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カテゴリ:映画( 156 )

『言語ジャック』と「家族の肖像」

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2017年3月17日(金)

昨年、四元康祐という現代詩の詩人を知った。詩集『言語ジャック』に「名詞で読む世界の名詩」という作品がある。こんなふうに始まる。
秋 夜 彼方 小石 河原 陽 珪石 個体 粉末 音 蝶 影 河床 水
(中原中也「ひとつのメルヘン」)

蠅 時 部屋 静けさ 空 嵐 目 涙 息 攻撃 王 形見 遺言 部分 署名 羽音 光 窓
(エミリー・ディキンソン「蠅がうなるのが聞こえた――わたしが死ぬ時」亀井俊介訳)

心象 はがね あけび つる くも のばら やぶ 腐植 湿地 諂曲模様 正午 管楽 琥珀 かけら いかり にがさ 青さ 四月 気層 ひかり 底 唾 はぎしり おれ ひとり 修羅 風景 なみだ 雪 眼路 天 海 聖瑠璃 風 Zypressen 春 いちれつ 光素 脚並 天山 雪 綾 かげろう 波 偏光 まこと ことば 王髄 日輪 樹林 交響 碗 魯木 群落 枝 二重 喪神 森 梢 ひのき 草地 黄金 かたち けら 農夫 気圏 かなしみ 青ぞら つち 肺 みじん いちょう 火ばな
(宮沢賢治「春と修羅」)

あれ 何 永遠 太陽 海 見張り番 魂 夜 昼 世間 評判 方向 己れ 自由 サテン 燠 お前 義務 間 望み 徳 復活 祈り 忍耐 学問 責め苦 必定
(アルチュール・ランボー「永遠」宇佐見斉訳)

・・・・・・
この詩はこんな調子で28人の詩の名詞だけが引用されている。文節はなくても使われている名詞を見るだけでその詩の世界が浮かび上がってくるようだ。谷川俊太郎とは異なった形で言葉に関わっていることが面白くて気持ちがいい。

この詩集を思潮社のサイトで注文したのだがついでだし直接買いに行こうと思った。が、所在地の番地を間違えてしまい、東西線神楽坂駅で降りてしまった。一度はあるビルに入ったのだがそれらしき会社の気配がない。改めて検索したら番地は1-17ではなく1-7だった。そしてそこは凸版印刷の側だった。その近くでまたウロウロしていたら声をかけてくる男性がいて、それが思潮社の人だった。約束の時間に来ないのでわざわざ路上まで出てこられたようだ。さらに支払いのときには消費税までサービスしてもらった。たぶんおつりが面倒だったのだと思う。ちらっと見えた室内は本の山で外にまであふれそうで、なんかいい感じのする空間だった。

せっかくなので向かいの凸版印刷の印刷博物館を見学する。1Fの入場無料の展示だけ見る。凸版文久体という新しい書体を作る過程が展示されていた。ブックデザイナーの祖父江慎の校正とかも見られて面白かった。で、完成した書体が上の写真。凸版文久見出しゴシックEBというもの。

このあと神保町の岩波ホールへ。ヴィスコンティ「家族の肖像」を観る。始まった回の次の時間だったので整理券番号は№1だった。実はこの映画館は初めてだ。ちょっと料金が高い、というか割引率が小さい。ヴィスコンティは「山猫」を観て以来のファンだ。どちらもバート・ランカスターが主演を務めているが、印象は対照的だった。「山猫」での公爵は没落していく貴族階級の中でも背筋を伸ばしているが、「家族の肖像」での教授は世間からドロップアウトして自分だけの狭い世界に生きている。その教授に父と息子、そして同性愛的な関係をうかがわせた青年がヘルムート・バーガーで、最初はガサツな人物に思えたのが次第にその知性と危ない政治思想を見せてきて、教授との関係が強くなっていく。いいなあと思っていたら、この人は「ルートヴィヒ」を演じた人だった。しかもヴィスコンティはトーマス・マン「魔の山」の映画化も企画しており、その主役ハンス・カストルプにヘルムート・バーガーを予定したという記事を読んで、観たい!と思ったのだった。





  


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by pprivateeye | 2017-03-21 01:53 | 映画 | Comments(0)

初K's cinema

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2017年2月7日(火)

新宿三丁目にある航海屋というラーメン屋さんに行く。FBにあがっていた写真を見て感想を述べたら、ぜひ召し上がってくださいとの返事があったので、Google Mapに店の名前を入れただけで検索して行ってみた。なんだ以前一度来たことがあるところじゃない。迷ったけどチャーシューメンを注文。スープはすっきりしていていい感じだが、肝心のチャーシューが薄くて物足りなかった。麺はややもっちりした感じ。

腹ごなしをしてから、初のK's cinemaへ。ここでもGoogle Mapにお世話になる。ビックロ裏の甲州街道寄りの飲食店などの多い界隈で、それなりに歩いたことのある場所だがすぐには見つからず。ここだよなあと上を見上げたらグレーのロゴが見えた。今回はデヴィッド・ボウイの「ジギー・スターダスト」が目当て。整理券方式で、4番目だった。

開演まで時間があるので、腕時計のベルト交換に紀伊國屋書店向かいのWATCH館へ行く。家でベルトが外れてしまい、どうしても一コマ見つからないのでやむなく新しいものにするのだが、メタルで22mmってほとんど選択肢がない。少し待って会計。で、このとき初めてこのWATCH館がLAOXになっていることに気付いた。以前はさくらやで、その後BICカメラだったのに。

さて、「ジギー・スターダスト」は15:00から上映。観客は20人くらいかな。左右前後の席に人がいなくてゆっくりと観れた。
映画は1973年7月3日、ロンドンのハマースミス・オデオンでのツアー最終公演の模様を撮影したもの。このコンサートでボウイは自身のバンドを解散させる。グラム・ロックを葬り去った、と言われているらしい。というのは、そもそもデヴィッド・ボウイの熱心なファンではないので、そのあたりの事情には疎い。実はビッグネームだがどうしても好みにはならなかった人が数名いる。デヴィッド・ボウイもそうだが、プリンス、マイケル・ジャクソン、マドンナ、ブルース・スプリングスティーンらがそうだ。グラム・ロックといえばT・Rexのほうが印象が強いが、ベスト・アルバムを1枚持っているくらいだ。ボウイは随分後に買った「ジギー・スターダスト The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars」だけ持っている。
劇場公開は18年ぶりとのことで、今回は全曲に歌詞の字幕が入っている。しかし、知っている曲がないので申し訳ないがワクワクすることはなかった。ファンではないのでステージよりも楽屋や開場前の外の状況のほうが興味深い。ハマースミス・オデオンにはマイルス・デイヴィスも出てたな、そのブートレグも持っているはずだぞ、などと思いながら見ていた。
でもデヴィッド・ボウイには関心があるので、ドキュメンタリー映画の「デヴィッド・ボウイ・イズ」は観たし、K's cinemaのロビーには「戦場のメリークリスマス」のスチール写真や、いろいろなポスターなどが掲示されていて楽しく見ていた。この上の写真もそうだ。撮影は鋤田正義さんじゃなかったかな。






  
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by pprivateeye | 2017-02-09 00:27 | 映画 | Comments(0)

毎月1日は映画ファンサービスデー@早稲田松竹

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2017年2月1日(水)

毎月1日は映画ファンサービスデーで大抵の映画館は割引になる。早稲田松竹は通常1300円が800円に。ということもあるのか、上映作品がいいのか、ほぼ満席に近い状態だった。2本立てなので、その2本目が終わったときにはロビーから外まで次回待ちの行列ができていた。

・「ハドソン川の奇跡」(2016年、米国)
原題:Sully
監督・製作:クリント・イーストウッド
出演:トム・ハンクス、アーロン・エッカート
ニューヨークには一度しか行ったことがないが強い印象が残っている。しかもそのときは寒波のせいでイーストリバーだけでなくハドソン川も凍っていた。まだツインタワーが健在のときだ。
そして、旅客機がハドソン川に不時着したというニュースも見ている。
今回の映画はその実話に基づいたものだが、一番良かったのはトム・ハンクスの表情だった。全員の命を救い英雄になったときも、国家運輸安全委員会から嫌疑をかけられたときも、いつも笑顔は見られなかった。当然といえばそれまでだが、苦笑いすらなく、そのことが映画全体の緊張感を保っていたように思う。飛行機の操縦を習っている若い頃の回想のシーンでは、教官からいつも笑顔でいることだと言われているだけに、現在の無表情に近い厳しい表情が際立つ。最後の最後に一瞬だけようやく笑った横顔が見られる。
イーストウッド、このとき86歳だって。スゴイ!

・「イレブン・ミニッツ」(2015年、ポーランド)
原題:11 Minutes
監督・製作・脚本:イエジー・スコリモフスキ
ある都会の中で別々9つのストーリーが進んでいき、最後、11分後に一つになる。バラバラのものが最後にまとまった形になるという構成は、たぶんこれまでにも小説を始めいろいろと作品はあったと思う。この映画が新しいのはいろんな視点を取り入れていることだろう。スマホのカメラ、監視カメラ、CG、ローアングル(犬の目線が面白い)、俯瞰、スローモーション、etc. そして別々のストーリー自体もシリアスな内容となっており、そのこと自体には説明は一切ない。バイクや飛行機の爆音、救急車のサイレンなど都会のノイズとも併せて緊張感のある展開となっている。
全然知らない監督で、11分間の物語という以外に前知識はなかったが、なかなか楽しませてくれる内容だ。
最後の、監視カメラの画像のシーン、カメラがどんどん引いていき画像はどんどん増えていき、ついには砂嵐(TVのノイズ)となってしまうのは、現代の都市の怖さを垣間見せているようだ。





   
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by pprivateeye | 2017-02-02 00:46 | 映画 | Comments(0)

映画の週

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1/10(火)
早稲田松竹でヴィム・ヴェンダース監督「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」

1/11(水)
新宿シネマカリテで「ヒッチコック/トリュフォー」
新宿武蔵野館でルキノ・ヴィスコンティ監督「郵便配達は二度ベルを鳴らす」

1/13(木)
TOHOシネマズシャンテで「MILES AHEAD」



『定本 ヒッチコック 映画術 トリュフォー』を読まなくっちゃ。

定本 映画術 ヒッチコック トリュフォー

アルフレッド・ヒッチコック、フランソワ・トリュフォー / 晶文社





  

  
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by pprivateeye | 2017-01-14 23:30 | 映画 | Comments(0)

メモ

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2016年11月13日(日)

シネマヴェーラ渋谷で「無防備都市」と「ウンベルトD」を観る。ネオリアリスモ特集


「無防備都市」、1945年、イタリア、103分、モノクロ
原題:Roma, Citta, Aperta
監督:ロベルト・ロッセリーニ
出演:アルド・ファウリーツィ、アンナ・マニーニャ、マルチェロ・パリエーロ

「ウンベルトD」、1952年、イタリア、89分、モノクロ
原題:Umberto D
監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
出演:カルロ・バティスティ、マリア・ビア・カジリオ、リナ・ジェナリ





  
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by pprivateeye | 2016-11-14 01:59 | 映画 | Comments(0)

「木靴の樹」、「聖なる酔っぱらいの伝説」

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2016年11月6日(日)

早稲田松竹で「木靴の樹」と「聖なる酔っぱらいの伝説」を観る。エルマンノ・オルミ監督特集。

「木靴の樹」、1978年、イタリア
20世紀初めの農民の貧困生活が描かれている。オープニングの場面、神父が教会で農民夫婦に息子を学校に通わせるように話す。父親は反対したものの、渋々受け入れたようで、夫婦は自分の家まで歩いて帰る。その道程は意外と長く、道は泥でぬかるみ、馬車のわだちがついている。家の中に入って父親が再び、息子が学校に行くなんてとつぶやく。教会から家に帰っても母親は一言も口をきいていない。これだけで映画全体を象徴しているようだ。映画のストーリーは特別なことは何もない。農民の貧しい生活の日々が描かれるだけだ。
一番動きのあった場面は馬の蹄のところに金貨を隠していたのにそれがなくなってしまい馬に八つ当たりしたら、馬が怒って部屋の中まで追いかけてくるシーンだ。
タイトルは、息子の木靴が割れたので道沿いの樹をこっそりと切って新たに木靴をつくるところからきている。それが後日、地主にわかってしまい、その一家は住んでいる家(地主所有の集合住宅で4家族が住んでいる)を追われてしまう。このシーンも淡々と描かれている。農民は地主に絶対服従で、不条理といってもいいような状況だ。周りの家族も窓越しに眺めるだけで何一つ声を発していない。

「聖なる酔っぱらいの伝説」、1988年、イタリア
まず都市がよくわからなかった。ブーローニュの森へ行くシーンがあるのでパリだったんだとわかる。しかし、他は一切推測するようなものがないので、どこかわからない都市ということ自体が映画を夢の中のような幻想的なものに思わせてしまう。
主人公アンドレアスがワインを飲み続けているのを見て、自分も飲みたくなってくる。彼は宿無しだが自尊心はあるものの欲はない酔っぱらいだ。映画は説明がないのがいい。視線(カメラ)の動きだけで語っている。言葉はその場の会話だけ。両親と別れた場面の回想は何度も出てくるが、そこでも言葉は一切ない。また、主人公がつらいとか苦しいとかいった表情を浮かべないのもいい。時間が経つほど沁みてくる映画だ。ヨゼフ・ロートの原作が読みたくなった。





  
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by pprivateeye | 2016-11-12 08:59 | 映画 | Comments(0)

「ザ・ビートルズ EIGHT DAYS WEEK The Touring Years」

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2016年11月1日(火)

ヒューマントラストシネマ有楽町で「ザ・ビートルズ EIGHT DAYS WEEK The Touring Years」を観る。
タイトルにあるようにツアー中心のドキュメンタリー。公演中の歌がきっちり聴こえるのはレコードからのものだろうか。リンゴ・スターのドラムは思っていたよりも激しかった。ちょっとF1のダニエル・リカルドを似ている。ポール・マッカートニーはセバスチャン・ベッテルを連想した。日本公演は右翼が来日を反対するシーンが中心。赤尾敏の演説シーンがチラッと映っていた。いろいろ言われたりしていたがマネージャーとしてのブライアン・エプスタイン、プロデューサーとしてのジョージ・マーティンの功績はすごく大きかったようだ。最後にオマケで1965年8月15日、米国NYのシェア・スタジアムでもライブが30分に編集されている。ジョージ・ハリソンがソロを取っているのにカメラは別のところに向いている。60年代の音楽映像の中でも最高の技術で撮影されたらしいが、このころはまだギターソロに耳を傾けるということがほとんどなかったことを思わせる。


・阿部祐己写真展「霧のあと」、銀座ニコンサロン
霧ヶ峰の、人の手の入った自然を撮影。山焼き、神事、取り残された建築物など。最初、山焼きの場面の写真は他と違うなあと思いながら見ていた。しかし、自然と人とのせめぎあい、その象徴として山焼きだなと思い至った。タイトルからロマンティックなものを連想するが、霧は何も見えなくしてしまうもののそれが晴れた後に残るものは果たして何か、といった長い時間のスパンが背景にあるようだ。
フォトセミナーに出席。「阿部祐己×小原真史」。小原さんは「カメラになった男―写真家中平卓馬」を撮った監督だ。静かな口調だがその意見は結構奥深く、説得力があった。石川直樹の富士山の作品はもっと過去の写真を勉強しろと辛辣だったw





  
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by pprivateeye | 2016-11-12 06:59 | 映画 | Comments(0)

「Hitting the Apex」

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2016年10月29日(土)

ヒューマントラストシネマ渋谷で「ヒッティング・ジ・エイペックス」を観る。
MotoGPの現役トップライダー4人を中心としたドキュメンタリー。といっても彼らの速さを見ることが中心となっている。取り上げられているのは、
 バレンティーノ・ロッシ
 ホルヘ・ロレンソ
 マルク・マルケス
 ダニ・ペドロサ
 ケーシー・ストーナー
 マルコ・シモンチェリ
いずれも若い頃から速かったライダーだが、映画では「若さ=速さ=転倒」という捉え方で映像も転倒シーンが多い。先輩ライダーが
若手は危険だというのは、転倒の多いライダーは周りもそれに引き込む可能性があるからだ。だからみんなトップカテゴリーに上がったときには同じようなことを言われていたし、彼らも後から来たライダーには同じことを言っている。
この6人のうちマルコ・シモンチェリが2011年マレーシアGPのレース中の転倒で亡くなった。転倒したときに後続のバイクに接触したためだ。普通は転倒すればそれまでの勢いでコース外に飛ばされるのだが、このときは不幸にもコース内側に滑ってきてしまった。ヘルメットが脱げてしまうほどの衝撃だった。若手の中でも期待が大きかっただけにその喪失感も大きく、ミサノのサーキットは「ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ」と改名している。
しかし、何と言ってもバレンティーノ・ロッシのすごさには驚く。詳しくはウィキペディアを見てね。イタリアのファンがスポーツバーで彼のレース展開に一喜一憂しながら応援しているシーンが出てくる。ロッシはTVカメラに向かって必ずといっていいほど笑顔で応えることが多いが、それはこんなファンに向けてのお礼でもあるんだなと気付かされた。






  
 
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by pprivateeye | 2016-11-12 05:59 | 映画 | Comments(0)

ケイト・ブランシェットと、ボブ・ディラン

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2016年10月17日(月)

早稲田松竹で「キャロル」「アイム・ノット・ゼア」を観る。トッド・ヘインズ監督特集ということらしいが知らない人だw 二作品とも以前に一度観たことがある。「キャロル」が今年3月に、「アイム・ノット・ゼア」は2008年5月だ。しかも、今日は「アイム・ノット・ゼア」を二回観た(^^) 「キャロル」の主演はケイト・ブランシェット。ウディ・アレン監督「ブルージャスミン」でアカデミー主演女優賞を獲得している(この映画も観ている)。そして「アイム・ノット・ゼア」のクレジットにも彼女の名前があったので二回目は注意していたのだがどこに出ていたのかわからなかった。帰るときにポスターを見て驚いた。なんと最もボブ・ディランらしい姿で時間も一番長い。ほとんどサングラスをかけていたのでわからなかったわけだ。ところでこの上演が始まる前にディランのノーベル文学賞受賞が決まったのだが、映画にはあまり関係がなかったようだ。今回、映画の中で印象に残った曲は「ハッティ・キャロルの寂しい死」と「やせっぽちのバラード」だな。

「ハッティ・キャロルの寂しい死」


「やせっぽちのバラード」

この映像は「アイム・ノット・ゼア」から。

こっちは本物。 

Martin Scorsese "No direction home" より。





 
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by pprivateeye | 2016-11-02 01:13 | 映画 | Comments(0)

一週間後、クー。

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2016年8月31日(水)

・江成常夫写真展「多摩川 1970-1974」、銀座ニコンサロン
・藤本篤史写真展「カーテンコール」、新宿ニコンサロン juna21
・柴田大輔写真展「Voces de Nuestra ~故郷の声 コロンビア先住民族」、新宿ニコンサロン juna21


新宿シネマカリテで「不思議惑星キン・ザ・ザ」を観る。今回はネット予約して行った。やはり今回も満席だったようだ。1986年にソ連で制作された映画だが、スッキリしていたというのが全般的な印象だ。ボタンひとつでまったく別の惑星にテレポートしてしまうところなどキレがいい。見かけは不格好だがなかなかハイテクな飛行体なども素晴らしい。かと思えばマッチの先の燃焼部分(リンだっけ?)が貴重だったりする。水をもらうためにマッチを渡したはいいがさっさと逃げてしまうヤツらがいたり、砂漠の乗り物をに同乗させたがその車を押してくれと言って逃げてしまったり、意外とセコイところも。人種による階級的な支配も描いているが、何かのメッセージを示しているわけではないのでそれが鼻につかない。終盤、地球に戻れそうになったところで少しカッコいい行動に出る場面もある。




   




 
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by pprivateeye | 2016-09-16 02:24 | 映画 | Comments(0)