リスペクトは大事だよね。
2012年 06月 04日
6月2日(土)
・石元泰博追悼展「シカゴ、シカゴ」、P.G.I.
ギャラリーを入ると石元さんを撮った大きなポートレートが迎えてくれる。これがいい。
展示は水戸芸術館で見たものと同じだが、1~2点記憶にない作品があった。
PCで石元さん関連のムービーを見ることができるのだが、その中に三好耕三さんが16×20インチの特注の大判カメラで石元さんを撮影するものがある。これは必見だ。三好さんは黙々とカメラをセットし、シャッターを切るときもその温和な顔を被写体に向けるものの、撮りますよとかの言葉は一切発しない。このとき撮影されたものが入口に展示されているものだ。2008年の撮影となっている。
・沼田早苗「町のいとなみ」、大野葉子「刻 ~とき~」、オリンパスギャラリー東京
珍しく同一の会場で二つの展示。二人展というわけでもないらしい。
展示を見ていたら、沼田さんの作品について色がおかしい、黒の締まりがないなどと受付の女性に言いたいことを言って帰っていった人がいた。その人は大野さんのモノクロはまったく見ず。写真を見に来たのではなく、色校正に来たのかと言いたい。でも、メーカー系のギャラリーにはこんな人が多いような気がする。
沼田さんの作品は下町を広角で撮影したものだが特に興味を引かなかったな。
大野さんは自分の子供を撮影。電車の中から外を見ているものと、畳の部屋の中を駆けていくものが良かった。