三好耕三作品展「Tokyo Drive 東京巡景」
2006年 05月 18日
行って正解だった。すべて8×10で撮られた東京の、少し目を引く町並み。それは、台東区日本堤にある老舗の天麩羅屋に並ぶ人たちだったり、荒川区東日暮里の鶯谷アパートメントの名前が残る建物に一筋の光りが射していたりする光景だ。なかにはスナップのようなカットもある。
8×10を大全紙にプリントしているので、拡大率は2.5~2.4。35mmフィルムは25mm×38mmなので、サービスプリントへの拡大率は3.56~3.34。つまり「8×10→大全紙」のほうが「35mm→サービスプリント」よりも情報の密度が高いことになる。
そんなことを考えてしまうほど、細かなとことまで見える。こんなプリントを見ると、写真ってすごいなと思う。
1Fには表参道にあった同潤会アパートの連作11点(小全紙)があり、6部限定でセット価格¥1,155,000でした。ちょっと高いので、代わりといってはなんですが、三好さんのモノクロの作品をまとめた『PHOTOGRAPH INDEX』というのを買いました。1ページに9~15点のカットが載っています。