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今年もグループ展ふたつ

2019年7月31日(水)

暑い日のなか、夏の甲子園のように定期的に開催されているグループ展に出掛けた。


◆東京8×10組合連合会「TOKYO 8×10 EXHIBITION 2019」、江東区文化センター
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この会場で開催されている模様を過去のブログで書いていたなと思い出したので探してみた。
今年の写真も前回を踏襲しましたw 今回の展示でよかったのは満丸さんの家族のポートレートだ。たぶん写真家深瀬昌久の作品を強く意識されていると思う。白バックで家族がしっかりとカメラに正対しているというのは、これほど強い写真はないと思う。会頭の谷さんは初心に帰るということで最初期の8×10の作品を展示。どれも見たことのあるものなのだが、そのなかで自分の記憶がすっかり変わっていたのが東京タワーを撮ったものだった。東京タワーを撮った一連のシリーズのなかで好きなものなのだが、ビルの狭い隙間から見える東京タワーが記憶のなかではカラーになっていた。だからモノクロの展示を見て、ああ、カラーの他にモノクロも撮っていたんだと思ったくらいだ。もちろん、谷さんは最初からモノクロです、とのこと。



◆monochrome ⅩⅨ「Fine Art」、gallery E&M 西麻布
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タイトルはFine Artだが静物やファッションが並ぶようなよくある展示ではなかった。被写体はポートレートから風景、ドキュメンタリなものまで、作者の個性の強い作品ばかりだ。そのなかで気に入ったのが竹内さんの車のライトに照らしだされた二人の影の作品。実はこの作品は別のテーマのときにも小さいサイズだが展示されていた。やはりそのときもいいと思った。他にはHASEOさんの、ロングドレスの女性が背をそらせている作品だな。これぞFine Artというような作品で、ドレスの光りの当った箇所の美しさには目を奪われる。











by pprivateeye | 2019-07-31 23:23

写真について、極私的な、 あれやこれや


by pprivateeye