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モノクロの日

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2017年9月9日(土)

・谷口能隆写真展「Dead End/十間坂」、銀座ニコンサロン
モノクロでスクエアのスナップ。場所は小樽市手宮地区。カメラはハッセル、ローライフレックス、リコーのデジカメといろいろだが、ていねいに撮られ、きれいなプリントだった。そのため印画紙の違いも気にならなかった。望遠レンズでの撮影が多いような印象。祭事の模様よりも普段の街の様子のほうがよかった。

・宛超凡(Wan Chaofan)写真展「満ち来る潮Ⅱ」、TOTEM POLE PHOTO GALLERY
35mmのモノクロ、スナップ。作者は少し前にPlace Mで西武線沿線の写真を展示していた人だ。このときはドキュメント、記録で、今回の展示は作者の心の中の世界だそうだ。場所は日本、中国が混在していて、全体に暗く重い印象だった。

・小林正秀写真展「土を踏む」、ギャラリー蒼穹舎
モノクロ、デジタル。作者の実家(岡山)付近の風景など。この1年間くらいの撮影。考えて、ていねいに撮られている。35mmくらいの画角で、画面中央に何かがあるようだ。実際にモノが写っていることもあれば、何もないけれど気配がある、という感じがした。そのあたりは作者も意識して撮影しているらしい。実家付近は、これまでは撮るのを避けていたが祖母が亡くなったこともあり、今では残しておかなくてはと思って撮っているとのこと。









    




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# by pprivateeye | 2017-09-20 01:11 | Comments(0)

南砂町~東陽町~上野広小路~銀座

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2017年9月5日(火)

東西線南砂町駅で降りて、砂町銀座に向かう。東西線を利用するようになって長いが、南砂町駅で降りることはあまりなかった。砂町銀座の名前や噂は聞き知っているが訪れるのは初めてになる。砂町界隈はむしろ永井荷風の日記や随筆での親しみがある。今回は写真仲間がFBにあげていた写真を見て永昌圏の黒チャーハンを食してみたくなった次第。黒くて辛そうに見えるが実際は普通のチャーハンよりも甘い感じだ。黒いのはソースを使っているからかな。

そのまま歩いて江東区文化センターへ。東京8×10組合連合会の「TOKYO 8×10 EXHIBITION 2017」を見る。今回は31名の参加。受付のところの壁から順に見ていく。まず、8×10のカメラに60mmという超広角レンズで撮影された作品に目が止まる。35mmの換算すると8mm相当だ。被写体のモデルとの距離は2.5mくらいだそうで、それでも足元の地面から背景の家の上まで写り込んでいる。このレンズの特徴として四隅に強く引っ張られること、周辺光量が落ちること、だそうだ。ただそのことはこの作品ではあまり気にならなかった。むしろ垂直がやや傾いているのが気になった。
同じ壁の端に大きなカラー作品が展示されている。ガラス戸を撮影したものだが、その質感がリアルで、何度見てもガラスの凸凹を触れて確認したくなった。実際よりも大きくプリントされているのだが不自然さがなく、そのこともリアル感を強めているのだろうと思った。今回の展示の中では一番のお気に入りだな。
反対側の壁を戻るように見ていくと最後にまとまったモノクロの作品が展示されている。上段の個人を写したポートレートがよかった。作者はキャプションにポートレート撮影は苦手だと書いているが、被写体の存在感ががあっていいと思う。

この後、テニス用品を求めて上野広小路へ行く。今年5月にアートスポーツは自己破産しその後営業再開しているのは知っていたが、なんとテニス用品の扱いは取り止めていた。テニスを始めてからラケットやシューズ、ウェアなど大いに利用していたので喪失感は否めない。仕方がないのでウィンザーでグリップテープを買うしかなかった。

