夢と現実
2011年 02月 09日
◆藤井春日写真展「鳥の見る夢」、GALLERY 21
スクエア・フォーマットのモノクロとカラーが混在。しかし、入れ替えても違和感はない。
人物を使った作り込んだイメージが、全体60点あまりの中に数点だけあるのだがこれが効果的だ。タイトルの「夢」と響き合っている。
カラーの作品は彩度が抑えられていて、日本画を連想した。
木の枝が続いている中に1点だけブレたものがあった。心が震えた。
◆圓井義典作品点「光をあつめる」、P.G.I.
あまりにも技巧性が前面に出すぎではないだろうか。
キャプションもくどくて、その割には写真とつながる部分が少なかった。
◆「フォトシティさがみはら プロの部入賞作品展」、新宿ニコンサロン
さがみはら写真賞 石川直樹「ARCHIPERAGO」
新人奨励賞 蔵真墨「kura」、染谷學「ニライ」
アジア賞 Munem Wasif「SALT WATER TEARS」
どの作品もドキュメンタリーの色合いの濃い、人間臭い作品だ。
蔵さんの作品は王道のスナップだ。この時代によく撮れるなと思う。
養殖されているエビはその大半を日本人が食べるんだよな・・・。