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アルフレッド・ヒッチコック監督特集

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11月25日(火)

早稲田松竹でアルフレッド・ヒッチコック監督特集。ともに観るのは2回目。

・「裏窓」1954年
原題:Rear Window
出演:ジェームズ・スチュアート(ジェフ)、グレース・ケリー(リザ)
本当に殺人は行われたのだろうか。
犯人とされる男は女性と一緒に出かけている。この女性は男の部屋の前から出掛ける場面でしか現れない。しかも見えるのは後姿だけだ。男の妻が殺されたかもしれないという状況証拠はいろいろあるが、その女性が妻ではないという根拠は皆無だ。映画は男が犯人だという形で終わっている。
カメラアングルとか視線、ジェフとリザの関係、アパートの各住人の描き方など、ヒッチコックの映画の中でも評価の高い作品だ。しかし、先にあげたように謎解きの部分では少し弱いと思う。
ヒッチコックのカメオ出演の場面:作曲家の部屋で時計を巻いている。


・「北北西に進路を取れ」1959年
原題:North by Northwest
出演:ケイリー・グラント(ソーンヒル)、エヴァ・マリー・セイント(ケンドール)
ソーンヒル自身にとっては不条理のなにものでもなかったと思う。キャプランという謎の人物に間違えられ、しかも殺されそうになる。ただし、映画は不条理を描くものではないので、中ほどで説明の場面が入る。そして後半は活劇という展開だ。
空砲の拳銃を三度も使うというのはヒッチコックらしいということか。また、活劇の舞台がラシュモア山なのもいかにもという感じがする。ラシュモア山はワシントンやリンカーンなどの顔が岩山に彫られたところだ。その大きな顔に意味がありそうでまったくない、しかし映画を観ている者はその顔に引かれてしまう。
カメオ出演の場面:ソーンヒルが中西部に呼び出されるバスに乗り遅れる。
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by pprivateeye | 2014-11-30 03:11 | 映画 | Comments(0)

不思議な体験

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11月23日(日)

・辰巳雅人写真展「Inside / Outside」、新宿ニコンサロンjuna21
トンネル内部を撮影。日の出直前、日の入り直後のほんの短い時間だけトンネル内と外の明るさが同じになるらしい。そのときを狙って撮影、写真はトンネル内部の壁や道路もその先に見える外の風景も同時に見せている。大きなプリントを見ていると、出口に見える木々や橋などの景色が幻のように思えてくる。現実はトンネルの内部だけだという不思議な体験。


・吉田幸樹写真展「上越線」、新宿ニコンサロンjuna21
主に長岡付近の風景を列車の中から撮影。それも驚くべきことに同じ地点で夏と冬に撮影している。列車は動いているがこれも定点撮影だ。緑豊かな夏の景色と、雪に覆われて少ししかモノの見えない景色。夏のほうが豊かに、むき出しのモノが見える。しかし、雪の厳しさを知らないでいうなら、冬の景色のほうがしっかりと保護されているような、厚い布団に包まれているような、そんな静かな落ち着いた印象を受けた。
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by pprivateeye | 2014-11-27 03:17 | Comments(0)

ミッドナイト・イン・早稲田松竹

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11月22日(土)

早稲田松竹で二度目のオールナイト上映、今回はフランス映画50年代傑作選を観る。いわゆる名画座らしい古い映画なので年配の映画ファンが多いのかなと思っていたが、意外と若い人も多かった。上映は午後11時開始、朝5時過ぎに終了。

・「モンパルナスの灯」1958年
原題:Les Amants de Montparnasse
監督:ジャック・ベッケル
出演:ジェラール・フィリップ(モディリアーニ)、アヌーク・エーメ(ジャンヌ)、リリー・パルマー(ベアトリス)、リノ・ヴァンチェラ(画商モレル)
原題を直訳すればモンパルナスの恋人となり、晩年のモディリアーニと女性の話だ。妻となったアヌーク・エーメのジャンヌはきれいなお嬢さんというだけだったが、リリー・パルマーのベアトリスがよかった。少し年上でモディリアーニとの関係は終わっているのだが、お互い腐れ縁のようなものでつながっている。彼が倒れたときに涙を流した場面がよかった。リノ・ヴァンチェラの画商モレルは実に嫌な人物だった。モディリアーニが亡くなったときその場にいたのに、ジャンヌのところへ行ってもそのことを伝えず彼の作品を物色していた。ここで映画はFINとなるのだが、実際にジャンヌはモディリアーニの死の二日後に投身自殺をしたらしい。映画と史実がごっちゃになってしまう。


・「歴史は女で作られる」(デジタル・リマスター完全復元版)1956年
原題:Lola Montes
監督:マックス・オフュルス
出演:マルティーヌ・キャロル(ローラ)、ピーター・ユスチノフ(サーカス団長)、アントン・ウォルブルック (バイエルン王ルートヴィヒ1世)
ローラは実在の人物で19世紀のダンサー・俳優。映画のように。著名で資産家の男性を渡り歩いた。そのなかには国王もいた。映画は、ローラが出演する現実のサーカスの場面と彼女の過去の場面が入れ子になり、サーカスという非現実的な世界に加えてさらに迷宮の世界を構成している。ただ、ローラ自身が感情を抑えているのでどうしても冷めた目で見てしまう。ところでサーカスとか演劇とかいった「見世物」は当時、大衆への情報発信の場でもあったのだろうなと思った。


・「フレンチ・カンカン」(復元長尺版)1954年
原題:French Cancan
監督:ジャン・ルノワール
出演:ジャン・ギャバン(ダングラール)、フランソワーズ・アルヌール(ニニ)
有名なキャバレー、ムーラン・ルージュ(赤い風車)創設の話。最後のフレンチ・カンカンのシーンは約20分もあるようだ。これはヴィスコンティ「山猫」の舞踏会のシーンに近い。踊り子が踊っているときジャン・ギャバンは舞台裏にいて不安そうにそわそわしているが、歓声を聞いて次第に自信、確信を強めていく。その姿はアンソニー・ホプキンスが演じた「ヒッチコック」を思い出した。しかし、何と言っても踊り子の中心となるニニ役のフランソワーズ・アルヌールがいい。階段の手摺に乗って滑り降りてくるシーンは一瞬だがかわいさいっぱいだ。ちなみに彼女の名前がそのまま石ノ森章太郎「サイボーグ009」の003の名前になっている(^^)
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by pprivateeye | 2014-11-27 02:08 | 映画 | Comments(0)

日芸と写大

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11月19日(水)

・「―写真学科創立75周年記念― 卒業生によるオリジナルプリント展」、
  日本大学芸術学部芸術資料館/写真ギャラリー
師匠が日記に書いていたのを読んで早速見に行ってきた。日芸は新校舎になってから受付で手続きが必要になりちょっと煩わしい。以前に資料館は来たことがあるが、写真ギャラリーは初めてだった。資料館ほど広いスペースではない。こちらはカラー作品の展示。山村雅昭のデイライトシンクロした花が良かった。同手法でのモノクロ作品もあるが圧倒的にカラーだと思う。アルプスの写真とそのパロディ裁判で有名な白川義員は山だけではないのね。インドの寺院を撮ったもののほうがいい。資料館はすべてモノクロ作品で有名どころの名前が並んでいる。篠山紀信のモノクロ・ヌードを見るとやはりうまいと思う。お目当ては普後均「FLYING FRYING PAN」。2BWSを終えた頃、日芸の文化祭(?)での展示で見て衝撃を受けた。約10年位前か。その後、ビューイングで実際のプリントを手にして見せてもらったこともあるが、今回思ったのは展示の形で全体を見たいなということ。まるで宇宙を見ているようだ。やはり展示で見たいのが深瀬昌久「鴉」。また、高梨豊、沢渡朔、三好耕三といった日本の現代写真史に必ず取り上げられる作家たちの他では、宮嶋茂樹の作品が興味深かった。日本愛国党の赤尾敏を撮影したもので、笑顔や葬儀の祭壇が展示されていた。作家の数が多いため一人当たりの作品が少ないのが残念だが、モノクロ好きは大いに楽しめる展示だ。


・小林紀晴写真展「ring wandering 悲しき迷走」、銀座ニコンサロン
DMではモノクロで雑木を撮ったものだけだったが、やはり展示はそんな単純なものではなかった。作家がずっと撮り続けている八ヶ岳でのもので、ハンターが狩猟するカラーと雑木だけを撮ったモノクロとの組み合わせ。カラーは小さ目(大四つ切?)で、モノクロは大きい(小全紙?)。タイトルは、動物が円を描きながら行動するのを利用して狩猟することからきているのだが、作者もまた迷ってぐるっと回って元の場所に戻ったり、植物も円を描くように存在している。人の思惑と自然の摂理のといったものが紐を編むような構成、また撮られたイメージなど好みだ。ただ、このwanderingがなぜ悲しいのだろうか、なぜ迷走なのか。自然の掟や生命観といったことから単なる感傷まで、解釈する上で結構振幅の大きな表現だ。自分としては少々大きすぎるのではないかと思う。
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by pprivateeye | 2014-11-22 15:49 | Comments(0)

11/19

パソコンが新しくなり、ようやくセットアップも終えました。
同時にADSLからフレッツ光に回線を変更しました(←いまごろかよ)。

これからぼちぼちブログを書いていこうと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

<(_ _)>
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by pprivateeye | 2014-11-19 22:41 | Comments(0)