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今日は日比谷線

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2016年10月15日(土)

・達川清 展「HYSTERIC GLAMOUR 1988-1989」、POETIC SCAPE
ギャラリーから出たときに達川さんと会い、少し話す。モデルはほとんど素人でまだ大人になりきれていない、モヤモヤとしたものを表してくれた、とのこと。彼らや彼女の無表情というか突っ張った顔がいい。撮影も結構ゲリラっぽいやり方だったらしい。

・菅原一剛写真展「SAKHALIN 第二部」、FUJIFILM GALLERY X
人物のポートレートのピントが気になった。犬の瞳のほうがシャープだった。明るさや距離の問題だろうか。

・奈良原一高写真展「ヴェネツィアの夜」、Taka Ishii Gallery P/F
1985年に出た同題の写真集からの作品。夜という視界が限られた世界だからだろうか、おお、これがヴェネチアか、といった感慨は薄かった。舞台装置のように見えてしまった。

・北井一夫写真展「津軽 下北」、ZEN FOTO GALLERY
ヴィンテージプリント展と謳っているように、1970年代前半に撮影・プリントされたもの。プリントによっては印画紙が茶色くなっているので、北井さんに定着の違いか尋ねたら笑いながら、保存の仕方だよ。積み重ねてそのままだったものもあって湿気の関係で変色したの。だって40年後に展示するなんて考えてないよ、とのこと。写真集も制作されていて、いい印刷だなと思って見ていたら、お値段もとんでもないものだった。展示のプリントと写真集を比べると、展示のほうがコントラストが高いというか黒がかなりつぶれている。写真集ではその黒の中が見える。印刷は新しいプリントとのこと。

・本間寛写真展「respiration」、gallery E・M 西麻布
1990年代初めにパリで暮らしていたときに友人たちを撮影したもの。わかる人が見れば服装とかで時代が推測できるのかもしれないが、写真は全然時代を感じさせないものだった。仕事ではなく、自分のために撮っているからだろうか。必ずしもモデルになった人たちが笑っているわけではないが、彼らや彼女らとの楽しそうな、いい関係が感じられた。作者は2年ほど前に表参道で湿版写真の展示をやっていた人だった。




  
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by pprivateeye | 2016-10-30 00:25 | Comments(0)

丸ノ内線で移動

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2016年10月14日(金)

・若林勇人写真展「海辺にて」、ギャラリー冬青
シーズン始めの総長の海水浴場。キャプションを読むまではシーズン後の海だとばかり思っていた。しかも、人間不在がテーマだと勝手に想像していた。展示を見ていくうちに、人物が写っている写真も何点かあり、話を聞いて大いに勘違いしていたことに気付いた。ただ、被写体(海の家)との距離とか、できればノッペリとした空がよかったという作者の説明を聞いて、人間不在とまではいかないが寂寥感のようなものがテーマのひとつとしてあるのだなと思った。

・横内香子写真展「かずさ(上総)」、蒼穹舎
カラーで地元周辺を撮影。カメラはライカと聞いていたので、クローズアップなど少々無理があるように思えた。そのせいもあるのか全体にピントがはっきりしなかった。これまでの展示に比べると物足りない印象を持った。

・大橋英児写真展「Roadside Light Ⅳ」、コノカミノルタプラザ・ギャラリーA
飲料水の自動販売機ばかりを撮影したもの。このシリーズを見るのは三度目くらいだ。作者の言葉を借りれば、自販機の存在はその国のインフラやモラルが高いことを示しており、同時にそこに人間の孤独を感じるという。今回の自販機は東京、大阪、滋賀、熊本、北海道など。北海道の自販機(?)がよかった。特に日高町が好みだ。春先の山の木がふっくらしてきているのが感じられる。撮影はハッセルでアオリを使っているとのこと。道理でほとんど垂直がきちんとでていた。それにプリントが美しい。

・大村英明写真展「人への旅 ―キューバ編―」、コノカミノルタプラザ・ギャラリーB
キャプションに「陽気な」という言葉が使われていたが、人物の写真からその感じはあまり伝わってこなかった。むしろ街の風景も含めてある種のあきらめ、諦観のようなものを感じる。決してポジティブな絵ではなかった。

・小林静煇写真展「都市〈海市〉」、コノカミノルタプラザ・ギャラリーC
以前にこのコニミノで街の路地の大伸ばしや、川の上流から河口までを撮った作品を見ている。今回も主題は「都市」だ。海の上に浮かぶように見える高層ビルや港湾施設は、果たして本当に人類の発展なのだろうか。もしかしたら幻かもしれない。海市には蜃気楼という意味があるとのこと。文明批評を含んだ作品だ。

・望月茂写真展「神と仏の風景」、新宿ニコンサロン
日本各地の霊的、神的なところを撮影。ただし、ひとつの場所に作品一点なので、作者がこういった場所をどのように捉えているのか伝わってこない。そのため、写真はきれいだったが、写真コンテストに応募するような作品に思われた。

・日本大学藝術学部写真学科 気鋭学生写真展「出て来い新人5」、新宿ニコンサロン
大きな写真だったり、凝ったパネルだったり、絵の具のようにプリント表面が盛り上がっていたり、見せ方は大いに工夫されていたが、目を見張るような写真はなかった。見せ方の前にオリジナルな写真表現(←使い古された言い方だなあ^^;)の追求、作者の思想のようなものがあってもいいのではないか、と思ってしまった。



 


  
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by pprivateeye | 2016-10-29 00:14 | Comments(0)

NADiffのネコ

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2016年10月10日(月・体育の日)

・森村泰昌展 「私」の創世記
 第一部「卓上の都市」、MEM
 第三部「銀幕からの便り」、NADiff Gallery
第一部は1984年頃に制作されたモノクロ写真の作品。小道具を使った凝った組み合わせによろ、いわゆるブツ撮り。アートの文脈ではよくあるあるのだが、その組み合わせを少し変えたりあるいはアングルを変えたりしただけでほとんどよく似たイメージを並べて見せるが、これは何を意図しているのだろうか。写真の文脈では同じイメージを変化をつけて撮影した場合、そのなから一点だけを選ぶことが多いのだが。ここでの展示はプリントサイズが小さいことから何度も繰り返して見やすく、その違いも比べやすい。これは動画的な連想が働くからだろうか。
第三部は映像作品で、12本もあり、それぞれが10分以上もあったので、少し見ただけで退去する。基本的に映像作品はチラッと見るだけで、最初から最後まで付き合うということはしないなあ。

・「牛腸茂雄という写真家がいた。」、FUJIFILM SQUARE
1994年に再刊された写真集「SELF AND OTHERS」からの展示。写真集も今回の展示もプリントは牛腸さんの友人だった写真家の三浦和人さんがやっている。約20年の隔たりがある。写真集のほうが明るめのプリントで、今回の展示は濃い分、コントラストが高く見える。

・菅原一剛写真展「SAKHALIN 第一部」、FUJIFILM GALLERY X
別のギャラリーのようだがFUJIFILM SQUAREの隣のスペース。撮影はデジタルで、出力はオペレーターとの協力でバライタにプリントしたものとのことだが、その具体的なやり方は書かれていなかった。白いプリントも良かったが、陽が沈んだ直後の薄暗い時間の作品2点が良かった。グレーの部分が濁っていなかった。





 




 


 
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by pprivateeye | 2016-10-26 04:54 | Comments(0)

生・筒井康隆

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2016年10月4日(火)

・須藤明子写真展「to LHASA」、銀座ニコンサロン
作者はチベットを何度も訪れているようだ。作品は人物のスナップ中心だった。街並みとか風景とかをもっと見たいなと思った。右手奥の壁の右側2点は、人物の背景にモンゴルの丘のような風景が見えて少し親近感を覚えた。でもモンゴルとラサとはかなりの距離がある。

夜、東大で筒井康隆の公開インタビューがあるので、その前に白山にあるJAZZ喫茶映画館を訪れる。しかし、まだ開店前だったので近くのマックで時間をつぶす。喫茶店に行くのにその前に喫茶店で時間をつぶすというのは何か変だ。しばらくして再訪したがまだ開いていなかったので仕方なく東大へ向かう。

今回のイベントは主催が飯田橋文学会、会場は東京大学情報学環福武ホールB2で、公開収録「文学インタヴュー第7回 筒井康隆」というもの。生の筒井康隆を初めて見る。健在でなによりだ。1934年9月24日生まれだから、82歳になったばかり。スリーピースのスーツをビシッと着こなしてダンディーだ。若い頃からその考え方、発想、姿勢が変わっていないのはスゴイ。そのときの模様を筒井さんも笑犬楼大通り 偽文士日碌に書いている。

終了後、三度JAZZ喫茶映画館を訪問する。夜、8時半過ぎ、さすがに開いていた。先客が二名。かかっているアルバムは誰のものかわからなかった。ギネスを注文。先客がいなくなってからマスターがリクエストを尋ねるのをお任せにしたら、纐纈雅代(こうけつまさよ)というサックスの人のアルバムがかかった。ボーカルもとっていて、一曲目は何となくミンガス「クンビア&ジャズ・フュージョン」を思わせた。まだ20代の女性だが骨太の力強い音だった。エイレクトリック・マイルスをよく聴いていると話していたら、「ジャック・ジョンソン」をLPでかけてもらった。もちろんA面。LPのジャケットはオリジナルの車のイラストだった。もう1本ギネスを飲んで、10時過ぎに店を後にした。久々のジャズ喫茶で気持ち良かったなあ。




 
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by pprivateeye | 2016-10-24 01:17 | Comments(0)

杉本さんの大きなテーマは一貫して「時間」だ。

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2016年10月1日(土)

すっかり書くのを忘れていた(^_^;)

・杉本博司展「ロスト・ヒューマン」、東京都写真美術館
ちなみに本日10/1は都民の日ということで、都民じゃないけどこの展示は無料だった\(^o^)/
感想は、面白かった。ニヤニヤしながら見て回った。杉本さんはフィクションあるいはフェイクというものを大真面目にしかも徹底してやっているところがいい。これほとんど全部、杉本さんのコレクションだと思う。隕石とかを集めているというのは自身の著作で読んだことがある。1984年のMacintoshSEはニセモノというか、外観だけマネてみましたという感じにしか見えないなあ。キャンベルスープ缶の実物を並べているのには笑ってしまった。もちろんアンディ・ウォホールの「キャンベル・スープ缶」のパロディということになるのだが、ウォホールの作品自体が実物のスープ缶のパロディだから、裏返しの裏は表ということか。ちなみにウォホールの最初のキャンベル・スープ缶はシルクスクリーンではなく、ペインティング(アクリル絵の具だったかな)による製作だ。〈今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない〉と題した口上(?)が各コーナーにあるが、これを真剣に読んで感心・納得したりすると杉本さんの仕掛けにすっかりはまってしまうことになる。うまくすり抜けて、展示のアイロニーやパロディ精神を笑い飛ばしたい。
2Fの写真は劇場シリーズの廃墟版で、新作だ。わざわざディスプレイを持ち込んで上映している。しかし、仕掛けが少し見えるものもあって、そのあたりはどうかなと思う。上映映画の情報が床に掲示されていて真剣に読んでいる人がいるが、果たして本当にその映画が上映されていたかはわからない。そう言っているのは作者だけなのだから、ここでも飲み込まれないようにしたい(たぶん本当だとは思うけど)。もうひとつの写真作品は千手観音。白岡さんは評価していなかったけど、杉本さんは気に入っているのだろうか、何度か目にしている。






 
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by pprivateeye | 2016-10-15 22:45 | Comments(0)

ルーニイが日本橋小伝馬町に引っ越すそうです。

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2016年9月30日(金)

・内藤さゆり写真展「LONDON LISBON」、Art Gallery 884
Londonが2015年でライカ・デジタルによる撮影。Lisbonが2009年でハッセル、フィルム。同じデジタル出力で紙も同じらしいが、プリントが違って見えた。Lisbonのほうがすっきりした印象。Londonのほうが暗いシーンを撮っているものが多いせいかな。好みは断然Lisbonだ。

・東京工芸大学写真学科3年バライタファインプリントゼミ展「流れゆく時間」、ルーニイ
FBに、ルーニイが日本橋小伝馬町に引っ越すという記事が流れたので、早速オーナーの篠原さんに確認。場所的に選択肢はあまりなかったらしい。
展示は、バライタでファインプリントを作るという素敵な目標を持ったゼミの制作発表展。三人の展示で、店番をしていた横山さんの写真はグレートーン中心で丸みのある柔らかい印象だった。背景にビルディングが写っていないものが良かった。岩佐さんはブックに面白い写真があった。デジタルで撮影した写真を再度フィルムで複写しているらしい。岡田さんは一点だけ種類の違うカットがあり、それがキャプションのなかの言葉とつながることで全体のイメージが大きく変わってくる。

・有元伸也写真展「TIBETAN WAY」、TOTEM POLE
有元さんのカラー作品を見るのは初めてのような気がする。しかし、人物ポートレートは新宿の写真と同じで、場所が変わっても見方撮り方は変わらないものだと思った。ところで、峠を越えるというのはやはり大変なことなのだろうか。ドラマチックになりやすいかもしれない。

・塚田信之写真展「静かな雑踏 Ⅷ」、蒼穹舎
もう8回目になるのか。続けるのは大変なことだが、作者自身に変化のようなものはないのだろうか。今回は人物よりも後ろの建物や背景、場所ということが気になった。人物は小道具のようにも見えた、見ていた。

・米山洋平写真展「光景」、新宿ニコンサロン juna21
自宅付近(川口)をモノクロで撮影。作者がうまくいったと思えるものは、他の人にはごく普通の風景に見えるらしい、とのこと。小さくても人物の表情に緊張感が見られると写真のテンションも上がるような気がした。

・齋藤茜写真展「扉は外へつながっている」、新宿ニコンサロン juna21
引きこもり(?)の妹を姉が撮影。妹はイラストを描くこと、姉は写真を撮り続けることが日常だったようだ。自主製作の写真集にはそれらの写真が壁に貼られているカットがあり、写真を撮る撮られるという行為が普通のことだったとわかる。





   






 
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by pprivateeye | 2016-10-05 21:37 | Comments(0)

実家に帰って彼岸花を見る。

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9月24~28日は帰省していた。彼岸花が咲く季節に実家に帰ることはまれなので、この赤い花は久しぶりだ。
上の写真は実家の裏手で、後ろはいつもの山だ。
下の写真の白い花はよくわからない。蕎麦の花か? そうだとしても、特に蕎麦を作ってるんじゃないと思う。ここは休耕地(田んぼ)で、減反政策や人手不足などから米を作るのを止めている。だからコスモスがいっぱい咲いているところも同じだ。田んぼのままだと税金が高くなるようで、意欲のある人は畑にしたりしているがそれは一部。多くが高齢者となって農作業自体が難しくなっており、米を作っている家でも実際の作業は委託しているところが多い。





 




 
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by pprivateeye | 2016-10-02 18:44 | Self Portrait | Comments(0)