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根本タケシ写真展「深川散歩」

神田小川町にあるオリンパスギャラリーで、根本タケシ写真展「深川散歩」を見る。作者自身が住む深川をデジタルカメラで撮り、B0サイズまで大伸ばししたモノクロプリント。

作者の視線は、昔ながらの深川ではなく、下町の生活に密着するわけでなく、現在の深川を淡々と撮っている。その視線は、師匠の米沢に似ている。愛着はあるがそこにどっぷりと浸かっているわけではない。

では劇的な要素が皆無かといえばそうではない。モノクロであること、大伸ばしによるザラつき感、やや強めのコントラストなどが、想像力を掻き立てる。見ていて飽きなかった。写っているものが自分の知っているものや場所であり、カメラやプリントについてではなく、写っているものそのもので作者と話が弾むのは楽しいことだ。

残念なことに会期は明日2/15(水)15:00まで。
オリンパスギャラリーは日曜・祝日が休みで平日も18:00までと、見るチャンスが少ないのは残念だ。
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# by pprivateeye | 2006-02-14 21:57 | Comments(0)

買った本

今日、買った本、雑誌――
「サライ」2/16号、インタビューが東松照明
「SFが読みたい! 2006年版」 早川書房
「世界の名著14 アウグスティヌス」 中央公論社、古本
「明るい部屋の謎 写真と無意識」 セルジュ・ティスロン 人文書院
「写真展に、行ってきました」 小林紀晴 平凡社

「サライ」は特集が神像の見方で、Oさんの写真を思い出しながらページをめくったら、東松照明のインタビューが載っていた。「ただ見るだけです。それしかない。見ることがすべてです。」という言葉に写真家の姿勢が伺え、彼にとって報道としての写真と作品としての写真はそんなに離れていないような気がする。

SFは子供のころからの友だちだ。鉄腕アトムや鉄人28号やウルトラQをリアルタイムでTVで見ていたし、小学生のときには映画「2001年宇宙の旅」の紹介記事を見て、2000年になれば宇宙に行けると素直に思っていた。だからたとえ最近はSF小説を読んでいなくても大好きだ。
ちなみに早川書房は年間のまとめを、ミステリについては「ミステリ・マガジン」3月号で毎年特集している。その3月号を学生のときから買っているので、もう30冊くらいになっているはずだ。

あとの本は全部読めるのだろうか。大体、好きで本を買っているので、買うペースに読むのが追いつくわけがない。本はカメラと同様増殖していく。それは決して不幸なことではない。
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# by pprivateeye | 2006-02-14 21:36 | Comments(1)

読んだ本

鷲田清一「〈想像〉のレッスン」を読み終える。

気にいった言葉――
〈想像〉というのは、ここにあるものを手がかりとして、ここにないもの、つまり不在のものをたぐり寄せる、あるいは創りだすという、精神のいとなみのことだ。
〈想像〉はこの時代にあってもなお、「生きる」ためのもっとも大切な武器である。
世界を瓦解させる亀裂や断層ではなくて、世界に別の下敷きを当てて、眼の前の世界をありうるもののひとつへと揺さぶり、世界の組成を別のかたちへとずらしてゆく、その手がかりとなるようなすきまが、かつて街のそこかしこにあった。
この世界の〈外〉に通じる開口部や裂け目であること。わたしたちの日常の共通感覚をひきつらせるという意味で、妖しい場所である。
現代においてはそれがひょっとすれば「アート」なのではないか。

読んでいて、この「アート」はそっくり「写真」というふうに思っていた。
異世界へ通じるすきまとしての写真、こんなことを考えていた。
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# by pprivateeye | 2006-02-13 21:52 | Comments(0)

デザイン

まだ腰が据わっていないので、このブログのデザインはいろいろと変わると思います。
といっても、既存のパターンから選ぶだけですが。
気に入ったのを見つけるか、変更に飽きるかするまで、デザインが変わると思いますが、ご了承ください~。
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# by pprivateeye | 2006-02-13 17:26 | Comments(0)

暗室作業

寒そうだったので、新宿御苑にフクジュソウを撮りにいくのはやめて、午後からプリントをする。

これまでに撮ったネガから作品になりそうなものを全部プリントしようと思っている。期限は3月末まで。それまでは4×5も封印だ、と師匠に話したら、そんなことしなくてもという顔をしていたけど。こんなに焦るのは同じワークショップのメンバーが続けて写真展開催が決まったためで、自分の作品をきちんとまとめる必要があると思った。

でも、以前に一度プリントをしたことがあるカットは、サイズが違うとはいえ焼いていてもあまり面白くない。それに、いいと思ったカットが大きく伸ばしたことで微妙にピントの位置がズレていたりするの見つけてガッカリしたりした。

結局、ボツも含めて11カット21枚プリントする。印画紙は、製造中止が決まってからまとめ買いしたイルフォード・ウォームトーン44M、四つ切。

プリントしながら思ったこと。グループ展でブックを見ると、展示してあるのと同じカットが入っていたりする。なんでと思う。展示作品が最高の仕上がりのはず。ブックは展示し切れなかった他の作品か、あるいはまったく別のシリーズでまとめてあるべきだ。
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# by pprivateeye | 2006-02-12 19:37 | Comments(12)