港区六本木七丁目。
2010年 03月 23日
◆荒川好夫写真展「北海道 冬」蒸気機関車C62栄光の記録、富士フイルムフォトサロン
函館本線、急行ニセコ、小樽、長万部、倶知安、重連。
機関区の暗がりのなかで光るツバメマークを見て、涙しそうになる。
30‰(パーミル)、1000mで30mの勾配、角度にしてたった2.7度の坂を喘ぎながら登っていく姿を見ていると切なくなってくる。
真っ白な蒸気を吐き、甲高い汽笛を鳴らし、黒煙をあげて、ゆっくりと動き出すSL(Steam Locomotive)は、それだけで生き物だと思う。
カロタイプでプリント。Horizon シリーズを5カット。
体調を含めて調子は良かったのだが、印画紙に汚れがあるのを見つけて、早めに切り上げる。
白いプリントなので気になる。
スポッティングや削ったりすることで修正が可能なのだが、汚れがあるだろうと思えるのにそのままプリントする気にはなれない。
残り少ない印画紙の中から別の箱を開けなくては。