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BGMはスタン・ゲッツ

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3月22日(土)

・髙栁武史写真展「おなじような日日」、森岡書店
スパイカメラと言われたミノックスで撮影。ネガサイズは8×11mm。これを半切くらいに引き伸ばしたカラー作品。粒子は一見デジタルのノイズのように見えて面白い。ピクトリズムの頃の写真のようにも思える。ミノックス効果(?)も面白いかもしれないが、やはり「写真的」にいいところ撮ったものがいいと思う。
ギャラリーの森岡さんの新しい本『荒野の古本屋』を購入。サインをもらう。


・「EMON AWARD グランプリ受賞展」、EMON PHOTO GALLERY
グランプリは田畑信之さん。作者の住んでいる地域を主に夜、日々の記録として撮影。記録だがそれは日常の出来事ではなく作者のそのときどきの心象が表れた作品だ。展示の構成もいい。ギャラリー外のコンクリートの壁からガラスを越してそのまま室内につながるような見せ方になっている。他に、4×5のモノクロで昼と夜、同じ場所を対比的に撮った作品も面白い。


・池田多美江写真展「月日を飛び回る心 ・・・India 1980」、Gallery E・M西麻布
作者はギャラリーオーナーの竹内さんと大学の同窓で、広告代理店をやめてインドに行ったときの作品。34年前のものだが、古くもなく新しくもなく、ほとんど時代がわからない。それは場所がインドだからというわけでもなさそうだ。インドに行く前に撮られた70年代の日本が写真集に収められているが、そこでも時代的な要素は希薄だ。沖縄を撮っても同じだった。
竹内さんに来客があり、その方がジャズの写真を撮っていて、しばらくジャズの話となる。竹内さんは小学6年生のときにベニー・グッドマンを聴いてそれ以来ジャズ一筋。マイルス・デイヴィス「Kind of Blue」を初めて聴いたときはわからなかったとのこと。エリック・ドルフィーのレコードはほとんど持っている、etc.
by pprivateeye | 2014-03-25 00:56

写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye