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10.21

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2015年10月21日(水)

・ベンジー写真展「島へ ~魂のデブリ~」、新宿ニコンサロン
ポラロイドなどインスタントカメラを使って、約30年間も三宅島など小笠原諸島を撮影。
何でもない風景なのだが、いや、何でもない風景だからこそポラロイドの柔らかでクリーミー(?)な色合いが合っているような気がする。数を撮っていること、約7cm四方の小さな画面、といったこともある種の懐かしさを呼び起こしていると思う。
一つの被写体をクローズアップで組み合わせて作った大きな作品も4点展示されている。これらは必ずデイヴィッド・ホックニーが引き合いに出されるが、これはもう手法の一つだと割り切っているとのこと。ホックニーよりもきちんと計算された感じで、個々の形が重なり合う部分が少ない。ただ、それによってパワーが少ないと感じるとも言えそうだが。
オリジナルのポラロイドは撮影後の時間が長くても写真の退色は少ないようだ。現像液が均一に塗布されているのもオリジナルのほうだ。
作者は普通の日本人。名前は愛称だとか。


・中藤毅彦ゼミ第2期修了展「Gelatin Silver TOKYO」Part2 ササガワヨウイチ・飯田夏生実・橋本有史、BRIGHT PHOTO SALON
全体におとなしい感じ。シャネルのウィンドウの定点的な撮影はあまりピントがきちんときていなかったがなぜだろう。神田をテーマにした作品は小全紙と大きなものだったが、イメージは静かな印象なので小さなほうが似合うように思えた。街中でのスナップ作品は粗粒子現像されているが、撮っているものや撮り方と合っていないような気がする。


・佐野久里子写真展「In Situ」、銀座ニコンサロン
タイトルはラテン語で“本来の場所にて”という意味らしい。決して陰湿ではない(笑)。ワークプリント、セレクトの段階から何度も見せてもらっている写真だが、今回の展示ではこれまでよりも随分と柔らかく見えた。これはたぶん照明が大きく影響しているのではないかな。イメージそのものは作者がそのとき一瞬でも感じた風景・場面をスナップしているだけなので、見る側としてはどの作品に共鳴できるかだと思う。横浜のコンクリートがむき出しの建物の中を撮ったものがこの日は一番の好みだ。
オープニング・パーティに参加。出席者もほとんどがいつもの写真仲間だった。そのせいもあってか作者はいろいろな思いから挨拶では号泣、素直な気持ちが伝わってきて良かった。



一昨年のこの日は自分への誕生日プレゼントだと言って『死ぬまでに観たい映画1001本』という厚さ6cmもある本を購入。調子に乗って今年はフランスの哲学者ドゥルーズがインタビューに答えた『ジル・ドゥルーズのアベセデール』というDVD3枚セットを買った。YouTube
by pprivateeye | 2015-10-24 04:30 | Comments(0)