ローリング・ストーンズの「Paint It Black (黒く塗れ)」をもじって「Print It Black (黒く焼け)」
2011年 06月 15日
久しぶりにカロタイプでプリント。
今日は大盛況だった。定員の5人が入って、早く抜ける人がいてもすぐに次の人が入ってきた。昨日もそうだったらしい。
モンゴルの続き。5カット13枚。残り8カットの予定。
グループ展のときから黒いプリントだ。
今日最後に焼いたカットは陽射しが射しこむ明るい食堂のテーブル上の白いメニューなのだが、出来上がりは暗い照明の下のようだ。
モンゴル展のときに書いたキャプションに次の文章がある。
ならば、「私」の視線を無理やりつくってみても、どこからも抗議の声はあがらないだろう。
・・・
写真は単に現実をコピーするものではなく、作者の何らかの意図を込めたこのだとすれば、今回
の作品は旅の過程でずっと自分の底辺を流れていたものが、あまり自覚はないものの、表れてい
るのかなと思います。
これが黒いプリントの理由だが、一言で言えば「気分」ということになる。
黒いプリントにすることで、自分の中で納得がいくのだ、素直な気持ちになれるのだ。