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写真に写るもの

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10月6日(日)

青山ブックセンター本店で「畠山直哉×祖父江慎トークイベント」に参加。畠山さんのBLASTシリーズが初めて写真集となり、その写真集を手掛けた祖父江さんとの対談。

泥とかゴミとか実際に見ると大変なものだが、写真だときれいに見えてしまう。渋谷川の暗渠を撮った写真でもそういうことが言える。場所の持っているさまざまなメッセージを伝えたいが、写真になると鑑賞的なものになってしまう。現実、現場と写真は決してイコールではない。コミュニケーションを考えると問題がある。

これまで畠山さんは、写真には目に見えるものしか写りません、心が写真に写りますか、と言ってきた。しかしこの話をしているときの畠山さんはもう少しで気持ちが写真に写ると言いたそうなそうな感じだった。あるいは、写っているものから別のものを読み取ってしまうと。

なぜデジタルで撮らないのかと世界中の人に言われたらしい。フォトショップでの作業は面倒で嫌そうだ。面白くない。祖父江さんも、製版とか解像度といったことが入ってくると写真が別のものになってしまうと話していた。

撮影のとき、写真を見るときはデジタルもフィルムもあまり差はない。撮影後のプロセスに違いがある。そこでの美学の違いがある。これはあくまでも作者としての立場、考え方。

いいなと思う写真は、自分の写真については思う。他の人の写真についてはあまりない。

現在撮っている陸前高田と、80年代のライムワークスが同じ仕事に見えてしまう。不思議でもあり、不気味でもある。

最後の質疑応答で質問した2人は同じ写真仲間だった。ひところのような畠山人気が薄れているような気がする。このイベントでも開場前に並ぶ人は3人しかいなかった。予約なしでも前の方の席で話が聴けたようだ。
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by pprivateeye | 2013-10-21 00:44 | Comments(0)
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写真について、極私的な、 あれやこれや


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