アンドレイ・タルコフスキー
2014年 09月 09日
9月1日(月)
早稲田松竹でアンドレイ・タルコフスキー監督「僕の村は戦場だった」「アンドレイ・ルブリョフ」を観る。
タルコフスキーは2年前に渋谷のユーロスペースで全作品を観ているので、今回は二度目だ。
感想はほとんど変わらない。
今回思ったのは、タルコフスキーは水のイメージを多用しているということ。
「僕の村は戦場だった」では井戸の中を覗いたり、湖を渡っていくシーンなど。「アンドレイ・ルブリョフ」は雨のシーンで始まり、雨で終わる。川や、森の中の水もよく出てくる。
他の作品では「惑星ソラリス」は水そのものだし、「ストーカー」では水が滝のように流れ落ちる部屋があり、「ノスタルジア」では村の広場の温泉が出てくる。「サクリファイス」はバルト海の小島が舞台だ。
これは輪廻転生ではないが、すべてを流してしまう、流れ去るという感覚だろうか。