Private Eye

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2017年 10月 19日 ( 1 )

近づいて見る、離れて見る。

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2017年10月11日(水)

・山田宏一写真展「ジャック・ドゥミの撮影風景」、GALLERY mestalla
ジャック・ドゥミはヌーヴェルヴァーグの映画監督。「シェルブールの雨傘」の監督だ。今回の写真展は映画評論家山田宏一が「ロシュフォールの恋人たち」のロケ現場を撮影したもの。一目見てトリュフォーの映画「映画に愛をこめて/アメリカの夜」を思い出した。映画撮影現場を映画に撮るという内容とよく似ている。いわばメタ映画的で楽しい。

・「ゼラチンシルバー東京 中藤毅彦・元田敬三ゼミ修了展」、ギャラリー・ニエプス
 後期:岡崎牧人、今野聡、山野宏、道川峰久草
前期と合わせて、同じ路上スナップでもずいぶんと異なるものだなと思った。今回は道川さんの作品がお気に入り。スナップだけれどきちんとカメラを構え、場合によっては視線の位置を低くして被写体に向き合っているのがよかった。本人は現像ミスのネガもあってと恐縮していたが、最近はそんなことも含めて写真だなと思っているので気にしないですよと応えた。

・竹内真幸写真展「結界」、Place M
やはりモノクロのスナップ作品。作者は、表層的な都市構造のレイヤーの下にまだ新たな世界の気配を感じているようだが、そうするとタイトルが少しおかしいと思った。結界とは一言でいえば境界線のことだから、その向こうの世界を表わしているわけではない。そんなことからいまひとつ作品に入り込めなかった。

・佐藤圭司写真展「忍路(おしょろ)の景色」、RED Photo gallery
忍路(おしょろ)は小樽市の地名。冬の海岸の面した場所をカラーで撮影。きれいな写真だが、小屋があって海岸線が見えて雪が吹雪いているといった、どこかで見たことのあるような風景だった。そんななか二点ほどいいなと思った作品があった。道路のすぐ向こうは海という場所にバス停があり、背景は一応青空が見えている。しかし、画面左側は暗くなりつつあり、嵐が近づいている気配だ。もう一点はその作品の向かい側の壁に展示されていたもので、海岸線の上は海で雪が大量に舞っている。まるで星空を見ているようだった。

・塚田信之写真展「静かな雑踏Ⅸ」、蒼穹舎
近くに来たこともあって再び訪れた。最初のときほど印画紙の違いは感じなかったが、全体としての固まり、まとまりが伝わってきた。少し離れて一つの壁あるいは複数枚をまとめて見ると、個々の作品をじっくりと見ているときとは別のものが見えてきたりして面白い。




  




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by pprivateeye | 2017-10-19 01:54 | Comments(0)