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非日常

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◆堀 道生 写真展「途中Ⅴ」、ギャラリー蒼穹舎
35でモノクロのスナップだが、パノラマの作品がいい。
フジTXで、レンズは45mmと90mmとのこと。90mmで撮ると35の50mmの上下をカットしたような感じになるらしい。
そのせいかパノラマという押しつけがましさがなく、すごく自然に見えた。
撮っているものも街中の人物スナップではなく、風景というのも合っていると思う。


◆原 陽子 写真展「flow」、Place M
35のカラー作品。レンズの解像度が低いせいか、ノイズが目に付く。
しかし、そのザラザラ感や強いコントラスト、濃いめの色などが、写真としての存在感を主張している。写っている風景そのものよりも、この写真、このプリントという存在感。
海辺、公園、雪、波などで、人物写真がないのがいい。
友だちを撮りましたというような写真があると、日常のつながりがそのまま作品になっているようでつまらない。写真に撮ることで日常とは別の世界を見せてくれるほうが面白い。


◆宮崎雅子 写真展「The Other Side」、ギャラリー冬青
6×6のモノクロ。
ブルガリアなど東欧と日本の風景が違和感なく混ざっている。場所は関係ないようだ。
建物とか塀、木々越しに撮られたものが多い。
窓のところに展示されている、岩山に二つの人影が見える作品がいい。背景に東欧の大地が広がっている。
by pprivateeye | 2011-11-18 23:23

写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye