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写真家のビューイング

5/23(火)夜、2Bで写真家のビューイング。師匠の言葉によれば、「作家にお金を支払って作品を見て、作家はお金をいただいて責任をもって作品を見せる行為」。

初回の今日は、普後均(ふご・ひとし)さん。
「暗転」と「Flying Frying Pan」のシリーズを見せてもらう。特に「Flying Frying Pan」は写真集のカット全部をその順に見せてもらい、圧倒される。
黒がきれいだ。見ていて思い浮かんだのが、築地仁さん。築地さんの写真はメタリックなものが多くモチーフの違いもあると思うが、築地さんのプリントのほうがエッジが立っているような気がする。

普後さんは、「言葉で、考える」ということを再三、話される。
実際にシャッターを切るときはそれまで考えてきた「言葉」にこだわるとそれ以上のものが写らないので、そのときは感性が優先する。
コンタクトプリントを何度も見て、何度もセレクトを繰り返すことでひとつのシリーズがまとまりを見せる。普後さんは、ひとつのシリーズをまとめるのにかなり長い期間をかけている。
写す際、あるいはまとめる際、場所的な要素はまったく加味しない。あくまでもコンセプトにそったカットが選ばれる。ただし、コンセプトを重要視しても、それを表面に押し出すわけではない。

コンセプトとは、シリーズのベースになる部分かと思う。しかし、そのコンセプトが見えないと、まとめられたシリーズそのものが理解できない、ということになろう。
by pprivateeye | 2006-05-24 10:26 | Comments(0)