銀座のアップルストアでiPhoneのOSをバージョンアップする。購入して2年近く何もしていなかったのだが、バージョンアップしないと使えないアプリがあったりするのでそろそろやっておこうというわけ。OSのダウンロードと再起動で1時間以上かかった(>_<) 目の前に展示されているアップルウォッチが少々気になる。心拍数が測れるようだが、地図とかもあるのかな。サイクリングにも使えるのだろうか。待っている間に何人かの店員に声を掛けられたが、アップルでもその質に差があるのだなと思った。
予想以上に時間が掛かったのでおとなしく帰ることにした。 


黒チャーハン(大盛りですw)
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# by pprivateeye | 2017-09-06 22:17 | Comments(0)

駒込から京橋、雨に降られる。

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2017年8月30日(水)

・「クリストとジャンヌ=クロード展」、ときの忘れもの
青山から駒込に引っ越して初めて訪れる。オリンピック開催のせいか、家賃がえらく高くなったので引越さざるを得なかったとのこと。いまの建物は知り合いの建築家の紹介してもらったもので、ギャラリーとしては展示の壁が狭いとおっしゃっていた。クリストとジャンヌ=クロードの作品は建築物や自然を包むもので有名だが、その製作費はプレゼンなどの資料や試作品などで賄っており、実際の作品にはスポンサーなどは付いていない。そのコンセプトに共感した投資家はドイツに多かったそうで、作品もドイツに多いとのこと。今回の展示はそういったもののポスターや身の回りの小さなものを包んだ作品だ。

・第11回ノンライツRF友の会写真展「心の焦点距離」、JCII クラブ25
いつもその上手さに感心していた谷さんの作品は渋谷地下の工事現場を撮ったものだが、今回はう~んという感じだった。宝槻さんの富士山がよかった。3枚連続した窓越しの風景で、タイトルが新借景だった(かな?)。そこには当然、富嶽百景も暗示されているのだろう。



  




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# by pprivateeye | 2017-09-06 18:07 | Comments(0)

四谷三丁目~新宿二丁目~京橋

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2017年8月18日(金)

・石川栄二写真展「66から」、ギャラリー・ニエプス
ベスト判(4×6.5cm)といわれるサイズのカメラ、フィルムで撮影。印画紙もウォームトーンの色の濃いものを使用。最近撮られた写真なのにずいぶん古い写真に見える。そんななかに友人のスナップや作者の生まれたばかりの子供の写真があるのが面白い。一方、砂漠地域を撮ったハイコントラストの写真も時間や場所を忘れさせてくれる。

・Dan Epthorp 写真展「COMPLETE WORLD OF NOTHING」、TOTEM POLE
モノクロで粒子の粗いスナップ。

・真月洋子写真展「waiting for the rain」、蒼穹舎
まず展示の仕方が独特だった。複数の写真を組み合わせたり、一つの場面を複数に割ったり、あるいはフレームが定型外の形で余白を大きく取っていたり、定型からはみ出て何かを作ろうとしているのが伺えてよかった。写真もどこか乾いた印象があった。だからこのタイトルなのかもしれないが、キャプションも合わせて、もっとドライに突き放した印象を強めて現代アート系のギャラリーで展示すると面白いかもしれない。

・笹岡啓子写真展「PARK CITY」、photographers' gallery
原爆記念館の展示とか、ネガポジを反転させたものとか、これまでの同シリーズのなかでは分かりやすいものになっていた。ただそれがやり過ぎのように思えるところもあった。


この後、近美フィルムセンターで「天空の城 ラピュタ」を観る。結構盛況で、年齢的に年配の人が多かったように思う。後ろのほうから、大人の人が多いね、という家族連れの声が聴こえてきた。ロボット兵がいい。大きさといい、強力な武器といい、不思議な形といい、感情のようなものがあるのかないのかといったところが魅力的だ。子供の頃から大きなロボットが好きだった。鉄人28号、ポセイドン(バビル2世)、マーズ、ガロンなど。しかし、マジンガーZのように人間が操縦するものになるとあまり興味が湧かなかった。エヴァンゲリオンも0号だけだもんな。



   



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# by pprivateeye | 2017-09-06 18:05 | Comments(0)

ジャコメッティ展

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2017年7月28日(金)

