2019年7月8日(月)
〈午前十時の映画祭〉「日本のいちばん長い日」観ました。大戦後70余年の平和の源流と言っていいと思う。前半で、お前たちの純粋な思い云々というセリフがあったが、いやそうじゃなくって単純な思考だろうと思った。次は東京に原爆が落とされるかもしれないとは考えなかったのかね。黒沢年男が演じた畑中少佐の目や表情が日本軍の感情的な部分を的確に表している。
これはSNSに投稿した文章だが、いつもの反応と微妙に違ったのが興味深い。
監督は岡本喜八。筒井康隆の原作「ジャズ大名」を撮った人なんだよね。ウィキペディアによると、戦争批判・明治維新批判をライフテーマとして掲げ続けた。この映画で最後に「この戦争で300万人が死んだ」という文言を加えることに固執したらしい。また、亡くなる直前まで山田風太郎作の『幻燈辻馬車』の映画化を構想し、配役は仲代達矢、真田広之、緒形拳ら、音楽は山下洋輔と決まり、シナリオを練っていた、とのこと。原作も配役も音楽も、これは実現してほしかったなあ。
Youtubeでこんなの見つけたので張り付けておきます。
町山智浩の映画塾!「日本のいちばん長い日」終戦特集
<予習編>
<復習編>