽を追いかけるのは難しいものがある。自分の中に根っこになるような記憶がないのでどうしても頭で聴いているような気がする。これと同じように思うミュージシャンにブルース・スプリングスティーンがいる。この人の発音がよく聞き取れないのがつらいw
by pprivateeye | 2015-10-26 01:38 | 映画

写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye