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2011年

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12月30日(金)

今年あったこと。
・「Horizon」がニコン、コニミノに落っこちた。
・モンゴル展が開催できた。
・映画をいっぱい観た。


これまで映画を観ることは少なかった。映画館でとなると2年に1回観ればいいほうだった。それが今年は軽く50本を超える映画を観た。
Twitter上で「午前十時の映画祭」という企画を教えてもらったのが大きい。この企画は映画ファンの投票をもとに、1950~70年代を中心とした傑作を年間をとおして週に1本上映していくものだ。
TVで観たことがあるものもあるが、映画館で観ると全然違うということものめり込んだ理由のひとつだと思う。
多くの作品を観たことで自分の好きなものもわかってきた。
まずアメリカン・ニューシネマといわれるものはどれも好きだ。今回の上映作品にはないが、以前から「俺たちに明日はない」「イージーライダー」「バニシング・ポイント」がお気に入りだった。
今回の作品では「明日に向かって撃て」「真夜中のカーボーイ」「タクシードライバー」がいい。特に「タクシードライバー」の最後は、この作品がアメリカン・ニューシネマの終焉といわれる理由がわかる。
他にはフランス映画が良かったし、イタリア映画は名作といわれるものが多かった。
これだけいい作品を観ると当然のようにその世界に引き込まれてしまい、何冊も本を買ったりしてしまうのだが、それがわかっているのでなるべく深みにはまらないよう意識しているw



今年一年、お付き合いしていただき、ありがとうございました。
新しい年が良い年でありますように。
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by pprivateeye | 2011-12-30 18:52 | 映画 | Comments(0)

<午前十時の映画祭>

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12月26日(月)

みゆき座で鉄道員を観る。
イタリア映画で、家族愛を描いた傑作といわれる。
決してお涙頂戴といった甘い内容ではなく、淡々と描きながらそこに家族や隣人、仲間との絆が見える。
主人公はある事情でいつも行っていた酒場から遠ざかっていたのだが、意を決してドアを開ける。それまで笑い声が満ちていた酒場内が次第に声が小さくなり誰も話さなくなると同時に全員の視線が入口のドアにそそがれる。誰も声を発しない。どの顔も無表情だ。ようやく店主が新しいワインの樽が入ったと、少し柔らかい顔で話す。それをきっかけに店内も緊張がほぐれてくる。このシーンが好きだな。
このブログの評はいつも参考になる。

午前十時の映画祭のリストも残り少なくなった。あと3週だ。
次の第3回は今年の第2回青のシリーズの作品を、今年赤のシリーズを上映した映画館で上映される。観ることができなかった作品やもう一度観たい作品がいくつかある。
もう一度観たい作品の筆頭にヴィスコンティ監督の「山猫」がある。
この映画のシナリオを本にしたもの、「ルキノ・ヴィスコンティ秀作集 3 山猫」をブックファーストで見つけて購入。奥付を見たら1981年第2刷となっている。一番観たい映画の本が30年も書架に収まっていて、今年集中的に映画を見始めた自分のところにやってきたのかと思うと感慨深いものがある。

銀座ニコンサロンに写真展を見に行ったら、作者が芳名帳の上にパソコンを置いていじっていた。何人かの来訪者があり、ペンも用意されているのに誰も署名できない。それに、作品が震災地の桜を撮ったもので被害痕が小道具のように利用されているようで、カチンときてしまった。
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by pprivateeye | 2011-12-26 23:23 | 映画 | Comments(2)

2Bビューイング

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12月23日(金)天皇誕生日

今回のビューイングは中藤毅彦氏。参加者は男性がほとんど。約30名のうち女性は4人だけだった。
スーパープレスト1600が生産中止になり、少し前にはデジタルでカラーの作品も発表していたので、モノクロのあのザラザラ感はどうなってしまうんだろうという人も多かったと思うが、中藤さん自身は全然そんな気持ちはなくこれまでどおりということだった。
見せてもらった作品もモノクロのものばかり。「ナイトクローラー」「エンター・ザ・ミラー」「ウィンターリヒト」「キューバ」「ニューヨーク」「ロシア」「ブルガリア」「サハリン」
最初、東京を撮りたいと始めた。しかし、広いので夜に絞ることで納得のいくものが撮れるようになった。
時代(年代)をわからなくしたかった。
それは、「見たかった風景」とも言える。これは海外でも同じ。
無機質なもの、ツルツルしたものには魅かれない。
「エンター・ザ・ミラー」のなかのマネキンが一番気に入っている。写真集では「ウィンターリヒト」。
印画紙は月光(G4)、フォルテ(ポリウォームトーン)、アグファ、レンブラント、アルゲントーンと変わる。師匠曰く「中藤さんも印画紙難民ですね」。
早大をやめて、森山大道さんの授業に出たくてビジュアルアーツに行った。その頃の森山さんは低迷期で生徒も5人くらいしかいなかった。
学校に行っても写真ばかり撮っていた。森山さんに写真を見てもらって何か言ってもらうということではなく、見せること自体が目的になっていた。
現在、中藤さんはコニカミノルタのフォトプレミオの審査員をやっていて、期待する写真は上手とかうまいとかは二の次で、「魂のこもった写真」を待っているとのこと。
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by pprivateeye | 2011-12-23 23:23 | Comments(0)

ドキュメンタリー

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12月20日(火)

カロタイプでドキュメンタリーについて話をしたせいか、書店でこの本を見つけて買ってしまう。
アメリカの賞ということもあるせいか、良くも悪くもアメリカに関連した事件、出来事が多い。

ピュリツァー賞 受賞写真 全記録

ハル・ビュエル / 日経ナショナルジオグラフィック社


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by pprivateeye | 2011-12-20 23:23 | Comments(0)

<午前十時の映画祭>

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12月19日(月)

みゆき座で北北西に進路を取れを観る。
ヒッチコック映画の集大成とされている。
いわゆる「巻き込まれ型サスペンス」。人違いから命を狙われるのは、ヨーロッパ映画なら不条理を全面を出してくるのだろうが、ここではサスペンスが優先される。
とうもろこし畑以外何もない、360°地平線のアメリカ中西部、いいな。


・大森克己写真展「すべては初めて起こる」、POLA MUSEUM ANNEX
テキストにこの春、桜を追って東京から福島に向かったとあり、目の前に半透明のピンクのものをぼかして入れて撮影している。無理やり「桜」と今回の福島を結びつけており、あざとい印象を持った。撮影レンズもチープなもののようで、どこかおちゃらけに近いものを感じる。
しかし、メモと題したテキストがあり、それは真面目に写真について書かれている。ただ、福島へ写真を撮りに行かなくてはと思ったが、その理由は記されていない。
なんだかなと思いながらギャラリーを一周して受付のところに行ったら、リトルモアの「真夜中」という雑誌があった。この展示の写真が掲載されているのだが、なかを見るとホンマタカシが「報道写真について」と題して文章を書いているので購入する。そこではスーザン・ソンタグの『他者の苦痛へのまなざし』がベースになっている。この本も読まなくては。
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by pprivateeye | 2011-12-19 23:23 | 映画 | Comments(0)

『The Americans』はドキュメンタリーか?

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12月18日(日)

今年最後のカロタイプでの講評講座。
久しぶりに写真を見てもらう。これまで撮ってきたものの続きで、今回の分はちょうど2年前のもの。
このプリントしているときは調子が上がらず、先にセレクトしていたカットだけでなく、他のカットもこれいいんじゃないという感じで1本のネガから多いと6カットもプリントしていた。
ところがこのいいかげんさ(甘さ?)がよかったのか、これまでのものよりも幅が広がってバラエティに富んでいるとの意見をもらった。
まだ2年分の未プリントのネガが残っているし、撮影も続けているわけだから、追いつくのはいつになるのだろう。いつ全部できる?と聞かれて、3月末までと答えたが冷静に考えるとダメっぽい気がする。

福島の被災地を撮った人がいて、白岡さんがこれはドキュメンタリーですか、それともファインアートですかと尋ねた。大半の人がドキュメンタリーという意見だったが、そのことで白岡さんは少し残念な様子だった。
これをきっかけに写真の「ドキュメンタリーであること」と「ファインアートであること」について熱い話となる。そのなかで白岡さんが言った「ロバート・フランクの『The Americans』はドキュメンタリーですか?」が今日のタイトル。
自分としては、当然写真はそのどちらの要素も持っているわけだが、写真には必ず何らかのテキスト(タイトル、キャプション、情報、etc.)がくっついてくる。そのテキストの内容によって「ドキュメンタリーであること」の要素が強くなってくる、と思っている。

講評講座の後はそのまま忘年会となる。
各自持ち寄ったものや若干の買い出ししたものなのでお世辞にも豪華とはいえないが、楽しい時間を過ごすことができた。仙台に旅行に行っていた人がそのまま来たりとかもあり、最終的には30人を超えていたのではないだろうか。
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by pprivateeye | 2011-12-18 23:23 | Comments(0)

CX4

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300mm

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50mm


12月16日(金)

今回のCX4はこれまで使っていたR8から5代を経ているが、すでにCX6が発売されておりCX4も2代落ちということになる。上記の300mmは手持ち撮影。手振れ防止機構がよく働いている。シャッターを切るときモニター画面はかなり揺れていた。それに、水準器があるのは便利だ。



・村越としや写真展「f」、TAP Gallery
大きなプリントが3点。6×9のカメラで撮影。従来のカメラやプリントだと出来上がりが予想できてしまうので、新しい何かを出そうと思っているとのこと。雨の日に車のガラス越しに撮られているので、水滴によるボケや滲みが作者の気持ちを代弁しているようにも見えた。

・福山えみ写真展「月がついてくる 6」、TOTEM POLE PHOTO GALLERY
入ってすぐの3点の作品に魅かれた。このシリーズは写真集も出し、写真展もすでに6回以上となるので、そろそろ変化が出てくるだろうと思う。それが最初の3点かもしれない。鉄道か車の移動中に外の景色を撮った普通の写真だが、それが新鮮に見えた。

・小松透写真展「nature morte ―apres 311―」、新宿ニコンサロン
今回の震災を撮影。当事者や公共機関、報道以外の人が震災の写真を撮りに行くことにどちらかといえば否定的な気持ちを持っているのだが、この作者は実家が損壊の被害を受けている。モノクロのスクエアの画面の中央が覆い焼きされていて、それが写真をドキュメンタリー以外のものにしているようだ。

・小川照夫写真展「メッセージ」、新宿ニコンサロンbis
作者自身が何度か大きな手術を行っており、その入院中に自分自身を撮った作品。生死にかかわるような手術なのに写真には悲壮感はまったく感じられず、むしろ楽しげな雰囲気さえ感じられる。同時に、見舞いにきたお孫さんの成長が伺える。今日見た中で一番写真らしい写真だと思う。

・甲斐啓二郎写真展「TOKYO STREAM」、epSITE
東京には見えない川がいくつもある。川の上が覆われて暗渠になった川はもう存在しないも同然だ。そんな見えない川の場所を撮ったもの。そのコンセプトは面白いけれども写真は東京の普通の風景にしか見えなかった。むしろ、見えなくなった川を示した地図のほうが興味深かった。
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by pprivateeye | 2011-12-16 23:23 | Comments(0)

<午前十時の映画祭>

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12月12日(月)

みゆき座で裏窓を観る。
ヒッチコックの傑作らしい。
常に部屋の中からだけの視点で、まったくカメラが移動していないのにまったく飽きのこない構成は大したものだと思うけれど、主人公が他の部屋を一方的に覗いているだけで、主人公の部屋を覗かれないのは少々偏っているような気がする。
最後は向いの住人と視線を合わすシーンがあるが、あれだけ開放的にどの部屋も窓を開けているのならもっと日常的に窓越しに顔を合わせていてもいいと思う。
グレース・ケリーを初めて見た。後にモナコ王妃となり、自動車事故で亡くなってしまうのだが、確かに美しい人だ。気品がある。


・久保正彦写真展「その先に見えるもの」、銀座ニコンサロン
ミャンマーを撮影した、モノクロ。35mm。
白いタナカを顔いっぱいに塗った男の子のアップの作品が印象的だ。笑顔でもない警戒感でもない無表情なのだが、それがいろんなことを連想させる。
他では、ミャンマーの人は歯並びがきれいな人が多いのだなと思った。


ヤフオクで落札したリコーCX4の代金を振り込む。
いま使っているR8は何かの拍子にすぐブラックアウトするようになってしまい、そろそろ寿命かなと思う。随分使ってきてスレた跡がコンデジとはいえいい感じになっているので惜しい。
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by pprivateeye | 2011-12-12 23:23 | 映画 | Comments(0)

月食

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12月10日(土)

部分食開始 21:45、皆既月食 23:05、皆既食終了 23:58、部分食終了 01:18。



 
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by pprivateeye | 2011-12-11 09:57 | Comments(2)

<午前十時の映画祭>

12月7日(水)

コルトンプラザでを観る。
ヒッチコックの有名な作品だけに、これまでにもTVで何度か観ている。
鳥が人を襲う――これについて理由を一切明かしていない。ここにも書かれているように理由なんかいらない。
そして、えっ、これで終わりなの?というエンディング。サスペンスを最大限にし、この後にさらに大きな何かを暗示させる、まさに世紀末的、終末的な終わり方で、その意味でもSF映画ともいえそうだ。
それでもヒッチコックらしい遊びもある。
車の助手席に置かれた鳥かごの中で2羽の鳥が、車がカーブでハンドルを切る度に右に左にいっしょに傾いているシーンには微笑んでしまう。
監督自身がチラッと出演するのも有名だが、この映画では冒頭のシーンで主人公がペットショップに入ろうとするとき2匹の犬を連れて出てくる。
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by pprivateeye | 2011-12-07 23:23 | 映画 | Comments(0)
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写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye
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