またも新年会
2011年 01月 10日
カロタイプで講評講座。
今回も見てもらうプリントはなく、他の参加者のものを見る。
コントラストや濃度の違いによって写真がまったく別物になってしまうことを、改めて実感した。
その違いのなかから、自分が何を表現したいのかを選ぶことになる。
デジタルのモノクロ作品では、かなり銀塩と異なることが感覚ではわかる。
それは、見えすぎてしまうことかもしれない。
人間の眼は精巧だが二つの異なる状況を一度には見ることができない。しかし、デジタル写真では明るいところも暗いところも同時にプリント上に再現されている。
それを見たとき、明るいところから暗いところへ眼を移す際の調整がなく、その調整のなさがデジタルに不自然さを覚えさせるのではないのかと思った。
銀塩の場合はその度合いが少なく、普段の眼の調整に近いのではないか。
講評が一段落して、持ち寄った飲み物やつまみで新年会。
壁には小全紙の作品がびっしりと吊り下げられている。