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桜上水から蒼穹舎へ

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◆榎本千賀子・小松浩子2人展、Broiler Space
今回は榎本さんが2Fで展示。
少しピントが甘いようで、緊張感が低かった。
小松さんはひとつの資材置き場だけを撮影して、大量のプリント。
フィルム現像もプリントもきわめて普通で、撮影方法も同様。
そこから何を表そうとしているのか、その意図を尋ねたが、うまくコミュニケーションが取れず、納得のいく答えが返ってこなかった。


◆下平竜矢「星霜連関 About Year」、SO BOOKS
ここはギャラリーではなく、アートや写真関係の古本屋。
たとえば、篠山紀信『晴れた日』、森山大道『光と影』、高梨豊『初國』、荒木経惟『写真論』といった有名な写真集がズラリと並んでいる。当然、お値段もそれ相当のものでした。
お宝を何冊か持っていることを確認。
写真はこれまで発表されてきた「星霜連関」関連のブックが2冊、ベタ焼きが2枚、そのベタから大きく伸ばしたプリントが2点、その他キャビネサイズのプリントが何点か。
そのなかから『祭り MATSURI』として写真集にまとめられていたので購入。


◆村越としや「雪を見ていた」、ギャラリー蒼穹舎
まず最初に、20×24のフレームに8×10のプリントで、マットの大きな余白が目に入ってくる。
ギャラリーが白く、天井が高いので、余白を大きくして白を見せる展示にしようと思った、とのこと。
これまでと同様、実家近くの風景だが、その雪バージョン。
雪が降っているときのものがいい。
ほとんどグレーであまり風景は見えないのだが、そのことが想像力を掻き立てる。
現在、写真集を制作中。出来上がりが楽しみだ。



桜上水から代々木上原経由で新宿まで。終点が蒼穹舎。約9km。2時間45分かかったが、途中、撮影タイムあり、寄り道ありだった。
初台から西新宿を過ぎるのが意外と距離があった。高層ビルが見えるので、つい近くだと錯覚してしまうようだ。
by pprivateeye | 2010-11-16 23:35

写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye