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クー・ボンチャン

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京都に注文していた写真集が届いた。
何必館・京都現代美術館で2006年に開催されたときの図録だ。
クー・ボンチャン(具本昌、Koo Bohnchang)の名前を知ったのは、WSに行き始めた頃、日経新聞でヒステリックグラマーから出た写真集の紹介を読んでからだ。
その写真集は韓国の仮面を被ったポートレイトだが、仮面の表情と写真に周囲のボケ具合が不思議な印象だった。
いまではそのボケが4×5の逆アオリによるものだとわかるが、そのときは師匠に説明してもらってもよくわからなかった。
その後、ABC本店で白磁を撮った作品を見た。
この作品は壺や花瓶の一部分にだけピントがきて、あとはゆっくりとボケていっており、まるで壺たちが生きているように思えた。
ピントの位置は作者の意志でもあるが、クー・ボンチャンのそれは鈴木理策のような強引さがなく、なだらかなボケには優しさのようなものを感じる。
by pprivateeye | 2010-06-16 18:15 | Comments(0)