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「時代」がキーワード

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5月17日(土)

・「桑原甲子雄の写真 トーキョー・スケッチ60年」、世田谷美術館
桑原甲子雄の名前はずいぶん前から知っていた。たぶん「写真時代」や荒木経惟経由だと思う。晶文社から出た写真集『東京昭和十一年』『満州昭和十五年』『夢の町』などを持っている。一方で、戦後撮られた「東京長日」シリーズなどは間延びした感じであまり好みではなかった。今回全体を見ても1930年代の写真がいい。この二・二六事件から日中戦争が始まる時代は先日観た映画「サウンド・オブ・ミュージック」と同時代であり、最近の右傾化する日本の状況と重ね合わせて見ていることに気付いたりもした。展示ではコンタクト・プリントやスクラップブックが興味深かった。


・本間日呂志「NUN湿板肖像写真展」、IKI-BA 粋場
原宿の完全アウェイな場所での展示だった。本間さんはファッション写真家のようだ。かなり多くの湿板写真が展示されており、力の入れようが伝わってきた。知識はほとんどないので保存のことで尋ねたら、坂本龍馬の写真が100年経ってもきちんと残っていることや古道具屋で売られていたりするのを見ても、簡単に退色したり像が消えることはないだろうとのこと。


・渋谷ゆり写真展「Living the High Life」、GALLERY TARGET
ここも原宿の初めてのギャラリー。道路に向けて展示されている作品がアンセル・アダムスで有名なハーフドームを撮ったものだったので、場所を間違えたのかと思ってしまった。作品はいわゆるカウンター・カルチャーの人たちを撮ったものだった。米国にはまだそんな生き方をしている人たちがいるのかと思った。ただ70年代前後の頃のように突飛な恰好ではなく、ごく普通のキャンプをしている人に見えた。
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by pprivateeye | 2014-05-19 19:07 | Comments(0)