Lewis Baltz
2015年 10月 10日
2015年10月7日(水)
早稲田松竹でイングマール・ベルイマン監督の作品を2本観た後、六本木へ。
・ルイス・ボルツ「Sites of Technology」、ワコウ・ワークス・オブ・アート
ボルツが亡くなってもうじき1年が経とうとしている(2014年11月22日没、享年69歳)。
今回の展示はカラー作品の「Sites of Technology」(1989-1991)と、モノクロ作品の「Near Reno」(1986)の二つのシリーズ。好みは断然「Near Reno」だ。コントラストが強めだがグレーもたっぷりあるプリントはそっくり真似したいくらいだ。サイズが大きくないのもいい。四つ切くらいかな。
カラー作品や図録を見ると、彼はテクノロジーの周辺、関連するものに興味があるようだ。テクノロジーそのものではなく、それが発展する過程で変わっていくものを撮影している。あくまでも「もの」で、そこに人間が入り込む余地はなさそうだ。