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<午前十時の映画祭>

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みゆき座で「ニュー・シネマ・パラダイス」を観る。
映画への愛情がたっぷり。
後半1/3くらいから泣けてきた。それは悲しいからではなく、純粋に、感動したからだ、と思う。
その良さはYouTubeにもいくつものシーンが投稿されいることからもわかる。
しかし、ネットで検索するとこの映画の良さがわからない人がいて驚く。
最後のシーンについて、変態オヤジと言っている人もいて、この人は最初からきちんと観ていたのだろうかと思わざるを得ない。



・阿部直樹写真展「壁」、銀座ニコンサロン
・藤井ヨシカツ写真展「余波」、Place M
・村越としや写真展「土の匂いと」、ギャラリー蒼穹舎
・平尾敦写真展「It is there.」、コニカミノルタプラザ・ギャラリーA
・イム ギュテ写真展「道に迷った」、コニカモノルタプラザ・ギャラリーB


村越さんのプリントは艶めかしかった。欲しいと思ったプリントが4~5点あった。
震災以降、4~5回の個展を開催・予定しており、彼もまた「何か」をせずにいられないのだろう。
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by pprivateeye | 2011-10-31 23:23 | 映画 | Comments(0)

定番

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・Naka Yuki写真展「CONCRETE JUNGLE」、ギャラリー・ニエプス
・山下恒夫×下平竜矢写真展「The Historic Future 8.30 三崎」、TOTEM POLE PHOTO GALLERY
・川島彩写真展「ハトになっちゃうよ、クルックー」、Place M
・千葉紀子写真展「隣の庭」、M2 gallery
・塚田信之写真展「静かな雑踏Ⅲ」、ギャラリー蒼穹舎


山下さんのモノクロ・プリントは相変わらず美しい。これを基準と考えると滅入ってしまうので、頂だと思うことにしよう。
Place Mの二人の女性の作品には期せずしてセルフヌードがあった。いつも思うのだが、女性で自分自身を撮らない人はほとんどいないのではないだろうか。ということはセルフヌードも隣の庭も同じコンセプト、考え方、感覚ということなのだろう。
蒼穹舎で師匠と遭遇。小指の傷はバンドエイド程度にまで回復したそうだ。肩にはSWC+フェーズワンがぶら下がっていた。
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by pprivateeye | 2011-10-28 23:23 | Comments(0)

パーティはゆったりと。

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◆須田一政写真展「雀島」、P.G.I.
P.G.I.は遠いな。以前は贔屓にしていたラーメン屋があったのだがそれも閉店してしまい、ひとつの写真展だけで行くには億劫になってしまう。なので展示期間の終わり頃にようやく足を運んだ次第。
房総にある小さな島を撮っているのだが、人が写っていると一気に艶めかしくなってくる。


◆進藤万里子写真展「bibo」、ツァイト・フォトサロン
写り込みとかガラス越しに撮られたモノクロの作品。
今回はロール紙へのプリントでさらに怪しさとうか曖昧さというか、不思議さが強くなっている。
意地の悪い見方をすればどこにもピントが合っていない。以前、本人はきちんと合わせていると言っていたが。


◆阿部直樹写真展「壁」、銀座ニコンサロン
日の当っているところとその日陰という写真で、普通なら乾いた印象を受けるものなのだが、妙に情緒的なものを感じる。
それは作者が明暗ある被写体に感じているのか、あるいは日本人の感性なのか。
ドラマのない写真だけに何度も細部を見たくなってくる。
オープニング・パーティに参加。いろいろな写真仲間が集まり、特に挨拶などの言葉もなく、ゆったりとした時間が過ぎる。
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by pprivateeye | 2011-10-26 23:23 | Comments(0)

「自然は無関心」

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都写美の「畠山直哉展 Natural Stores」のイベントの池澤夏樹との対談の整理券のために開館の10時の15分前に行ったのだがすでに何人かが並んでいる。
数えたら、11人いた! そのなかには写真仲間の顔もあった。
獲得した整理券は12番だった。
すでに内覧会で見ているのだが、もう一度ゆっくりと見る。
展示はタイトルが示しているように自然と人間とのかかわりのある作品をまとめたもので、たとえば「Underground」「Slow Glass」のように作家のコンセプトに基づいた作品は含まれていない。
そのように考えると、デビュー作(?)の「等高線」から「陸前高田」まで結構作品の幅は広いように思う。


対談は夜なので銀座へ行き、みゆき座で「戦場にかける橋」を観る。
午前十時の映画祭のラインナップを目にしたときに、ぜひこれは観たいと思った作品だ。
なんといってもアレック・ギネス演じるイギリス軍のニコルソン大佐がいい。
イギリス軍の将校というだけでそれなりの階級の出身ということが想像できるし、それにふさわしい態度だ。勇気、名誉、誇りというものを最も重んじている。
しかし、最後に発破の導火線を見つけ、それが意味することに気付いて大いに困惑する。
その戸惑いは、自分がこれまで最も大事にしてきたものが戦争という強固な現実によってなし崩しにされてしまう、ということだったと思う。


畠山直哉×池澤夏樹の対談は最前列真正面で聴く。
自然は無関心、これは池澤さんが成層圏の空の美しさについて話したときの言葉。
自然が美しいのか? 人間の眼がそうなっているのか?
3.11について、池澤さんは理解のしようのないことであり、センチメンタルになりそれを自分に許すようになった、とのこと。
畠山さんは、怒りっぽくなった、フェアじゃない、とも。
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by pprivateeye | 2011-10-25 23:23 | 映画 | Comments(0)

「生活感」

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カロタイプで講評講座。
テスト前の一夜漬けのようにプリントしたものを見てもらう。
このところ3年くらい前からのネガからセレクトしてプリントしたものを見てもらっているのだが、撮ったときは異なっていても現在の目でセレクトしているので大きな違いは出てこないようだ。
白岡さんはよく「生活感」という言葉を使う。写真には「生活感」が必要だと。
ここで言われている「生活感」とは、いわゆる日常感ではないと解釈している。
単に機械的に、それこそ犬の首にカメラをぶら下げて自動的にシャッターを切ったような写真ではなく、撮影した人そのものが感じられるようなもの、ということだと思う。
それは個性であり、オリジナリティであり、その人独自の在り方、つまり、他の誰でもない唯一あなたが撮っているということが、直接にしろ暗示的にしろ写真に表れているのが理想的、というふうに自分では思っている。
その他によく話すことに、「イメージ、気分で撮らない」という言葉がある。
それは、写真を撮るとき一番大切なことはモノをきちんと見ること、というふうにも言い換えられる。
形をよく見るということはピントをよく見るということであり、それは見たいもの、見せたいものをしっかりと自覚することでもある。
昨日は「リアリスティックに見る」とも言っていた。

メモ
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by pprivateeye | 2011-10-23 23:23 | Comments(2)

一夜漬け

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今日の夜はカロタイプで講評講座。
しばらくプリントを見てもらっていなかったので、昨日の夕方から今朝までプリント。
水洗バットの前に、前回見てもらったうちで濃度・コントラストがOKなものを張り付けて見本にする。
最初のうちはテストピースもていねいに現像するのだが、そのうちベタを見てさっきのがこうだからこれはこのくらいかなと、直接プリントをするようになる。
ネガの調子が同じくらいならこのほうが数がこなせるのだが、外してしまうと大変だ。ボツカットの山ができてしまう。
ところがそのせいか、フィルターを変えたとき露光時間が同じだと濃度が違ってくるのだが、それは0.5号につき2割程度露光時間を加減すれば大きく外すこともないと気付いた。
さらに長時間やっているとその見当も外すことが多くなり、他の単純なミスもやり始める。
こうなったら頑張ってもしかたがないので、ここで終了となる。
今回は足掛け12時間、休み休みだったので約8時間暗室作業をやったぜ。
しかし、こんなテスト前の一夜漬けみたいなことでいいのか。
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by pprivateeye | 2011-10-23 06:30 | Comments(0)

手帳は小さな頃から好きだった。

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大手町のキンコーズで久しぶりにプリントアウトしてから丸善oazo店へ。
まず来年の手帳を購入。手帳は自分の誕生日合わせて買うようにしている。
いま使っているものと同じだ。ただしそのまま使うのではなく、若干カスタマイズをする。
手帳はマンスリーのページを広げて机上に置いている。これがそのままカレンダーになる。
以前は卓上カレンダーを別に購入していたが、同じことを両方に書き込まなければならないのは納得がいかず、手帳のマンスリーがそのまま卓上カレンダーとうわけだ。
ちなみにマンスリー、ウィークリーとも月曜始まりだ。
カバーは外して、別のカバーにコクヨのA6判のノート一緒に挟みこんでいる。
これで予定、日誌、メモがひとつになる。
カバーには他に四つ折りにした諸々のデータ類なども入れている。
ところで誕生日のプレゼントをもらうあてもないので、岩波文庫の『ドン・キホーテ』前篇3冊後篇3冊を購入した。
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by pprivateeye | 2011-10-21 20:44 | Comments(0)

プロの仕事

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◆吉原かおり写真展「#3」、TAP Gallery
カラーの大きなプリント。ロール紙と、2×3mくらいのプリント。
自伝的な印象の強いこのシリーズ、3回目にセルフポートレートとなった。DMも含めて全部かな。
撮影は三脚とセルフタイマー使用か。


◆渡辺英明×下平竜矢「The Historic Future 7.23 川崎」、TOTEM POLE PHOTO GALLERY
渡辺さんはカラーで、それも濃い色だ。印象はモノクロに近いものがある。
ただ、赤い色が入ってくるとその箇所だけ飛び出しているように見える。
カラー作品といえばハイライト基準の淡い色のものが多いだけに新鮮だった。
下平さんは前回の真鶴よりもやや濃いめのプリント。
この二人展はゲストは一回限りだが、下平さんは毎週計4回の展示だけに結構きついと思う。


◆飯田鉄写真展「KAMERA」、CROSSROAD GALLERY
これまでに飯田さんが撮影してきたカメラのポラロイドの作品。
見ていくうちに思わず頬が緩んでくる。
飯田さんのカメラへの愛が感じられるようだ。それでいてカメラ以外の付属品にも徹底したこだわりがあり、これぞプロの仕事という感じだ。
ポラのためか金属の光沢が輝いているにも関わらずカメラが柔らかく見える。


◆塚田信之写真展「静かな雑踏Ⅲ」、ギャラリー蒼穹舎
このシリーズは3回目でありセレクトの段階から目にしているせいなのか、タイトルからすれば人物が主役のはずなのだが今回は建物が気になった。
6×7の中判だがきっちりと構えて撮っているのではなくスナップ撮影をしているのだろう、画面が傾いているものが多い。また、手前の建物がシャドーになっていたりすることなどから建物に目がいってしまったのかもしれない。
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by pprivateeye | 2011-10-18 22:57 | Comments(0)

<午前十時の映画祭>

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みゆき座で「大脱走」を観る。
有名人気作品だけにいつもより観客が多かった。帰り際に年配の女性が映画館の人に「面白かったです」と言っていたのが聞こえてきた。
「荒野の七人」を監督したジョン・スタージェスがここでも監督をしており、そのときの出演者スティーヴ・マックィーン、チャールズ・ブロンソン・ジェームズ・コバーンを起用している。
どちらの映画も三人の演技は似ている。マックィーンがやや一匹狼的性格が強くなっているか。
ブロンソンは耐える感じある、コバーンは飄々としている。
映画が面白いのはいろんなメタファーがあるからだろう。それは何かの象徴だったり、リスペクトだったりする。
この映画ではマックィーンがボールを壁にぶつける音で終わっているが、それは自由を諦めない不屈の姿勢を示しているようだ。



◆アナトリー・チェルカソフ写真展「自然における私の居場所」、銀座ニコンサロン
作者はウクライナの著名な農業経済学者のらしい。
作品はプラチナ・プリントによるウクライナの自然。
大全紙サイズの大きなものもある。デジタルでネガを作成したのだろうか。
また、薬品を塗布した刷毛の跡が見られず、これはマスクを使って塗ったのだろうか。
いずれにせよ、これまで見たプラチナ・プリントの写真ではその数も大きさも一番だ。
しかし、プラチナ・プリントに魅かれることはあまりないなあ。
その理由としては、プリントの色がセピア調になるため、印象が郷愁とか追憶といったものになってしまう。また、諧調が豊かとはいうものの、そこから鋭さを感じることはない。
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by pprivateeye | 2011-10-17 23:58 | 映画 | Comments(0)

大と小

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◆石川直樹写真展「8848」、SCAI THE BATHHOUSE
エベレスト登頂のドキュメンタリーという印象を強く感じた。
作者自身が撮影した登頂時のビデオ映像があり、その映像と写真に大きな違いが見られないためだ。
それでも奥正面の3点の大きなエベレストには圧倒される。
黒く落ちた空は、まさにこれが宇宙の色だ。
このギャラリーは天井が高いのでサイズの大きな作品が合う。


◆弓田純大写真展「エルシー・シンドローム」、ギャラリー冬青
ポラロイドで撮影し、それをスキャンし、デジタルでネガをつくり、C-Typeプリントしたもの。
カラー(3×3inch)が88点、モノクロ(8.5×10cm)が12点。
作者はこれまでフィルムで撮影し、デジタルでいくつものイメージを重ねて作品を作っている。
ブック2冊を見ると、そのイメージが次第にシンプルなものに変わってきているのがわかる。
といってモノを撮るのではなく、あくまでも作者の中にイメージがあり、それをどう表すかということのようだ。世界は素材に過ぎない、ということか。
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by pprivateeye | 2011-10-14 23:23 | Comments(0)
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写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye
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