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同時代性ということ

音楽とかマンガとかは同時代に経験したもの以外はなかなか親しくなれない。
音楽に絞って考えると、10代の頃聴いていたポピュラー音楽(いわゆる歌謡曲とかフォークといったものね、ロックも含めてもいいかもしれない)がいまでも好きな音楽の中心にある。
新しく聴くにしてもその中心から芋蔓式というか、関連のあるものに範囲を広げていくくらいだ。たとえばこれから浜崎あゆみを聴いていこうとは思わない。
感受性の強い10代、特に中学生くらいのときのこういった経験というのは大変重要だなと思う。
ところがジャズとかクラシックはその法則外にあるようだ。
現在のアルバムも30年前に録音されたものでも同じように接することができる。これは大人になってから聴き始めたということがあるかもしれない。

で、なぜこんなことを書いたのかというと、最近よく聴いているエレクトリック・マイルスではモントルーでのライブが気に入っていて、特に1985年の録音を繰り返し聴いている。つまり20年以上前のものだ。
あるいは、吉田拓郎の大ファンなのだが、その好きな曲「落陽」は「ライブ '73」というアルバムに入っている。35年も前になる。しかし、「落陽」を聴くたびについこの間のことのように思えてくるのだ。
by pprivateeye | 2008-11-05 21:49

写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye