視線
2007年 02月 22日
このギャラリーは日本橋小舟町にあるのだが、周りは問屋が多くて場違いな感じがする。以前にも一度入ったことがあるが、確かそのときの話ではどこかの企業がやっているらしい。
さて、今回の展示、タイトルに偽りなし。半切くらいの大きさのプリントが壁にぎっしりと貼られている。枚数を数えると208枚。複数で写っているから200人以上の人間がこちらを見ている。
そう、ポートレートの基本通り、写された人たちはしっかりとカメラに視線を合わせている。
その数に圧倒されるのだが、意外と視線は優しい。撮影者が女性ということもあるだろうし、午前5時という夜ではなく朝の時間が人を素にしているのだと思う。
カメラを持った人も何人か写っているのだが、三脚に大判カメラをセットした人までいて、突っ込みたくなる。