Do You Know “金子マリ”?
2006年 04月 06日
この雑誌では中津川フォーク・ジャンボリーの真相はこうなんだよというつまらない分析も載っていたりするだが、その頃聴いていたミュージシャンたちが今発言しているのを読むのは、歴史を再確認するようで興味深い。
岡林の「友よ」をベースにして、日本語の二人称複数形について述べている文章がある。基本的に著者の意見に賛成だ。自分もこの国で「われわれ」というナショナルな一人称複数形に呑み込まれるのは嫌だ。だがここまで書いたのなら、なぜ「わたしたちの望むものは」について触れないのだろうか。岡林は「わたしたちの望むものは/決してわたしたちではなく/わたしたちの望むものは/わたしであり続けることなのだ」と歌っているではないか。
ラス前の記事にロフトのことが書かれている。最後に、金子マリに出てもらったけれど・・・とある。金子マリも好きだ。76年に録音された金子マリ&Bux Bunny『ライブ We got to ‥‥』 はいい。今これを書きながら聴いている。1曲目にマービン・ゲイの「What's Going On」をカバーしていて、これがカッコイイのだ。でもほとんど売れなかったみたい。以前、歌謡番組で金子マリがバックコーラスを担当しているのを見たことがある。あら、こんなところにと思った覚えがある。メインの歌手が誰だったか知らない。