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「午後」を見ているとハッセルで撮りに行きたくなる。

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9月5日(水)

ようやく都写美に行った。
・田村彰英「夢の光」、東京都写真美術館 2F
「BASE」はカッコいいのだが、その時代状況からの見方が強すぎるのではなかろうか。だからこそ「BASE 2005-2012」を撮ったのではと思う。
「家/道」は東京国立近代美術館で見たときは六つ切のプリントだったが、ここでは大全紙サイズだ。
「午後」のシリーズがお気に入り。ハイコントラストだが赤フィルターなど使っているのか。
「湾岸」は4×5を2枚一組で見せるという手法のせいか、1枚だけで見ると弱いような気がする。

・「自然の鉛筆 技法と表現」、東京都写真美術館 3F
タルボットの「自然の鉛筆」を初めて全部見ることができた。しかし、そのキャプションに書かれた文章は最低だ。句読点も含めてきちんと読み返したのかどうかも怪しい文章だ。
また、作品リストには通し番号が付けられているのに展示作品にその番号がないのはなぜだ。ちょっといい加減ではないか。
アンセル・アダムスの「月の出、ヘリナンデス、ニューメキシコ」を初めて見た。撮影は1941年、このプリントは1980年でヴィンテージ・プリントではないのが残念。この作品については自著にかなり焼き込み・覆い焼きをやっていると書かれている。しかしそのことはほとんどわからない。

・鋤田正義「SOUND & VISION」、東京都写真美術館 B1
広告写真の人で音楽好きならその作品を必ず目にしている。先日このブログに載せたマーク・ボランもそうだ。麻雀卓を囲んでいるYMOの写真も有名だ。しかし、プライベートで撮られたモノクロも目を引くものがあった。しかも70歳を超える年齢でまだ撮っているというのがいい。


都写美のアンケートには上記のキャプションのことはしっかりと書いてきた。それに常設展を設けてほしいとも。みんながアンケートに常設展のことを書けばもしかしたら実現されるかもしれない。
by pprivateeye | 2012-09-08 01:46

写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye