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満月とスカイツリー

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10月30日(火)

・Shonah Trescott「Drawn into the Light」、ANDO GALLERY
・村越としや写真展「大きな石とオオカミ」、TAP Gallery
・星野はる代写真展「artificial」、GALLERY mestalla
・「第6回 ノン・ライツRF友の会/新宿西口写真修練会」展、JCII フォトサロン クラブ25展示ルーム
・新倉孝雄作品展「'60 沼南・ヨコハマ・軽井沢 ―Safety Zone―」、JCII フォトサロン
・植村美香写真展「OVERRUN」、蒼穹舎
・木村里奈写真展「たしかなこえ」、Place M
・吉田仁美写真展「Local color New York」、Place M ミニ・ギャラリー
・岡寿克写真展「ラッタッタ・・・」、M2 Gallery
・野田雅也写真展「Rebuild 大槌造船記」、コニカミノルタプラザ・ギャラリーA
・松本真理写真展「チャイニーズ・ドリーム」、コニカミノルタプラザ・ギャラリーB
・齋藤亮一写真展「コドモノクニ」、コニカミノルタプラザ・ギャラリーC
・太田章彦写真展「blowin' in the wind」、新宿ニコンサロン
・山市直佑写真展「Oneness」、新宿ニコンサロン


新倉さんの写真はいわゆる「コンポラ写真」と言われたものだ。彼は「カメラで写すのではなく、カメラを使って現在をみるのだ。」と言ったそうで、わかりやすい解説だ。当時、ストレートな写真で、難解であると評論されたらしい。コンポラ写真の特徴として、横位置が多い、写真表現の潔癖なまでの否定、日常のありふれた事象、誇張したり強調したりしないことなどあげられる。うーん、カロタイプでの講評講座でよく聞く言葉だな。
齋藤さんの展示は写真と撮影年を見ていると切なくなってきた。撮られた年は30年前のものもあり、いまでは彼ら・彼女らは20代・30代になっており、その間の人生を思うと心が震えるものがある。
写真展は入場無料とはいえ、もう少し見に来ている人に気を使ってもらいたい。作者が友人とベンチを占領して夢中になって話をしていたり、あるいは友人が大きな音を出して差し入れを持ってきて騒いだりするのはやめてほしい。写真展のタイトルも作者名もDMがなければわからない展示もあった。
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by pprivateeye | 2012-10-31 03:05 | Comments(0)

江戸川橋界隈はアウェイ

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10月26日(金)

カロタイプへ使うことのない大全紙用の現像バットを4枚持っていく。セスコが2枚、ステンレス製が2枚。重かった。持っていってすぐに写真仲間から「いいバットじゃん」と言われ、少しうれしくなる。


・藤井春日写真展「永遠のすみか」、FINE PHOTOGALLERY ENTRE DEUX
場所がフォーシーズンズホテル椿山荘のロビー1階となっていたのですごいところに写真ギャラリーができたと思ったら、ひとつの部屋ではなく渡り廊下の壁に展示されていた。これには拍子抜けしてしまった。
作者は以前ギャラリー21で展示しており、今回の展示も同様に太田菜穂子さんのキュレーションだ。
作品は前回と同じシリーズのようで、自分の内にある記憶や夢をリアルな世界の中で見る、といったもの。モデルや小道具を使った作品よりも、風景をそのまま写したものがよかった。特に、草むらの中の水たまり、割れたガラス窓お気に入り。

・安藤英明写真展「still wind 静・風」、光鱗亭ギャラリー
神楽坂の住宅地にある新しいギャラリー。一階が喫茶店で二階がギャラリーになっている。白木をそのまま使っているので木材のやさしさが感じられる、落ち着いたギャラリーだ。
作者は仕事で東京とバンクーバーを行き来しており、作品はバンクーバーの海岸近くを冬に撮影したもの。枯れた葦などの草が広がる空間だ。4×5、スクエアのモノクロ。静かな印象の写真だが、似た風景が多かった。
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by pprivateeye | 2012-10-27 23:12 | Comments(0)

見えるものと見えないもの

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10月24日(水)

昨日の夜、歯の詰め物が取れたので、今日、歯医者へ行く。歯が大きく欠けているとのこと。たぶん昨日一度に欠けたのではなく、それまでに少しづつ欠けて接着剤もなくなり、最後に金属の詰め物が取れてしまったのだろうと思う。いずれにしてもしばらく憂鬱だ。


・Helmut Newton「PRIVATE PROPERY」第3期、Galerie Sho Contemporary Art
今回は比較的ヌードの作品が多い。ニュートンのヌード作品はモデルが背筋を伸ばし毅然とした態度を示しているのが特徴ではないか。ウォホールが最初期のウォークマンを持っている。

・ガタアラタ写真展「ヒガノボルトキ」、GALLERY Jy
隅田川沿いの高層ビルと雲を撮ったモノクロ。怪しげな雲の様子と、展示のタイトルからバブリーな状況を皮肉っているように思えた。

・田村玲子写真展「生と空間」、表参道画廊
見えること自体を表したいとのことで、どこにもピントを合わせていない作品。カラー。その方法が成功しているかどうかは別にして、自分の見ているものが他人と同じかどうかと作者がテキストに書いていたことには大いに共感を覚えた。

・平沼宏之写真展「wandervogel」、MUSEE F
タイトルにはまず一歩を踏み出すという意味合いもあるらしいのだが、作品から受けた印象はこのまま死んでしまってもいいというような、一種の浮揚感のようなものを感じた。

・石井悦夫・河野哲也写真展「ヨコハマ・ヒルサイド」、ルーニイ
どちらも都市近郊のどこにでもあるような風景を撮っているのだが、視点の異なりが面白い。石井さんはモノに目がいっているようだし、河野さんはもう少し広く見ているようだ。ちょっと残念だったのは展示の並び方で、同じイメージを並べるよりは変化をつけたほうがよかったのではないかと思う。

・John Sypal写真展「Nebraska」、TOTEM POLE
ネブラスカは作者の出身地で、今回の展示は来日してから故郷を撮ったときのものと近年のもの二種類のネブラスカだ。キャプションを読むとこれらの作品が作者の原点となるようだ。

・Annu Aalto写真展「Leaving no footprints or shadow, no trace at all」、蒼穹舎
作者はフィンランドの人のようだ。ヘルシンキの街を撮ったカラー作品。キャプションではヘルシンキを撮ることは作者にとって必然だったようだが、見る側からすればある場所を特定しなければいけないという感じはしなかった。

・笹岡啓子展「VOLCANO」、photographers' gallery
昨年の震災後から続けている「Remembrance」のシリーズ。最初の頃は被災地などが中心だったが最近はそれにこだわらず日本各地に広がっている。しかし、「観光」「FISHING」などのシリーズからすると写真に「異常な」感覚が薄れているような気がする。

・元田敬三写真展「strangers」、サード・ディストリクト・ギャラリー
新宿や原宿でのストリ-ト・スナップ。「変な人たち」が写っているが、strangersなのは彼らなのかそれとも作者なのか。
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by pprivateeye | 2012-10-26 20:55 | Comments(0)

1021

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10月21日(日)

六本木ヒルズアリーナで木村カエラを見る。J-WAVEの公開生放送。生カエラは初めてだ。トークのみ。写真撮影禁止で残念。紺のニットの帽子、ブルーの細かいチェックのシャツ、エンジのニットのロング・ジャケット(?)、たっぷりとしたジーンズ(裾を捲り上げ)、赤のハイカットの靴。


ABCで鷲田清一の『〈想像〉のレッスン』を立ち読み。この本は一度読んでいるのだが再度読みたくなった。しかし、本の山奥に埋もれてしまい見つけることができなかった(笑)。それで書店で読んでいる次第。


・奥野和彦写真展「SLOW CREEK」、フジフイルム スクエア
モノクロのスクエア。作者は仕事で映画やTVのスチールなどを撮影し、この展示はプライベートな旅行のときなどに撮られたもの。田舎で遊ぶ子供たちや風景だ。同じ写真だが、その内容は仕事とプライベートで天地の開きほど違いがあるので、どちらも面白いとのこと。師匠の米沢に似た感じだが、よりゆったりとした印象だ。

・「MAGNUMを創った写真家たち」、フジフイルム スクエア 写真歴史博物館
アンリ・カルティエ=ブレッソン、ジョージ・ロジャー、デビッド・シーモア、ロバート・キャパの4人の作品。狭いスペースに展示されていて見づらい。現在のマグナムの写真家たちの集合写真をもっと大きく展示すればいいのに。
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by pprivateeye | 2012-10-22 06:10 | Comments(0)

品川~田町~浜松町

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10月20日(土)

・小林紀晴写真展「遠くから来た舟」、キヤノンギャラリーS
力の入った展示だ。でも、なんとなく違和感を感じた。たぶんそれは個々の写真につけられたテキストにある。写真展のタイトルとキャプション、撮影データだけでなく、それぞれの写真に言葉が添えられるとある種の小説を読んでいるような感覚が生じる。写真から受けるイメージが作者の言葉によってある一定の方向に向けられてしまい、写真そのものの評価が難しくなってくる。別の言い方をすれば、この展示の何点かを取り出して提示したとき、そこにこの文脈が必要になってくる。写真だけではこの展示で受ける印象を再現させることはできないだろう。
写真集にするなら見開きでテキストと写真を対峙させることになるのだろうか。場所などの撮影データは最後にまとめてだな。見てみたい。
全体を見て思ったのは、作者は神話を作りたい、あるいは神話と一体化したいと思っているのではないか、ということ。キャプションには原風景という言葉があった。

・川田喜久治写真展「2011年―phenomena」、P.G.I.
昨年の震災で受けた作者のイメージを作品化したもの、ということでいいのだと思う。そこに特別な意見の表明があるわけではないが、ブッシュやオバマ、ビン・ラディンなど政治的な映像が挿入されており、世界に対する一般的な不安感が伺える。
で、作品はどうかといえばデジタル・イメージの合成・加工という印象が強くて、写真という必要があるのかどうか疑問に思った。デジタルによるコラージュだな。

・「Alejando Chaskielberg(アレハンドロ・チャスキエルベルグ)」展、Gallery 916
写真展の案内を見たときの印象は、よくあるような演出写真かなという軽いものだった。しかし、実際に作品を見て、解説を読んで驚いた。4×5のポートレートの一種なのだが、夜間に月の光りやストロボなどを使って長時間露光の撮影を行っているのだ。被写体は川で遮られて独立した生活を営んでいる集団とアフリカのある部族であり、その意味ではドキュメンタリーなのだが上記の撮影方法なので演出写真だということもできる。そこに作者の強烈な主観が感じられる。このギャラリーの過去3回の展示も含めて一番力のこもった作品だと思った。

おまけ
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by pprivateeye | 2012-10-21 02:02 | Comments(0)

快晴

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10月19日(金)

・伊藤進哉写真展「チェコ 微光の街」、gallery bauhaus
4×5のモノクロ。1997年頃撮影されたもののようだ。キャプションに「早春のような時期」とあったが、静かすぎ生気があまり感じられなかった。
地下フロア奥に展示されている、建物が逆光で暗くなっている作品がいい。

・「Autumn Blue フランスの4人の写真家」、TOKIO OUT of PLACE
写真仲間によかったと言われていたのに見に行くのが遅くなってしまった。
4人の写真家は全然知らない人だが、経歴を見るとベテランの人たちだ(一人だけ亡くなっている)。
ギャラリーに入って左側に展示されていた二人の作品がよかった。ベルナール・ブロスとルシアン・エルヴェ。後者がル・コルビュジエの建物を撮っていた人で、たぶん写真仲間はこの人の作品が好みだと思う。
写真展でよく「ひとり講評講座」をやっているが、ここで好きな5点を選ぶと、砂漠らしき風景の小さな作品、白いテーブルクロス、滑らかな曲線を描いている影、雪の積もった街路を俯瞰したもの、日が落ちた後の暗い山、だな。

・吉江淳写真展「地方都市」、新宿ニコンサロン
6×7、カラー、大四つ切。
少し赤味がかった渋い印象の風景だ。すごく丁寧に撮られている。作者と話したときに尾仲浩二さんの名前を出したら、好きだけれど似ないようにしているとのこと。タイトルはザックリとしすぎのような感じもするが、どこそこの都市という場所性は排除したかったらしい。看板など文字は写っているが地域がすぐにわかるものは極力省かれている。
ギャラリーでいっしょになった写真仲間はモノクロで街中を撮っているが、ど真ん中だとのこと。

・国分光明写真展「青い森の里村景況」、新宿ニコンサロン
ベテランの作者だ。いくつもの賞を受賞している。モンゴルにも何度か行かれたようで、ファイルにそのときの新聞記事などがまとめられていた。
青森の里村を撮影したカラー。プリントや額のサイズがまちまちで見づらかった。統一したほうが個々の作品と同時に全体も見ることができると思う。
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by pprivateeye | 2012-10-20 03:27 | Comments(0)

常設展希望

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10月17日(水)

・福山えみ写真展「A Trip to Europe」、POETIC SCAPE
2年前にヨーロッパを旅したとき撮られた作品で、以前にも展示されたことがあるし写真集も見ている。しかし、少し時間が経ってから見るとタイトルにある「Trip」の意味がより強く意識される。
旅ということもあるのだろうか、室内で撮られたものが目に付いた。
お気に入りは、川の上(船の上?)から撮られた、手前にベンチがあり川の両岸が見えるものだ。


都写美に行くのに、地図を見たら中目黒駅に戻るよりも近そうだったので歩いていく。途中から雨が降る出す。


東京都写真美術館
・「操上和美――時のポートレイト」、2F
フロアに仕切りはなく、基本的に壁3面に「陽と骨」と」の「NORTHERN」2つのシリーズが展示されている。
「陽と骨」はスクエアのモノクロと、アクリル張りしたカラー。なぜこの2つがいっしょのシリーズになるのかよくわからない。モノクロはネガにいっぱい傷があり、フィルム現像も普通ではなさそうだ。プリントも焼き込みが多い。一点ごとに見る分にはすごいないいなと思うのだが、30点以上も続けて見ていると少々飽きてくる。
「NORTHERN」のシリーズは以前にJCIIで見たことがある。そのときよりもクールに見える。
全体としてはザックリとしていて少々物足りない。規模が違うが新宿の貸しギャラリーで見るのとあまり変わらない印象だ。雑誌「SWITCH」を喫茶スペースで見せるくらいなら、広告写真とこれらのプライベートな写真とを対峙させるような展示にしてほしかった。これでは都写美の展示としては手抜きと言われても仕方がないような気がする。

・「機械の眼 カメラとレンズ」、3F
出品リストに通し番号があり、各作品のキャプションにそれがないのはなぜか。さらに展示と番号の並びが違う。もう少し細かなところにも気を使ってほしい。
ルイス・ボルツの新住宅地建設を撮ったシリーズがいい。

今回もアンケートを2Fと3Fでそれぞれ記入(微妙に質問内容が異なっていた)。常設展を設けてほしいと要望する。一作家20点前後で4~5人を年間2~3回のローテーションなら十分可能だと思う。歴史的に重要なものは別にして、ゼラチン・シルバー・プリントのように保存性の高いものだけでいい。そうでないと今回のルイス・ボルツのような作品は二度とオリジナルを見ることはないかもしれない。
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by pprivateeye | 2012-10-18 16:26 | Comments(0)

カロタイプ講評講座

10月13日(土)

新しい期が始まる。新しい人も参加。


ノートから。

境界、向こう側の世界を見たい、というコンセプトの写真について
・物理的に境界が写っているのではないもの
・道路の白線――まったく面白くない

 面白い境界を撮る(境界そのものが面白い)
 こちらと向こう側の世界という境界を連想させる
    ↓
 どちらにしても写真そのものの面白さが必要←重要
   プリントの出来も含む


ニコンへの応募
・ユーナと一般→レベルの高い方を目指すべき


カメラの視野率 100%未満→予定しないものが写るのがいい


自分の好きな写真、ずっと続けている写真――レベルを維持する
同時に、以前に撮っていない写真、新しい写真も


ピント――手前から1/3のところに合わせる


ピントと、形


こういうテーマでと絞るのではなく、全体のなかからいい写真を選んでいく


色――ある種の統一感を出す、まとまり、一本筋を通す
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by pprivateeye | 2012-10-18 15:16 | Comments(0)

原点

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10月12日(金)

・イジス写真展―パリに見た夢―、日本橋三越 新館7Fギャラリー
アンリ・カルティエ=ブレッソンよりもいやらしくない感じ。素直な写真だ。その分だけ「決定的瞬間」ではないが、優しい印象を受ける。
パリのアパートの窓から撮影した4~5点、有名人のポートレート、特にレイモン・クノーら3人が写っている作品が好きだな。

・横内香子写真展「上総-かずさ-」、アユミ・ギャラリー
引っ越しをして2年。1年目は撮っていても何か違うなという印象だったとのこと。
作品は場所を特定するようなものはほとんど写っておらず、作者の印象・気持ち(?)が反映しているものだ。たぶん穏やかな生活ではないのかと思う。

・井本礼子写真展「箱庭の窓」、ギャラリー冬青
モノクロ、スクエア、ローライフレックス、フォマ(ウォームトーン)。
普段の日常の中で撮られた光景だが、それは異世界と背中合わせにあるようだ。キャプションでも内と外、自己と他者といったものの関係性が述べられていた。
作品制作の姿勢などを尋ねていろいろとおしゃべりするなかで自分の写真の話になる。なかなかまとめきれないと言ったら、1年後の展示の予約を取って期限を決めてしまうことです。誕生日にその決意をしましょう、と励まされてしまった。
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by pprivateeye | 2012-10-12 20:40 | Self Portrait | Comments(0)

うむ、ペンタ67か。

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10月10日(水)

・佐々木しほ写真展、GALLERY Jy
海の暗い水面だけを写したモノクロ。船から撮ったのだろうか、結構水面が近い。雨が降っていたり、うねりが小さかったりするが、同じ海面を連続して撮ったであろうと思われる2点がよかった。

・岩本龍夫写真展「FOREST」、MUSEE F
米国ヨセミテの森をモノクロで撮影。ソラリゼーションを施している。酸性雨で枯れた木の作品に目が何度も引きつけられた。

・一適庸子写真展「rub」、表参道画廊
ピンホールによるセルフ・ヌード。カラー。キャプションを読むと人生に悩んでいたときに写真に出会い、その後、石垣島で今回の作品を撮るようになったらしい。誰かに見せるためでなく、自分のために撮ったもの。だからこれらの作品=作者自身ということになる。

・柴田敏雄写真展「Meaning of Color」、gallery ART UNLIMITED
前回のモノクロに続いて、今回はカラー。ギャラリーの人の話では、柴田さんは完成形に興味はないので建設中のダムを撮っていてもその後もう一度訪れるかどうかはわからない、とのこと。これを尋ねたのは、都写美の図録の表紙になった高知の赤い橋を今年になって角度を変えてもう一度撮っているから。現在も開催中の国立新美術館の作品も多かったが、まだ見たことのないものが何点かあった。大判カメラを使いながら作品の数はかなりのものだと思われる。

・堀内陽子写真展「Beach」、コニカミノルタプラザ・ギャラリーB
モノクロで日本の海水浴場を撮影。なんだか古い写真に見えた。被写体のスタイルがいわゆる日本人体型なせいか、コントラストが少ないプリントのせいか。

・山下恒夫写真展「島想い」、コニカミノルタプラザ・ギャラリーC
6×7のカラー。カメラはペンタックス、レンズは75mmだけ。ものすごく自然だ。作者の気配がなく、写真を見ているのだが実際の光景を見ているように思える。でも十分に考えられた構図だ。目を引くような目立つ写真ではないのでスルッと見流してしまいそうだが、一点一点じっくりと見たい。でも展示点数が60点以上あり、写真集のほとんどだから大変だ。
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by pprivateeye | 2012-10-10 23:21 | Comments(0)