・「ジャコメッティ展」、国立新美術館
今回の展示はジャコメッティの彫刻がまとまって見られると楽しみにしていたと同時にやや不満も残るものだった。というのは、今回の作品はマーグ財団美術館のものが中心で、他は日本国内のコレクションが集められたものということがある。このため矢内原伊作をスケッチしたものはあるが油彩での作品はない。また、彫刻はすべて撮影可にしてほしかった。ちなみに、今回の展示とは全然関係ないが、矢内原さんは大学のときのゼミの先生だった。
よかった作品は群像のシリーズの「32 3人の男のグループⅠ」「34 森、広場、7人の人物とひとつの頭部」と、「49 ディエゴの胸像」だな。群像の作品は館内のライティングがいい感じで影をつくっていたのでこれらを撮影したかった。弟ディエゴをモデルにしたものではこの49が一番重みとか緊張感があってよかった。「125 歩く男」は随分以前に現代美術館の彫刻展で見たものと同じ作品だと思う。
ジャコメッティの彫刻ではその細身がよく話題になるが、もうひとつ不思議に思うのはなぜ立像なのかということ。人間の本質に迫ろうとして段々と細くなっていったといわれるが、そうすると立っていることも人間の本質の一部をなすのだろうか。動いている、あるいはこれから動くかもしれない姿勢、そこに生ということが意味されているのか。

・monochrome ⅩⅤ展「Still Life」、gallery E・M 西麻布
ほぼ年2回のペースで実施されているグループ展。すべてモノクロの作品。デジタルで撮影されても作品は印画紙だ。いつもは数多いなかから自然とこの作品がいいなと思うものがあるのだが、今回はそんな印象が薄かった。南川三治郞のセザンヌのアトリエは写真作品というよりも写っているものに興味が湧いた。整理されているとはいえ、あのセザンヌがここで描いていたのだと思うと特別なものがある。また、亀山仁さんはこれまでのものとは傾向がやや異なり、材木の山の手前にピントを合わせているのが新鮮だった。






  



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# by pprivateeye | 2017-08-09 23:40 | Comments(0)

渋谷川を撮る。

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2017年7月14日(金)

・中藤毅彦展「Street Rambler-PARIS」、EMON PHOTO GALLERY
中藤さんはパリにぞっこんのようで、「僕は写真家として激しく写欲をかき立てられる鉱脈に出会った。」とキャプションに書かれている。東欧での作品が気に入っている者にとっては少々さびしい気持ちがする。これまでの展示や写真集からセレクトされた写真が展示されているが、ポートレートを集めた壁が新鮮だった。ヨーロッパの家でよく目にする写真がいっぱい飾られた壁をイメージしたらしい。写真の中の人物は室内でのものが多く、主にお店の職人さんといった人たちらしい。

・CORRESPONDENCE/LANDSCAPE 017
 「Self-Scape Part2 風景画ー風景写真」大塚勉、鬼頭明雄、工房親
風景写真と風景画の企画展第二弾。大塚さんが写真で、鬼頭さんが絵画。大塚勉という名前はここで実際に作品を見ても気付かなかったがこれまでに二度ほど展示を見ている。これこれ。印画紙を汚染された水につけるなど実験的な手法を行ってきた人だ。今回は災害で出た土石を集めた浦安の風景を撮影している。鬼頭さんの絵画は写真撮影された風景の輪郭をなぞるようにペインティングされている。


この後、日射しが強い中、広尾から渋谷まで渋谷川を橋ごとに順番に撮影する。カメラは最近持ち歩いているCONTAX G2 + Biogon21mm。ホントはハッセルのSWCで撮ろうと思っていた。しかし、今年になってから渋谷開発の一環で、渋谷川が暗渠から出てくるあたりに大きなビルの建設が始まり、これまで見てきた景色が一変して落胆していた。畠山さんが撮影した渋谷川はもう見られない。今回はやや思いつきに近く、実際にプリントしてみて再度撮影ということもあり得る。ちなみに渋谷川のどこが気に入っているかというと、徹底した護岸工事でコンクリートのエッジが立っているところだ。畠山さんが視線の高さに設定したところでもある。渋谷川は新宿御苑に発するらしくて、暗渠の下を通りJR渋谷駅、首都高の辺りで外に現れ、広尾から麻布に向かい、芝を通って東京湾にそそぐ。しかし、天現寺付近からは川幅が広くなってしまい興味は薄れてしまう。








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# by pprivateeye | 2017-07-25 23:02 | Comments(0)

七夕の日にロッシに遭遇(^^)

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2017年7月7日(金)

・石川公子写真展「常世」、Place M
異世界とのつながりを意識しながらもこちら側に位置する、といった感覚の世界。主にモノクロの風景。展示数がもう少し少なくてもよかったような気もする。

・吉井ただゆき写真展「風のある場所」、RED Photo gallery
モノクロのスナップ。人物をノーファインダーで撮影。お台場と思われるところが多いので、風よりも水かなと思った。

・藤原敦写真展「蝉丸」、蒼穹舎
最初にパッと見たとき、なぜかホッとした。モノクロでやや高めのコントラストが好みに合っているようだ。作者の故郷を撮影したものとのことだが、タイトルがよくわからなかった。キャプションを読むと能の「蝉丸」からきているらしい。

・新山発現写真展「bloomy」、サードディストリクトギャラリー
画面をみっしりとしたいというような、たぶん6×7によるモノクロ作品。DMの枝垂桜が写っている写真は割合静かな印象だが、展示ではもっとドロッとしたものが感じられた。

・上田和寛写真展「Tokyo Sketch」、epSITE
作者は、東京は開発のためつぎはぎだらけでヨーロッパのような統一感がないと嘆いているが、その東京をスナップした作品はおしゃれでヨーロッパの雰囲気たっぷりだ。ほとんど開放での使用だろうか、ピントの合っている箇所が狭く、遠景のボケが大きかった。使用レンズを尋ねてみたところノクチルックス、ズミルックス、ズミクロンというある意味決まった返事だった。













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# by pprivateeye | 2017-07-23 20:00 | Comments(0)

気が付けばビッグネームばかり4人。

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2017年6月30日(金)

・田原桂一展「Les Sens」、ポーラ ミュージアム アネックス
田原さんの作品がまとまって見られると思っていたので少々肩すかしだった。光りに強い関心を持っているということは以前から耳にしていたが、アクリル(?)の柱に電気を通して光らせた作品もほとんど興味を覚えなかった。

・荒木経惟×ギメ東洋美術館「東京墓情」、CHANEL NEXUS HALL
荒木さんの作品は額装なしでまとめて展示されていることが多い。先日のタカ・イシイギャラリーP/Fでもそうだった。しかしここでは個々の写真が丁寧にフレームに入れられている。それらを見ると一点一点に力があり、かつ悲しみを感じさせるものとなっている。カラーよりもモノクロの作品がよかった。リシャール・コラス シャネル(株)社長の挨拶文はしっかりと本質を捉えていると思った。「ARAKI 絶望のおかしみ 遺言とも似た「東京墓情」と題する荒木の作品には哀傷が刻まれているが、写真に潜む力が悲観に暮れそうになる気持ちを凌駕する。ユーモアが世の中とその惨禍をも救うことを決して忘れない道化師のごとく、荒木は絶望に皮肉を盛り込む術を知っている。絶望を絶対視することなく、おかしみと軽妙に豹変させてみせる。これこそが荒木だ。」

・森山大道展「Pretty Woman」、AKIO NAGASAWA Gallery
壁一面に新作のプリントがきれいに貼られていた。同じイメージが何度も出てきて、なんだかなぁと思った。繰り返すことによる効果を考えたものではなかった。同じ写真だが写真集で見ると全然違って見えて、いい。森山さん自身が鏡に映っている写真を一瞬、遺影かと空見してしまう(汗)

・ハービー・山口写真展「That's PUNK」、BOOK MARC
ロンドン時代の作品。音楽的にはパンク・ムーブメントを同時代に経験していないので、有名なアーティストを見ても特別な感慨はない。いろんなところで発表された作品が多かった。





  



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# by pprivateeye | 2017-07-19 09:47 | Comments(0)

曇りの日のヒマワリ

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2017年6月28日(水)

・飯田鉄写真展「街の記憶術」、Roonee247 fine arts Room1
90年代築地が変わっていくのを記録に留めたいとの思いから撮影。コントラストの高めの街並みが90年よりももっと昔の風景に見えてくる。いつか本の中で見た風景が重なるようだ。

・「西口スピンオフ展 2017~小さなフォーマットの巻」、Roonee247 fine arts Room2
ハーフサイズや120フィルムにこだわった写真。フォーマットが小さいからといって見せ方も小さくするよりも大伸ばしにしたほうが面白いと思った。オリンパスペンで撮られた市川駅前の作品がよかった。

・降旗良房写真展「surface ⇔ undercurrent」、Art Gallery M84
水が描き出す抽象、スローシャッターによる街、etc. 写真は現実と虚構を行き来できるものだと思う。ただ、カラーで抽象となるとどうしても色に引きずられてしまうので、そこに形が欲しくなってしまう。その意味では階段の奥に白い少女が立っているモノクロの作品は現実を撮りながらも虚構の世界への扉が開いているようだった。

・永嶋勝美写真展「chute de neige」、gallery E・M 西麻布
35mmフィルムの一コマだけをプリントするのではなく、左右のコマも少し入れてプリントされている。作者が言うようにそれぞれのコマの間に時間の開くものもあれば連続するものもある。上手な写真ということもあっておしゃれな印象だった。

・Workshop 2B写真展「Return」、Gallery Le Deco
 3F 53、54期
 4F 美術史ゼミ
ワークショップの修了展。3Fは初のグループ展の人が多いようだが全体にレベルが高った。気にいったのは物置の題材に自由にペイントしたものを撮影した作品だ。ミロやクレーの絵画を連想させた。聞けば美術の先生とのことで、もともとの素養が違うわけだ。4Fは体系的に学んだ美術史を踏まえての作品。バナナが秀逸だった。現代アートの世界からすればそれほど特殊ではないのかもしれないが、思っていたほどバナナが萎びていかなかったという作者の言葉や状況の説明も含めての作品だと捉えると楽しい。パーティでは懐かしい顔がいっぱいでよかった。









 


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# by pprivateeye | 2017-07-17 20:46 | Comments(0)

東京大学で公開講座

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2017年6月24日(土)

東京大学文学部公開講座 第8回「ドストエフスキー、トルストイ、チェーホフ ーロシア文学の鬱蒼たる森を探索するー」に出席した。会場は東京大学文学部1蛮大教室。講師は東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授、沼野充義氏。このひとの名前はSFファンならよく知っていると思う。スタニスワフ・レムの作品をほとんど訳している。
大作家三人を1時間半に満たない時間で語るのだからどこか一点共通なところに焦点を当てるしかない。ドストエフスキーは『カラマーゾフの兄弟』を取り上げていた。神の存在、にもかかわらずなぜ児童は虐待されるか。その子供というテーマをチェーホフは確実に受け継いでいる。チェーホフ自身不幸な幼年時代を送っている。彼の短編「かわいい」をトルストイは激賞したが、まったく正反対の評価も受けている。そのトルストイの『アンナ・カレーニナ』はプーシキン『エヴゲニー・オネーギン』のヒロインの進化したもので、さらにチェーホフ「小犬を連れた奥さん」は『アンナ・カレーニナ』の続編かもしれず、終わりで何かが始まろうとしている。そして、ナボコフ「フィアルタの春」は、それらを引き継ぎながらも唐突に閉じられるヒロインの運命を描いている。
個々の作品や作家は単独で突然現れるのではなく、先行する作家や作品を確実に肥やしにしている、というこういった話を聴くのは楽しいし豊かな気持ちになる。さらにそれらの作品を読んでみたくなる。






  




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# by pprivateeye | 2017-07-11 02:47 | Comments(0)