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Do You Know “金子マリ”?

アエラの臨時増刊号で「AERA in FOLK」が今書店の店頭に並んでいる。主に1970年代前半の日本のフォークについて特集をしている。この時代は自分にとって10代前半で、たぶん一番感受性の強いときだった。それは一番重要な時期であるということを意味するのだが、その時代に拓郎や陽水、岡林信康、六文銭、遠藤賢司、高田渡、加川良などをリアルタイムで聴いていたというのは幸せなことだったと思う。

この雑誌では中津川フォーク・ジャンボリーの真相はこうなんだよというつまらない分析も載っていたりするだが、その頃聴いていたミュージシャンたちが今発言しているのを読むのは、歴史を再確認するようで興味深い。

岡林の「友よ」をベースにして、日本語の二人称複数形について述べている文章がある。基本的に著者の意見に賛成だ。自分もこの国で「われわれ」というナショナルな一人称複数形に呑み込まれるのは嫌だ。だがここまで書いたのなら、なぜ「わたしたちの望むものは」について触れないのだろうか。岡林は「わたしたちの望むものは/決してわたしたちではなく/わたしたちの望むものは/わたしであり続けることなのだ」と歌っているではないか。

ラス前の記事にロフトのことが書かれている。最後に、金子マリに出てもらったけれど・・・とある。金子マリも好きだ。76年に録音された金子マリ&Bux Bunny『ライブ We got to ‥‥』 はいい。今これを書きながら聴いている。1曲目にマービン・ゲイの「What's Going On」をカバーしていて、これがカッコイイのだ。でもほとんど売れなかったみたい。以前、歌謡番組で金子マリがバックコーラスを担当しているのを見たことがある。あら、こんなところにと思った覚えがある。メインの歌手が誰だったか知らない。
by pprivateeye | 2006-04-06 00:20

写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye