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W杯だから、(自分の)サッカーの話

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2018年7月13日(土)W杯ロシア大会決勝を前に

中学の3年間だけ部活でサッカーをやっていた。ポジションはDF、当時はバックス(BK)と言っていた。3年生のときには主将を務めた。1年生で入部したときには3年生がほんとに大きく見えて大人だなと思った。

3年生が夏で部活動を終えて、秋頃から起用されるようになった。当時は4バックスがほとんどで、左のサイドバックが最初のポジションだった。FW対BK形式の練習では対面の右ウイングとマッチアップすることになるが、その先輩がゴリゴリとドリブルを仕掛けてくるタイプで散々振り回された。後々それで当たり負けせず粘り強く守備ができるようになった(と思う)。2年生になってからは3年生の主将とCBを組むようになった。

DFとしては、常にボールとゴールの間に自分を置いておきたい、つまりゴールを背にしてボールと対峙していたい、という心理が強かった。

対外試合での守備で鮮明に憶えていることが二つある。
一つは相手FWが抜け出してGKしか残っていない場面で、そのFWに追いついてボールにスライディングタックルをしてピンチを防いだことだ。心の中でガッツポーズをしていたと思う。
二つ目は強力なFWが2人いる学校と対戦したときだ。圧倒的に押し込まれているとき、強烈なシュート力を持つ選手が絶好のタイミングでシュート体勢に入り右足を振り抜いてきた。それにぴったりのタイミングで左足を出してシュートをブロックすることができた。試合中しばらくは左足が痺れたようになっていた。

得点の記憶は一つだけ。
ハーフウェイを越えたあたりの右側からクロスにボールを上げたのだが、思ったよりも内側に行き、しまった、ミスキックだと思った。そのゴール方向に向かったボールはGKを越えてそのままゴールに入ってしまった。得点となってからは気恥ずかしい思いがした。

少し誇りに思っているのは、学校の所属している地区の代表メンバーに選ばれて浜松まで遠征したこと。そのときの試合で覚えているのは左サイドバックで出場したとき、見方が右サイドから攻撃していて全体のラインを上げていたのでそれに合わせて上がろうとしたら、ベンチからお前はそのままバックをケアするように言われた。そのとき相手陣内の右サイド奥(つまり自分からは一番遠いところ)でボールを追いかけている味方のウィング(他校の選手)を見ながら、あいつは小さいけどよく走るなあ、追いつけよ、と思っていた。

高校では野球部に入ったのだが、中学のときサッカーをやっていた同学年の生徒(別の中学)から、何でサッカーやらないの?、と言われたことがある。これが、人生でもしあのときこうしていれば、と思う唯一のことだ。高校でもサッカーを続けていたらどんなふうに違っていたのだろうか。

中学2年のときにW杯メキシコ大会が開催され、ペレのいるブラジルが優勝。これは3度目の優勝で規則により当時の優勝トロフィー「ジュール・リメ杯」の永久所有権を獲得した。その後このカップは盗難にあい、行方知らずとなっている。、次の1974年西ドイツ大会からトロフィーの名称が現在の「FIFAワールドカップ」に変更された。
準決勝でイタリアと西ドイツが対戦。イタリアが先制したが、ロスタイムに西ドイツが追い付いて延長戦に。延長戦では西ドイツがあの爆撃機ミュラーのゴールで先手。その後イタリアが同点、逆転のゴールをあげる。延長後半には再びミュラーの得点で西ドイツが追い付くものの、すぐにイタリアが勝ち越しゴールをあげ4-3で勝利する。延長戦に入る前にベッケンバウアーは右肩を脱臼していたが、交代枠が残っていなかったので包帯を巻いて最後までプレーした。
という記事をサッカー雑誌で読んで大いに興奮した。西ドイツの選手は上記の2人のほかにシュネリンガーとかゼーラーとか名前を憶えているのだが、イタリアの選手は記憶にない。しかし、不思議なことにこの記事でイタリアを応援するようになった。

クラブ世界一を決めるトヨタ杯でユベントスのプラティニが来日したとき、「笑っていいとも」に出演したのをTVで見ている。サッカーファンの明石家さんまは大興奮大照れ状態だった。プラティニはそんなに大きくなく周りの芸能人と同じくらいだった。

福岡空港のロビーの隅の椅子に2人並んで座る外国人がいた。近くに行くとそれが鹿島アントラーズのレオナルドとジュルジーニョだった。そのときは、ああ、そういえば福岡で試合があったな、くらいしか思わなかった。その後。レオナルドはACミランのテクニカル・ディレクターをやっているという記事を読んで、ああ、世界は繋がっているんだ、と思った。











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# by pprivateeye | 2018-07-13 15:39 | Self Portrait | Comments(0)

Simply B&W

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2018年6月16日(土)

この日、帰省した。
実家に着いたとき、父親が玄関先に出て何かやっていた。
顔を見て、電話したときの少々覚束ない印象はなく、はっきりしていたのでほっとする。






  





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# by pprivateeye | 2018-06-25 03:03 | Comments(0)

「オール・ザット・ジャズ」からサイモン&ガーファンクルへ

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2018年5月30日(水)

「オール・ザット・ジャズ」〈午前十時の映画祭9〉を観る。
アメリカ人ってミュージカルが好きなのね、というのが最初の感想。前半の、オーディションでダンサーを絞っていくところはカッコよかった。
終盤の「バイ・バイ・ラブ」はオリジナル通りなのかな。エンドクレジットになかったような気がする。この曲は1958年にリリースされたエヴァリー・ブラザーズがオリジナルだが、サイモン&ガーファンクルのバージョンが強く印象に残っており、それに比べて「die、死ぬ」という言葉が多く、歌詞がなんとなく違うような気がした。
で、動画を探して「バイ・バイ・ラブ」の歌詞をチェックしたら、こんな感じで変更されていた。

  Bye bye love(→ life)
  Bye bye happiness
  Hello loneliness

  I think I'm gonna cry(→ die)
  Bye bye love
  Bye bye sweet caress
  Hello emptiness
  I feel like I could die
  Bye bye my love(→your life ?), goodbye


この連想から、サイモン&ガーファンクルの歌で「die」という言葉が印象的な曲を調べてみた。


「四月になれば彼女は」(April Come She Will)


  April come she will
  When streams are ripe and swelled with rain;
  May, she will stay,
  Resting in my arms again

 

  June, she’ll change her tune,
  In restless walks she’ll prowl the night;
  July, she will fly
  And give no warning to her flight.


  August, die she must,
  The autumn winds blow chilly and cold;
  September I’ll remember.
  A love once new has now grown old.



これの訳詞を探していたら、あるブログに韻のことが述べられているのを見つけた。

第一連「April - will」「May - stay」、「rain」と「again」
第二連「June - tune」「July - fly」、「night」と「flight」

第三連「August - must」「September - remember」、「cold」と「old」


これを見てポール・サイモンすごい!と思った。この曲はポール・サイモンの作詞作曲の才能がいかんなく発揮されているとともに、アート・ガーファンクルの歌声も素晴らしく、傑作だ。











  




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# by pprivateeye | 2018-05-30 20:57 | 映画 | Comments(0)

利根運河



2018年5月27日(日)

利根川の水を江戸川に流すためにつくられたのが利根運河。
動画は右手にiPhone、左手でハンドルという態勢で撮影している。
下の地図が今日のコースで、時計回りに走った。動画は地図上では頂点の少し手前。
久しぶりにロードバイクに乗ったので二度も太腿がツリそうになった。一度目は手賀沼を過ぎて上りに入ったとたん両太腿に圧迫感ですぐにストップ。しばらく屈伸もできず、休憩を余儀なくされる。その後はできるだけ力を入れずに足を廻していたが、あと30分くらいのところで左足の太腿が同じ感じになって近くのコンビニで休む。結局、走行距離の残り1/4で2時間かかってしまった。

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# by pprivateeye | 2018-05-27 23:58 | Comments(0)

「地獄の黙示録」 Apocalypse Now

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2018年5月22日(火)

「地獄の黙示録 劇場公開版」〈午前十時の映画祭9〉を観る。

ヘリコプターの部隊がベトコンの村を攻撃するシーンは音楽にワグナーの「ワルキューレの騎行」が使用されておりそのスピード感と相まって有名だが、戦闘後にキルゴア大佐がサーフィンをやるというので「ワルキューレの奇行」ではないかと思ってしまう(笑)

船で川を遡上するところはある種、ロードムービー的なところもあるなと思った。この行動作戦を伝える大佐、よく観たらハリソン・フォードだった。

後半はずいぶん忘れているシーンがあった。
デニス・ホッパーの写真家がぶら下げていたカメラ、全部ニコンかと思ったが、一台ペンタプリズムの背が高いのがあり、それはOLYMPUSのように見えた。デニス・ホッパー自身は「イージー・ライダー」からそのまま来たような雰囲気だ。



















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# by pprivateeye | 2018-05-22 15:22 | 映画 | Comments(0)

Do Androids Dream of Electric Sheep ?

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2018年5月7日(月)

ようやく高名な「ブレードランナー」を早稲田松竹で観たよ。SF史にも映画史にも名前を残す作品だが、これまで観る機会がなかった。実は「マトリックス」も見ていない(苦笑)。

☆「ブレードランナー ファイナルカット」Blade Runner : The Final Cut
  (1982、2007年、米国、117分)
原作:フィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」
監督:リドリー・スコット
出演:ハリソン・フォード(リック・デッカード)
   ルトガー・ハウアー(ロイ・バッティ、反逆レプリカントのリーダー)
   ショーン・ヤング(レイチェル、レプリカント、タイレル博士の秘書)
   エドワード・ジェームズ・オルモス(ロス市警警部、折り紙が癖)

☆「ブレードランナー2049」Blade Runner 2049(2017年、米国、163分)
監督:ドゥニ・ヴィルヌーブ
出演:ライアン・ゴズリング(K、ネクサス9型レプリカント)
   ハリソン・フォード(リック・デッカード)
   アナ・デ・アルマス(ジェイ、AI搭載ホームオートメーションシステム)
   シルヴィア・フークス(ラヴ、ウォレスの代理、ネクサス9型レプリカント)
   ロビン・ライト(ジョシ警部補、Kの上司)
   ジャレッド・レト(ニアンダー・ウォレス、ウォレス社代表、盲目)


二本立て上映は新作の「ブレードランナー2049」が先だったが、ここは流れがわかるように「ブレードランナー ファイナルカット」のほうから観た。この映画には7つもの異なるバージョンが存在し、そういったことも含めてマニア受けしているらしい。
しかし、自分的にはふ~んといった感じが強い。ラストシーンがどうだったのか思い出せないのだ。
まず、ロス市内の描写が戦前の上海の雰囲気だった。日本語の看板はあまり気にならなかったが、それよりも建物内の階段の手摺りのデザインなどが中国的で変な感じがした。
「人間とは?」という問いがベースにあると言われるが、ディックの原作にしてもこの映画にしてもそんなに深く追求しているわけではない。反逆レプリカントの描き方(苦悩?)なども表面的だった。
「ブレードランナー2049」は主役のKに尽きる。オープニングの場面がいい。
デッカードが生き残っている必要はあったのだろうか。
ラストの雪のシーン、ちょっとファンタジーっぽい気もするがいいと思う。
K役のライアン・ゴズリングは、イギリスの俳優・ミュージシャンであるローレンス・フォックスを思い出させた。TVシリーズ「オックスフォードミステリー ルイス警部」でハサウェイ部長刑事を演じている。
結局、一番いいのは原作のタイトルではなかろうか(笑) 原題は「Do Androids Dream of Electric Sheep ?」で邦題もそのままだ。




  




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# by pprivateeye | 2018-05-07 20:35 | 映画 | Comments(0)

Kiba Stock 2018

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2018年5月4日(金)

今年も5月の連休は江東区の木場公園でKiba Stockに行く。雨と強風のために5/3(木)の分が5/5(土)に順延になっっている。

1日目。11時過ぎから16時半まで9グループの演奏を聴く。良かったバンドは、「LOSUS」ギターが速弾きでうまい。他に「BAD☆BLOOD」「SK-Ⅱ」。Kiba Stockのメインバンドのような「Eazyfly」は好きになれない。ギターはうまいが、ボーカルの女性が嫌だ。しつこいMCと聴き取りにくい発声。聴衆に拍手やスタンディング、応答を強制するようなMCにはうんざりする。他にの2グループほどあった。贔屓することになってしまうが「SK-Ⅱ」はそんなMCがなくてもステージ前に一番人が集まっていた。


このあと、小伝馬町へ。ルーニイで宮内雅之写真展「65の、ツレヅレ」、アイアイエーギャラリーで櫻井伸治写真展「海岸にあるもの」を観る。どちらも自分の撮りたいものを気負いなく撮っているので気分がいい。


5/5(土)Kiba Stock 2日目。10時から17時まで全12グループを聴く。良かったバンドは、「放牧軍団」ボーカルの女性が見た目とは違って力強い声だった。「株式会社ヨシダヲサム商会ロッケンロール事業部」「エゲツBAND」、この2グループはハチャメチャで色物みたいだがボーカルも演奏もしっかりしていた。「ZERO acoustic」Kiba Stockの中心スタッフのグループでCSN&Yなどを大人の雰囲気で聴かせてくれた。番外で、ゲスト出演の「The S Unlimited」。ベースが二日間のなかで一番しっかりしていた。それにバックボーカルの女性が広末涼子似でかわいかった。"タイムマシンにおねがい"ではメインボーカルで、途中からだけど思わず録画してしまったよ\(^o^)/






  




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# by pprivateeye | 2018-05-05 17:43 | Comments(0)

「ドリーム」&「女神の見えざる手」@早稲田松竹

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2018年5月3日(木)

早稲田松竹で観る。満席だった。

☆「ドリーム」Hidden Figures(2016年、米国、127分)
監督:セオドア・メルフィ
出演:タラジ・P・ヘンソン(キャサリン・ゴーブル・ジョンソン役、1918.8.26- )
   オクタヴィア・スペンサー(ドロシー・ヴォーン、1910.9.20-2008.11.10)
   ジャネール・モネイ(メアリー・ジャクソン、1921.4.9-2005.2.11)
いい映画だ。三人の女性はかわいくて、賢くて、しっかりしていて、魅力的。オープニングですっかり気に入ってしまった。
1962年2月20日、マーキュリー・アトラス打ち上げ成功までを中心に、IBM導入の際の技術者、黒人女性初のエンジニア誕生の実話を同時代的に描いている。実際は三人の生年を見ればわかるように時期的にズレがある。
そしてなにより、映画の中で魅力的だったキャサリンが健在なのはうれしい、と同時にこの映画で描いていることがリアルだったんだとわかる。

☆「女神の見えざる手」Miss Sloane(2016年、フランス・米国、132分)
監督:ジョン・マッデン
出演:ジェシカ・チャステイン(エリザベス・スローン役)
米国議会での女性ロビイストとライバルとの戦い。アップテンポでグイグイ進む。主人公は切れ切れの頭の良さだ。






  





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# by pprivateeye | 2018-05-03 21:43 | 映画 | Comments(0)

「タクシー運転手」

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2018年4月26日(木)

楽天地シネマズ錦糸町で「タクシー運転手 約束は海を越えて」(2017、韓国、137分)を観る。
監督 チャン・フン
出演 ソン・ガンホ(キム・マンソプ、ソウルのタクシー運転手)
   トーマス・クレッチマン(ピーター、ドイツ人記者)
   ユ・ヘジン(ファン・テスル、光州のタクシー運転手)
   リュ・ジュンヨル(ク・ジェシク、通訳の大学生)

1980年5月の光州事件を描く。ドイツ人ジャーナリスト、ユルゲン・ヒンツペーターを光州まで連れて行った実在のタクシー運転手、キム・サボクがモデルとなっている。
最後にピーターがキム・マンソプに名前を尋ねたとき、とっさにこの「キム・サボク」と仮名を言いその結果公安の目を逃れることができた。実は映画の中では仮名だが、現実には実際の名前だった。

護送車の間から覗く銃身を目にしたとき、軍隊という組織の本質を見たように思えた。軍隊や警察はいつでもどこでも同じということを忘れてはいけない。昨日救助した人に今日は銃を向けるかもしれない。

映画的には、大事な場面で余計な言葉がなかったことがいい。
一方、あれっ?と思ったのは、光州から脱出するとき検問でトランクの中のソウルのナンバープレートが見つかったのに不問にされたこと。このときの将校は市民に同情的だったのだろうか。







  












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# by pprivateeye | 2018-04-30 04:12 | 映画 | Comments(0)

新宿Lタワーも久しぶりだった。

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2018年4月13日(金)

◆Blake Andrews写真展「ANIMALS」、TOTEM POLE
タイトルのとおり動物がどこかに写り込んでいるモノクロスナップ。カメラ目線の金魚だったり、路上を滑空する猫だったり、ラクダのお尻だったり、どこか普通でないところが面白い。35mmフィルムのパーフォレーションまで焼き込んだプリントも荒々しさのなかに柔らかさを感じた。


◆潮田登久子写真展「本の景色 BIBLIOTHECA」第37回土門拳賞受賞作品、ニコンプラザ新宿
以前にP.G.I.で見たことがある作品。膨大な時間を経た「本」がそこにある。自己主張するわけでもなく、ただそこにある。カメラはゼンザブロニカS2だった。選考委員の一人である鬼海弘雄さんが選評で「確かな暗室技術によって白黒印画紙に定着させられた静謐なざわめき。」と述べているようにプリントが美しい。作者自身は「蔵本の美しさ、’モノ’としての佇まいに惹かれたのです。」と述べているが、その双方が相まって派手さとは無縁に自然とそこにある作品だ。


◆岩城文雄写真展「△ San-kaku」、epSITE
写真仲間の展示。最初に展示のことを知りギャラリーのサイトを覗いたらタイトル欄には「△」だけがあり、これ文字化けしているよと思った。被写体は作者の同居人だ。すぐ身近にいる人を自宅という日常の中で撮影しているだけに、普通に考えればベタな展開になってしまう。作者は構図が三角形のものが多かったのでそれを記号化したかった、みたいなことを語っていたが、それはある種作者の照れ隠しでもあるような気がした。身近な被写体だけに自分から突き放したものにしたかったのではないだろうか。選ばれたカットは笑った表情がほとんどない。やはり、写真を自分からも被写体からも切り離して、ひとつの作品にしたかったのだと思う。









  




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# by pprivateeye | 2018-04-14 01:50 | Comments(0)
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写真について、極私的な、 あれやこれや


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