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MOT Collection

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上野アートスポーツにテニス・ラケットのガットを張り替えに出して、清澄白河へ。
今日は都民の日ということで、東京現代美術館の常設展が無料。
美術館に着くと長蛇の列。一瞬ビビッたが、これは「借り暮らしのアリエッタ」を見る親子や二人連れだった。当日券購入の列に「ここから30分」の立て札が出ていた。
常設展は通常の人数、つまりガラガラだった。少し違うのは子供連れが目立つくらいだ。
現代アートを見て、子供たちにどれだけ経験や潜在意識に残るのかわからないが、身近にそういうものを見る場所や機会があることはいいことだ。
さて、お目当てはデイヴィッド・ホックニーだ。リトグラフが14点。
キャプションによれば、彼は遠近法は単なる規則であり、現実そのものとは違うということを、遠近法に従った機械である写真の限界をとおして知った、とある。
消失点を複数置いたり、額にまでペインティングしたり、見ることと現実のつながりを探っている。
日高理恵子の「木の枝」は鉛筆で描かれているのだが、近くで見るといくつも描いたり消したりした跡が見える。それはまるで木々の枝が震えているようだ。岩絵具で描かれたものもあった。こちらは空の部分が白く塗られている。
あと面白かったのは泉太郎の映像作品。街頭での動きを撮影したものと、いま目の前の小道具を撮影しているものとを重ね合わせて映像として見せている。二次元のものを見ることの危うさなどが感じられる。
マーク・ロスコが一点。今回は写真の展示はなし。
by pprivateeye | 2010-10-01 23:57

写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye