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コニカミノルタ・プラザ

Gallery B 海野未来雄「MARGINAL LAND」
初日、夕方、見に行く。たまたま海野さんがいなかった。芳名帳を見せてもらったら師匠をはじめ知った名前がずらり。一度、一番先に名前を記入してみたいと思っている。
キャプションから丁寧に見ていく。ずいぶんモンゴルにこだわったキャプションだと思った。撮っているテーマについて聞かされているので、モンゴルという場所性を排除するのかと思いきや、その逆の内容だった。あるいはこれがモンゴルへの惜別の言葉なのかもしれない。
1枚目の作品を見た瞬間、ああ、写真集よりプリントのほうがいいなと思った。
写真集は一冊でひとつの作品であり、そのなかの写真は部分である。一方、プリントはそれひとつで作品となる。また、モノとしての存在感は写真集が本というモノなのに対して、プリントのほうが写真というモノ性が強い。といったことが理由か。
水平線が写っている作品が何点かあって、それは自分のシリーズに欲しいと思ったりする。
トークショーのときに話していた小さなサプライズは、火星の風景でした。まるでSF映画の一シーンのよう。

Gallery A 永井朋子「Interlude -街の幕間-」
35㎜で撮られたモノクロ・プリント。
レンズは24㎜から50㎜を使っているらしいが、女性が広角レンズを使うのが案外珍しいような気がする。
撮っている目線の位置が低いので、小柄な人を想像していたが、そうじゃなかった。
街の中のハプニング的なもの、面白いもの、目を引くものを撮ってる。

Gallery C 秋山由樹「新琉歌Ⅲ 沖縄島」
カラ-ネガ・プリント。ブローニーのいろいろなフォーマットで撮っているが、トリミングしてプリントサイズを統一しているらしい。
なぜかピントが合っていないのが多く、その内容からもPhat PHOTOの男性版かと思った。
ベースになる作者の気持ち、考え、思想というものが摑めなくて、よくわからなかった。この写真がなぜ沖縄なのかということについて、自分なりの答えが見出せなかった。
by pprivateeye | 2007-04-11 23:41

写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye